セキスイ リファーレEX ジョイントデッキ 設置時の注意点と施工方法
本格仕上げの新素材でウッドデッキ風バルコニーを楽しめるジョイントデッキ。安全にお使いいただくための詳しい設置方法や気を付けるべきポイント、いつまでも美しく保つための方法などをご紹介します。
風の影響を受けやすい場所への設置
風の影響を受けやすい場所では、風圧により飛散する恐れがあります。強風時のバタつき対策に
は端部カバー材を使用してください。
(※端部カバーL材は化粧材ですので、強風対策には使用できません。)
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特に注意が必要な場所
- ・バルコニーの周囲の手摺りに風の吹込む隙間がある場合
- ・戸建て住宅の屋上
- ・ルーフバルコニー等、大面積で使用する場合
- ・高層住宅のバルコニー
- ・海または川に近い立地の場合
- ・その他高台など風による影響を受けやすい場所
強風による周囲への飛散を防ぐため、下記の施工条件をご確認ください。
条件は貼り方により異なりますのでご注意ください。

- 16階~35階:
- 端部カバー材を使用してください。
(但し、21階以上で海岸から500m以内に立地の場合は端部カバー材を使用してください。) - 1階~15階:
- 通常の施工が可能ですが、手摺りがパネルや格子などで風が吹き込む形状の場合は端部カバー材を使用してください。
※36階以上や50平米を超えるバルコニーへはDIYでの施工はできません。

- 11階~15階:
- 端部カバー材を使用してください。
手摺りがパネルや格子などで風が吹き込む形状の場合は、手摺り側居室側2辺に端部カバー材を使用してください。 - 1階~10階:
- 通常の施工が可能ですが、手摺りがパネルや格子などで風が吹き込む形状の場合は端部カバー材を使用してください。
※16階以上や50平米を超えるバルコニーへはDIYでの施工はできません。
設置できない場所
製品の性質上、下記の場所には設置できません。
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避難ハッチなど緊急時に使用する場所
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自転車や自動車など重量のあるものが通る場所
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土や芝生の上、プールサイドなど裸足で歩く可能性のある場所
ジョイントデッキ施工手順
1.仕上りパターンを選ぼう
定尺貼りや千鳥貼りなど、ジョイントデッキはカット可能なのでお好みのイメージに合わせて仕上りを選ぶことができます。
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もう一つのお部屋として
デッキ材の目地が居室側から外に向かって伸びやかにつづく縦貼りプラン。室内との一体感で居室空間を広く感じることができます。
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バルコニーをワイドに演出
横貼りプランは、バルコニー全体にスッキリと目地が描かれるので、空間をより広く開放感を感じさせてくれます。

2.床面を清掃し、ジョイントしながら施工する
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防水層を傷めないよう清掃をし、手摺側奥から順に施工していきます。
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下方に「パチン」と音がするまで押し込んでください。
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ジョイントデッキはのこぎりや電動丸鋸でカット可能です。バルコニーのサイズや仕上がりに合わせてサイズ調整してください。但し、切断位置に固定ビスがかかっている場合にはビスを外してからカットしてください。
※このビスは表面材と枠体を固定するためのものです。カット後、ビスが1本以下になる場合は、固定箇所が2ヶ所以上になるよう枠体の裏面よりステンレス製タッピングビス(M 3.5XL16)で固定してください。
※タッピングビスは不要部分から取り外したものを使用するか別途お買い求めください。

下図の位置でカットしてください。指定の部分以外で切断すると割れや亀裂を生じる場合があります。

幅を少し切り落としたい時

中央付近でカットしたいとき

細い幅のデッキが必要な時

- Point1
- ジョイント部分には少しゆとりがあります。連結する時、スキマを開けながらジョイントすることで、気温の変化による伸縮をうまく吸収し、美観を損ねません。

- Point2
- バルコニーに敷き詰める際は、壁際などにピッタリ付けて設置するのではなく、周囲に大き目のスキマをあけて施工することで、気温の変化による収縮に対応できます。
- 【周囲のスキマの目安】
- ベランダの片側にスキマをあける場合(赤色):敷設1mあたり6mm程度
ベランダの両側にスキマをあける場合(青色):敷設1mあたり3mm程度
3.収まりや外観を確認し調整する
端部の収まりや不陸の確認を行いましょう。
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端部の納め方
美しく見せるためには、端部の連結雌部(凹部)を切断してください。端部カバー材などを使用するとさらに美しく仕上げることができます。
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不陸がある場合
裏面の枠体を取り外し、不陸の原因となる部分の枠体をカット、除去し、ガタツキのないよう高さの調整を行ってください。
お手入れ方法
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- 日頃のお手入れ
- 節目の方向に沿って清掃を行いましょう。
軽度の汚れは、薄めた中性洗剤などを使用し、洗剤が残らないようよく水で洗い流してください。デッキブラシなどを使用する際は傷が付かないように軽くこするようにしてください。金属ブラシは使用しないでください。
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- 黒ずみや頑固な汚れには
- 次亜塩素酸系漂白剤を使用します。落としたい部分に漂白剤を塗付し5分間放置します。5分経過後、散水しながらこすり落としてください。(部分的に使用すると、その部分の色が異なって見える場合があります。漂白剤の使用については漂白剤パッケージの使用注意をよくお読みください。)
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- 表面の傷の補修には
- 表面に付いた傷はサンドペーパー(#80番)で筋目に合わせ、全体にぼかす感じでこするときれいに補修できます。
過度にこすりすぎると、表面に傷がつき、変色してしまう恐れがありますのでご注意ください。