
和室をもっと過ごしやすく機能的に! 高機能障子紙とは?
和室に定番の障子は、古き良き日本の趣と調湿効果などを持ち合わせた窓インテリアです。しかし、破れやすい・汚れても水拭きができないなどデメリットもあります。そんなデメリットをカバーする高機能障子紙についてご紹介します。
障子の欠点とは?


昔の日本の家庭では年末になると障子の張り替えをしたものですが、和室が減っている近年では、その光景もあまり目にすることがなくなってしまいました。
障子紙は薄く破れやすいため、せっかく新しく張り替えたのに数カ月で穴が開いてしまうこともあります。
穴の部分に当て紙をして補修する方法もありますが、補修した部分だけ紙の色が目立ってしまい、インテリア的にはあまり芳しくありません。破れにくく丈夫な障子紙があればいいと思う方も多いでしょう。


障子は紙であることから、時間が経つにつれ黄ばみやシミが目立ってきます。
洗濯や水拭きができない障子は定期的に張り替えるしか方法がありませんが、時間がないため汚れたまま放置されている場合もあるでしょう。
このような障子の、「破れやすい」「黄ばみやシミができる」「定期的な張り替えが必要」などの欠点をカバーするのが高機能障子紙です。
快適な室温を保つ「サーモバリアNEO」


「サーモバリアNEO」は、積水化学がクラレと共同開発した高機能障子紙です。
新素材の障子紙は厚さが約1.5mmあり、一般的な障子紙に比べて破れにくさは5倍です。犬や猫の爪とぎやお子様のいたずらにも強いため、長くお使いいただけます。
また、夏の強い日差しを遮ることで、冷房効果をアップさせます。
一般的な障子の日射熱取得率が約46%であるのに対し、サーモバリアNEOは約35%、つまり遮熱率が65%という評価結果が出ています。室温で比較すると、約−1.6度の遮熱効果が期待されます。
冬季には断熱効果を発揮し、冷気の流入を防ぐ効果があります。暖房を止めてから、1時間後も暖かさをキープした結果が出ています。


遮熱効果と断熱効果の秘密は障子紙の構造にあります。
特殊繊維の不織布を使用することで、細密な繊維の隙間には空気がたっぷりと含まれ層ができます。
空気の層は、冷気や暖気を伝わりにくくするので、遮熱と断熱が可能になるのです。
紫外線カット85%、通気性14倍の高性能
有害な紫外線は、たとえ室内であっても複雑に乱反射して人体に悪影響を及ぼしたり、家具や畳を変色させます。サーモバリアNEOは紫外線を約85%カットしてくれる、人にも家にも優しい障子紙です。
障子紙が厚いことで透過性や通気性が気になるところですが、明るさも室内にしっかりと届けます。通気性は14倍、されに吸音性にも優れた機能満載の障子紙なのです。
高級感と機能性の両立「アリスタード」


ナプコインテリアからは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同開発した高機能障子紙「アリスタード」をラインナップしています。
素材に使用されている熱可塑性発泡ポリウレタンシートは、素材の中に含まれる無数の気泡が断熱性を上げ、室内の温度が逃げるのを融和します。
カーテンに多いポリエステル素材の保温効果率が1.8%であるのに対して、アリスタードは約10倍の18.7%です。紫外線は99%をカットし、耐光性もあるので障子シートの変色も抑制します。


アリスタードの最大の魅力は、水拭きが可能な点です。ちょっとした汚れは、サッとひと拭きで落とすことができるので、きれいな状態が長持ちします。
熱可塑性発泡ポリウレタンシートは、非常に薄くて軽量であることが特長です。
厚さはわずか0.225mmで、シートの断片を水に浮かべると長時間沈むことなく浮いています。専用の両面テープを使うので、張り替えも簡単ですね。
昔から日本の住まいで利用されてきた障子には、保温性や採光性などの利点がたくさんあります。
高機能障子紙は、障子の欠点をカバーしたり、利点をさらに向上させたりと、新しい次世代の障子として、現代の住まいで活躍すること間違いなしの障子紙と言えるでしょう。

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