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季節に合わせてカーテンを着替える。
という発想 -
カーテンにもメンテナンスは必要です。ずっと吊りっぱなしにしているとホコリの発生源にもなります。季節の変わり目にカーテンを掛け替え、洗濯して片付けるようにすると良いでしょう。思いきって色柄の違うものを吊るせば、部屋の印象もがらっと変わります。冷暖房の効率も、カーテン1つで大きく違います。お引越しやカーテンの買い替えなど、ぜひこの機会に省エネ、光熱費の節約について考え、季節に合わせてカーテンを選ぶのもオススメです。
Step1
お部屋のイメージを決める
- まず、作りたいお部屋をイメージしましょう
- カーテンを選ぶ前にまず作り出したい「お部屋のイメージ」を決めます。もちろん、カーテンの色を決めてからお部屋のイメージを考えてもOKです。現在のお部屋の雰囲気や、好みのテイストを書き出したり、インテリア雑誌で気に入った写真などをピックアップしてみるのも失敗しないカーテン選びにおすすめの方法です。
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ナチュラル
- 自然のやさしさやあたたかみが感じられる安らぎの空間イメージ。愛らしい草花のモチーフや、自然の素材感をもつカーテンが合います。カラーはベージュ系、グリーン系のカーテンが合わせやすくおすすめです。
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モダン
- 現代的で洗練されたオシャレでクールな空間イメージ。シャープな幾何模様や都会的な曲線デザイン、シンプルな無地カラーのカーテンを取り入れるのがポイント。モノトーンでまとめたり、北欧モダンやナチュラルモダンなど木の風合いを生かすインテリアも人気です。
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カジュアル
- 若々しくにぎやかさと楽しさあふれる新鮮な空間イメージ。子供部屋に取り入れたいテイストです。春の季節感をイメージしながらコーディネートしていくのがおすすめ。ホワイトをベースにカラフルな色使いや、遊び心あるデザインのカーテンを取り入れてみましょう。
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エレガンス
- 女性らしく華麗で上品な空間イメージ。フラワーモチーフや、やわらかい動きのあるデザインカーテンがぴったり。カラーはピンク系、パープル系がおすすめ。ホワイトやベージュ系のベースに光沢感をプラスしたり、グラデーションで変化ををつければより上品でエレガントな雰囲気に。
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和風
- 安らぎと落ち着きのある空間イメージ。優しい色合いでシンプルにコーディネートするのがポイント。畳のイメージに近い薄いグリーンや茶系など淡色のカーテンを選ぶとしっくり馴染みます。また、モノトーン系の色使いで小粋な和モダンや、ダークブラウンとバンブー小物でアジアンテイストにコーディネートするのもおすすめです。
Step2
カーテンの色を決める
- お部屋のイメージができたら次はカーテンの色選び
- オーダーカーテンは、サイズ、スタイルなど決めなければならないことがいくつかありますが、最も仕上がりイメージを左右するのが「色柄選び」です。例えば、大好きな「青」のカーテンを選ぶとして、ひと口に「青」と言っても、知的でモダンな濃紺から透明感あふれる水色までそのトーンは様々です。また、無地・花柄・リーフ柄・幾何学模様など柄によっても印象は全く異なります。
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レッド
- 暖色系の代表格として、元気や暖かさを与えてくれるのが「赤」系のカーテンです。赤には食欲を増進させ会話が弾む効果があるのでダイニングにおすすめの色です。暖かみを感じる色でもあるので寒々しい北向きのお部屋にも適しています。その反面、はっきりした「赤」には興奮作用があり疲れやすくなったり、落ち着かなくなったりすることがあるので、集中したい勉強部屋や書斎、リラックスしたい寝室には不向きといえるでしょう。
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ピンク
- 愛らしい「ピンク」は人の気持ちを和ませ、優しい心地よさを与えてくれます。また若返りの色と呼ばれ女性ホルモンのバランスを整え攻撃性を抑える働きがあります。その他に、ピンク色の効果として、幸せな気持ちになれる、安らぎに満ち足りた気分になる、愛情を求めるようになる、緊張を和らげる、血行を良くし肌の潤いを保つ、などがあり女性らしいお部屋づくりには欠かせない色といえるでしょう。
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イエロー
- 明るく元気、若々しく軽快なイメージを与えてくれるのが「イエロー」です。明るい気分になれる色であり乾いた感じをだしてくれるのでキッチンやサニタリーなどの水廻りに適した色といえるでしょう。少し白が混じったクリーム系は穏やかさが加わりソフトな印象に、オレンジ色が強くなるとより活発で健康的な印象になります。黄色は膨張色でもあるのでアクセントに使えばメリハリのあるインテリアになります。はっきりした黄色でなければ広範囲に取り入れやすく、モノトーン色で引締めるとより効果的です。
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グリーン
- 自然の木々や草花を思わせる「グリーン」は、くつろぎや安らぎを与えてくれる癒しの色。深緑は高貴な落ち着きを、ビビッドな黄緑は春に芽吹く新緑の若々しさを、渋い緑は静寂の中に爽やかさを醸し出します。グリーンのカーテンを取り入れるなら落ち着きたい寝室や書斎、くつろぎたいリビングにもおすすめ。温度を感じない中間色なのでインテリアに一番使いやすい色です。どんな色とも調和しやすいのでカーテンの色に迷ったら「グリーン」をチョイスするのが良いでしょう。
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ブルー
- 誠実さや清潔感、知的な雰囲気を醸し出す色、それが「ブルー」です。寒色系の代表格で興奮した神経を静める作用があります。濃紺は知的でモダンな印象に、水色は清潔感や透明感ある印象になります。また青色には、気持ちを落ち着かせたり睡眠を促進する効果があるので寝室に適した色です。赤などの暖色に比べて3,4度寒く感じる色なので北向きや寒いイメージのお部屋には不向きでしょう。後退色なので強調したい場所に使えば奥行きを表現することができます。
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パープル
- 癒しの色として最近人気のラベンダーほか、優雅で神秘的な色「紫」は昔から高貴な色として知られています。華やかで女性的な赤紫、知的でクールな青紫、いずれも個性を主張できるカラーです。非日常性を感じたいお部屋にはパープル系のカーテンがおすすめ。合わせにくい色でもあるので、インテリアに取り入れるには上級レベルの色といえるでしょう。ピンクと合わせて可愛らしさをプラスしたり、ホワイトやグレーと合わせて紫色を際立たせるとまとまりのあるインテリアになります。
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グレー
- 白から黒へのグレイッシュトーンはクールでモダンなイメージ。あらゆる色と馴染み、組み合わせる色を引き立ててくれるので、どんなお部屋にもコーディネートしやすい色のひとつです。グレーは単色で使うと暗く単調なイメージになってしまうので黒やはっきりした色をアクセントにするとオシャレでモダンな印象になります。また、グレーは素材感や光の当たり具合で様々な表情をみせる色でもあるので、シンプルさの中に細やかな配慮も必要です。
ここで紹介した色以外に、素材感が際立つ「ベージュ色」はナチュラルテイストのお部屋づくりに。シックでアダルトな印象の「ブラウン」は洋室から和室までどんな部屋にもしっくりと調和するので家具などによってナチュラルにもモダンにも演出できます。以前はベージュやブラウン系の色が人気でしたが、最近のカーテンは明るく爽やかな色合いや、ビビッドなカラーを好む人も増えてきています。無地の印象が強い遮光カーテンも今ではデザインが豊富になりました。大胆な大柄や流動的な曲線柄も人気傾向にあります。生地やデザインを見て自分らしい洋服を選ぶように、カーテンでも季節やお部屋の雰囲気にぴったりのコーディネートをし、より個性を楽しみましょう!
Step3
床や壁の色をチェックする
- カーテンを吊るお部屋の床や壁の色は?
- お部屋のイメージ、カーテンの色が決まったら、次はカーテンとお部屋のインテリアをいかに組み合わせていくかがポイントになってきます。カーテンと同様に広い面積を占めるカーペットやフローリング、壁紙や家具との調和は特に重要な要素。フローリングの場合、色の明暗によってカーテンのイメージも大きく変わります。
床色と相性の良いカーテンの組み合わせ
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床色がダーク系の場合
- フローリングやカーペットの色がダーク系の場合、淡いグレーやベージュなどの白っぽい色のカーテンと組み合わせるとモダンな雰囲気を演出できます。同じダーク系の床色に、花柄モチーフのカーテンを組み合わせるとロマンチックでクラシカルなイメージに。
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床色がライトカラーの場合
- ライトカラーの床には、自然の草花をモチーフにしたナチュラルテイストのカーテンや、明るい色を組み合わせてカジュアルに仕上げるのがおすすめです。
フローリングとカーテンレールもコーディネート

カーテンをコーディネートする際に、意外と見落とされがちなのがカーテンレールの存在です。床がフローリングの場合、床と同じ木製のカーテンレール(装飾レール)を使えば、よりしっくりとカーテンがお部屋に馴染みます。
RESTAでは、豊富なカーテンレールのほか、カーテンをセンスアップしてくれるタッセルや房掛などのアイテムもお求めいただけます。
Step4
カーテンのスタイルを決める
インテリアの大切な要素であるカーテンの表情はさまざま
- 2重吊り or 1枚吊り
- ドレープカーテンとレースの2重吊りが一般的ですが、どちらか1枚だけ吊るという方法もあります。既存のカーテンレールを使用する場合はシングルかダブルかで決まります。お好みや目的、またご予算に応じて最適なコーディネートを決めましょう。
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ドレープ&レース2重吊り
- 一般的なドレープカーテンとレースカーテンの2重吊りスタイル。ドレープはデザイン、カラーを重視し、レースはシンプルなものを合わせて選ぶと良いでしょう。
2重吊りの場合のフックの選び方(例)
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一般的なレールの場合
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天井付け又は、
カーテンボックスの場合 -
装飾レールの場合(高さが違うレール)
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装飾レールの場合(高さが同じレール)
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ドレープカーテン 1枚吊り
- 最近の住宅に多い小窓(装飾窓)や、日中外からの視線が気にならない窓ならドレープカーテンの1枚吊りがオススメ!お気に入りのカーテンでシンプルコーディネート!
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レースカーテン 1枚吊り
- 夜間はシャッター(雨戸)を閉める習慣のある窓なら、思い切ってレースカーテンの1枚吊りに!日中、外から見えにくいミラーレースがオススメです。デザイン性の高いレースカーテン(シィアカーテン)でオシャレで明るい空間を演出するのもGOOD!
カーテンは、ロールスクリーンやブラインドなどと組み合わせてコーディネートできるのも魅力のひとつ。インテリアの好みや目的・用途に応じて自由にコーディネートを楽しめます。また、既存の窓アイテムに合わせてカーテンをプラスすれば、よりオシャレでより快適に窓辺のランクアップが実現します!
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ヒダ倍率は1.5倍?2倍?
- 「ヒダ倍率」とは、カーテンの仕上がり幅に対して、どれだけのカーテン地が必要かを示す数字のこと。「ヒダ倍率」が高いほど、カーテンのドレープ性は高まります。
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約1.5倍ヒダ(2つ山)
- ヒダ山を2つとったもの。使う生地の幅は窓幅に対して1.5倍程度。生地の量が少ないため、2倍ヒダに比べ、ゆったりとしたドレープ感、高級感には劣りますが、すっきりとした印象のカーテンに仕上がります。
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約2倍ヒダ(3つ山)
- ヒダ山を3つとったもの。使う生地の幅は窓幅に対して2倍程度。生地を多く使うため、カーテンのドレープラインが深くとれてゆったりと美しく見えます。グレード感のある空間にお薦めのヒダ仕様です。
既成カーテンで多い1.5倍ヒダ縫製は、必要な幅に対して1.5倍の幅の生地を使用してヒダ(カーテンのウェーブ)を出す縫製で、例えば100cmの幅のカーテンの場合、1.5倍ヒダの場合は1.5倍の150cmの生地を、2倍ヒダの場合は2倍の200cmの生地を使用します。一般にフック部分のつまみが1.5倍ヒダは二ツ山、2倍ヒダは三ツ山になります。大柄のデザインで柄を見せるのが主眼になる場合は、1.5倍ヒダの方が柄を見せることができ、無地や細かな柄の場合は2倍ヒダの方が、ボリュームもありより豪華に見せることができます。価格については、同じ幅でも使う生地の量が違うので、当然2倍ヒダの方が割高になりますが、カーテン生地の幅によっては使う生地量が同じになり、同価格になる場合もあります。
冬のカーテン
- 昼間の熱を取り込んで夜逃がさない、
暖かカーテンマジック! - 冬の日中はカーテンを開けて日光を取り込み、部屋に自然の熱を蓄えるようにすると良いでしょう。そして、夜、その熱を逃がさないようにすれば、効率が良く快適な生活を実現できます。カーテンが部屋の熱を逃がさず、外の冷気を中に入れないのには、次の2つの仕組みがあります。
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1.カーテンそのものの分厚さで保温する
- カーテンには生地の厚さがいろいろあります。ここが、夏と冬のカーテンを分けたい一番の理由。カーテンの保温性は、糸が密に織られ、厚いものほど高くなります。つまり、遮光性の高いカーテンを選べば、だいたい保温性も高まるということになります。
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2.カーテンが抱き込む空気の層で保湿する
- カーテンのヒダが窓との間に空気の層を抱き込みます。窓側にレースのカーテンなどで二重吊りしたり、カーテンに裏地を付けてみたりすると、空気の層はよりしっかり保たれ部屋の中は快適に。大切なのはこの層をちゃんと守ること。特に、床との間に隙間があると、窓からの冷気が下にもぐりこみ床からのいやな冷えを感じることに。オーダーカーテンなら窓に合ったサイズで隙間を少なくし窓からの冷気を防ぐことができます。

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冬のカーテンの保温性をもっと引き出す取り付け方
- 庭やベランダに出るような、床まである大きな窓(掃出し窓)の場合、床までカーテンを垂らすのは常識。でも、普通の窓や出窓などの腰高の窓でも、床までカーテンを垂らすと保温効果は高まります。
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結露を防ぐには
- 冬の窓際で一番いやなものが結露ですね。これを防ぐには、雨戸を閉めるなどして、窓の外側に1つ空気の層を作るのが一番です。

夏のカーテン
- 爽やかに、涼しく過ごすために大切な
カーテンの機能とは? - 夏は、風通しが良く明るく爽やかなのが一番。冬のカーテンが空気の層で熱を逃がさないようにするなら、夏のカーテンはあまり空気を抱き込まないようにすること。ヒダを控えめにするのも一つの方法です。また、カーテンレールを窓幅よりも長くとると、カーテンが開ききって風通しが良くなり、窓の外の景色をたっぷりと楽しむことができます。
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ミラーレースで外からの視線を防ぐ
- 開放的な夏。風通しを良くしていると、どうしても外からの視線が気になるところ。ミラーレースとは、裏面、つまり窓の外に向く側に光沢をもたせてあるレースです。人の目は、まぶしさから自分を守るために、反射光に合わせて自動的に光を絞るもの。そのため、光沢のあるレースの向こう側は、透けて見えにくくなります。

ミラーレース

一般のレース
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UVカットでインテリアを守る
- 紫外線が強い夏は、家具や内壁が変色したり、本棚の本が色落ちしてしまったりすることがあります。UVカット機能を有したレースのカーテンは、加工しないレースに比べて紫外線を低減してくれます。
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冷房効率を1番に考えるなら
- 夏、外からの熱を防ぎ冷房の効率を上げるには、カーテン選びとともに窓の外に1つ日光の熱をさえぎるものを置くことが有効です。「よしず」や朝顔の棚など、昔の人はとても良い知恵を持っていました。南側の庭に落葉広葉樹があるのが理想的。また、太陽光による室温上昇をおさえるレースカーテン「遮熱レース」を活用するのも効果的です。

カーテン(窓装飾)は、インテリアの大切な要素。どんな色や柄のファブリックを選ぶかで、空間のイメージも心地よさも大きく変わります。同時に、使用する部屋や空間、目的にあった機能を持つ素材かどうかも重要なポイント。RESTAでは、デザイン性だけでなく快適な暮らしのためのさまざまな機能を持つカーテンを豊富にご用意しています。
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