- 裏返しってどういう意味ですか?
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畳表は、表と裏の両面使用できるため、現在縫い付けてある 畳表(ござ)を裏返しにして再度縫い付けて利用する方法です。
中級グレードの畳で2~3年程度経ったぐらいが替え時。10年以上経過したものは裏面付近まで焼けてしまっているので裏返しを行ってもすぐに色が変わってしまいますのでオススメできません。費用的には、安いものであれば表替えを行ったほうが良い場合もあります。
置き畳では、あまり行うことはありません。
- 畳の替え頃について教えて下さい
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い草の畳と和紙畳、ポリプロピレン製畳では耐久性も違いますが、基本的には色が変わって汚くなってしまった時が替え時でしょう。
長期間使用していると、こすれなどで表面がボロボロになってきます。い草の場合は、服についたりします。表面の痛みだけであれば表替えになり、畳床が踏んで凸凹するなどの場合は新調することになります。
一般的には、4年ぐらいで表替え、畳床は15年以上は持つと言われています。
- 市松敷とはなんですか?
- 置き畳のような半畳の畳を織目の方向が互い違いになるように敷くことで、光が反射する角度の関係で、同色の畳でも色の濃淡があらわれる敷き方です。ヘリ無し畳の場合は一般的な敷き方です。
- ポリプロピレンってどんな素材ですか?
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置き畳に使われているポリプロピレンという素材は、軽くて、艶があり汚れに強い特長があります。リサイクル性が高い素材で、燃やしても有毒ガスを発生しないという環境にやさしい素材です。
また、水を吸わないため調湿効果はありませんが、お手入れは非常に簡単です。
- 畳はいつからあるの?
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現在使われている畳は、日本では1000年以上の歴史があります。もともと高級な床材として利用されていました。江戸時代には茶室などでも使わていましたが、次第に庶民の生活にも使われるようになりました。
昔はヘリが付いているものが高級とされ、ヘリ無しのほうが庶民の畳とみなされていましたが、最近ではデザイン性から置き畳のような半畳ヘリ無し畳の人気が高くなっています。
- 畳のサイズって決まっていますか?
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部屋の広さの単位として何畳という言い方を普通にしますが、その場合、182cm×91cmのサイズのことを1畳ということが多いと思います。これは、中京間または三六間などと言われるサイズになり、江戸間、本間間など畳のサイズは地域により違いがあり、同じ6畳でも広さが違います。置き畳は半畳サイズとなります。
部屋のサイズに合わせて、畳は作りますので、部屋の広さにより、1畳のサイズは微妙に変わってきます。不動産物件で広さを確認する場合には少し注意が必要です。
- 畳の敷き方にルールはありますか?
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床の間のある部屋では、畳の縁を床の間に対して並行になるように敷かなければなりません。
また、入り口に対しては、畳が横(長い方)が来るようにします。これは、畳のめが出入りの方向と同じになることで、スムーズに出入りができることがあります。置き畳で市松張りを行う場合には、そのようなルールはありませんが、出入りの方向については参考になるかもしれません。
- 畳縁の役目はなんですか?
- 畳縁とは、畳の端に付けられる帯のようなものです。畳の縁を補強するためにあります。置き畳には、畳の縁がありません。柄には様々なものがあり畳の個性を表すものではありますが、近年畳らしさの象徴として縁無し畳が人気です。
- 畳のランクによる違いはなに?
- 織られる経糸により大きく4から5ランクに分けられることが多いです。綿で引かれているものが安く麻で織られているものが高級とされています。価格はい草の産地や種類の違いも関連し変わります。
- 畳のお手入れ方法は?
- 基本的には固く絞った雑巾で拭きます。和紙製の置き畳もポリプロピレン製の置き畳も基本的に同じです。掃除機をかける場合も強くかけすぎない様にしましょう。

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