日よけ・シェードの効果

日よけはとっても効率的！

• 熱気はどこからやってくる？

  

  ほとんどの熱気は窓などの開口部から入ってきます。窓を開けているからではありません。上図の73％という数字は、窓を閉めているときの値です！

• 窓ガラスは熱を閉じ込める！

  

  光や熱線の約80％はガラスを透過し、室内の空気を暖めて住まいにとどまります。断熱構造の住宅であるほど暑くなる傾向があります。

• カーテンだけだと…

  

  屋内のカーテンで日差しを遮っても、カーテンが吸収した光や熱線は屋内へと広がります。カーテンの生地や色によりその比率はさまざまです。

• 屋外で遮断するのが効果的！

  

  一番効果的なのは、窓ガラスより外側で光や熱線を遮ることです。屋外の日よけが受けた熱は風で流れていきます。

日向と日陰の温度上昇実験

• 1.閉めきった住まいのモデルを作成

  

  プラスチック製の透明のフタがついたステンレスの入れ物に、水と温度計を入れたものを2つ用意しました。窓が大きな住まいを想像してください。

• 2.片方のモデルにシェードをつける

  

  プラスチックのフタから約1cm離れた位置にシェードのモデルをつけました。生地はキッチンペーパーです。もちろん本物の生地より遮熱効果は劣ります。

• 3.日中の日差しをあてる

  

  それぞれのモデルを日なたに置きます。地面からの輻射熱の影響を避けるために約15cmほど離れた位置に配置しました。設置場所は10時から17時まで日の当たる駐車場の一角。天候は快晴で最高気温31℃の真夏日でした。

• 結果.温度差は最大6℃！

  

  測定開始時間からの1時間ごとの温度変化は上図の通り。12時の時点で温度差はなんと6℃もありました。キッチンペーパーでこの差が出るのです。太陽が傾くと、シェードで覆えない部分が増えて、温度差は小さくなる傾向がみられました。

住まいが受ける紫外線の影響とは？

紫外線を浴びると人は日焼けします。人の肌の色は1年たてば戻りますが、家具や内装の色は戻りません。

• ヒノキ　無垢フローリング
  南側窓付近　約5年

  

  ヒノキの無着色フローリングは若干色が濃くなりました。色の薄い部分は絨毯に覆われていた部分です。人間と同じで日に当たった部分は色が濃くなりました。

• 絨毯
  南側窓付近　約3年

  

  絨毯の差は歴然！素材や色にもよりますが、まったく元の色とは変わっています！この絨毯の場合は、日焼けにより色が薄くなりました。

• 窓枠
  南側　約40年

  

  カーテンより外側にある窓枠は塗装がすべて剥がれ落ち、完全に古材と化しています。この状態になると再塗装するにも手間がかかります。

• 自転車
  約4年

  

  特に暖色系の色は紫外線に弱いです。鮮やかだったショッキングピンクが優しい桜色の自転車に変わってしまいました。

気になる視線を遮るシェードとしても使える

日よけは基本的に光を通さないため、人の視線を遮るシェードとしても活用できます。

• オーニング

  

  オーニングの天幕を伸ばせば、垂直になるので目隠しとしても使用できます。天幕と前幕が別になっている商品もあります。

• ロールスクリーン

  

  風を通す素材のロールスクリーンは、オーニングほどの可視光遮断効果はありませんが、日中の生活の中で気になる視線は十分カットできます。

防水・はっ水効果の日よけ

基本的にオーニングははっ水加工が施されているため、雨除けとしても使用できます。

• 多目的オーニング

  

  濡れたものを雨の中、家にしまうのは大変ですね。赤ちゃんを抱っこしていればなおさらです。ベビーカーを外に置いたままにできれば玄関の中もスッキリです。

• オーニング

  

  小雨程度なら雨にぬれない風通しの良い場所に洗濯物を干したいですね。物干竿がついているので外干しができるようになります。

住まいの外観をオシャレに見せてくれる

オーニングやロールスクリーンをつけると住まいの雰囲気にアクセントができ、オシャレに見せる効果もあります。

• オーニング

  

  オーニングは住居につける日よけの中では、最もオシャレに住まいを変化させます。住まいをオシャレにするだけでなく、住む人のライフスタイルまでオシャレにしてしまいそうです。

• ロールスクリーン

  

  収納時はもちろんのこと、使用時でもスッキリしているため非常にスタイリッシュです。特にLIXILのスタイルシェードは、高級感があり豊富なカラーバリエーションで住まいにマッチします。