
エアコンが効かない部屋の救世主となるか?
断熱パネル
「エアサーモパネル」の
効果を検証してみた!
優れた断熱効果を発揮する「エアサーモパネル」を実際に施工し、サーモカメラで温度を測定。夏の暑さも冬の冷気も抑え、一年中快適に過ごせる断熱効果をわかりやすく解説します。

事務所のエアコンが効かないと思ったら、犯人は”アルミドア”だった!
事務所のエアコンがなかなか効かない・・・
「設定温度は下げてるのに、なんか暑い」と思い、
サーモカメラで室内をチェックしてみました。
アルミドアが真っ赤に発熱中!
-
-
表面温度はなんと42℃!
実はドア自体が熱源となり、
エアコンの効きが悪くなっていたのです。
断熱パネル「エアサーモパネル」を貼って断熱効果を検証!
アルミドアの半面に断熱パネル
「エアサーモパネル」を施工!
検証は 2025年9月9日に行いました。
暦の上では秋ですが、この日の最高気温は33.3℃。
まだまだ真夏のような暑さの中での実験となりました。
今回はこの熱源となっているアルミドアの半面にエアサーモパネルを貼って、
断熱効果を検証してみました!

エアサーモパネルとは?
-
-
今回使用したのは、長さ900mmタイプのエアサーモパネル(2430mmタイプもあります)。
表面は木目調の立体デザインになっており、貼るだけでインテリアのアクセントとしても映えます。
また、とても軽量で片手でもラクに持ち上げられるため、DIYでも扱いやすいのが特長です。


断熱パネルでどれだけ温度が下がる?
検証開始!
ワクワクする気持ちでサーモカメラを向けてみると・・・

エアサーモパネルを貼った部分は
しっかりと表面温度が抑えられて
いることがわかります!

アルミドアの部分の表面温度は41.3℃。
一方エアサーモパネルを貼った部分は32.9℃です。
その差は8.4℃!
この違いは、実際に手で触れてみても
はっきりわかるほどでした。

結論、エアサーモパネルは
確かな断熱効果を発揮しました
実際に事務所のスタッフからは「エアコンの効きが良くなった気がする」との感想も。
特にアルミドアのすぐ横の席にいたスタッフは、
明らかに涼しくなったと体感できる変化を感じていました。
今回は、暑さの原因がアルミドアでしたが、これは事務所ならではの特殊なケース。
一般住宅では、断熱材の入っていない古い木造住宅や、
コンクリートの集合住宅で壁が熱を持つといった悩みにも、エアサーモパネルは抜群の効果を発揮します。
一方で、壁の内部にすでに十分な断熱材が施工されている最近の住宅の場合は、
エアサーモパネルを施工しても変化は小さいかもしれません。
「エアサーモパネル」が
断熱する仕組みとは?
エアサーモパネルの断面に注目!
-
-
エアサーモパネルは発泡ポリスチレンをベースにした軽量パネル。発泡ポリスチレンとは、クーラーボックスや断熱材などにも使用される断熱効果の高い素材で、空気を多く含むため、熱を伝えにくいのが特徴です。
アルミに比べて約3,700倍も
熱を通しにくい
-
-
エアサーモパネルとアルミドアの熱伝導率を比べるとその違いは歴然。
- アルミ:約200W/(m・K)
- エアサーモパネル:0.054W/(m・K)
つまりエアサーモパネルはアルミの約3,700分の1しか熱を通さないということ。
しかも、この0.054W/(m・K)という数値は、JIS規格で「断熱材」として定義される基準0.065W/(m・K)以下の値を十分にクリアしています。
難しい理屈を抜きにしても「熱々の鍋も、鍋つかみを使ったら熱くない」のと同じ仕組みです。参考:JIS A 9521:2022建築用断熱材(日本規格協会)
もちろん、冬場の壁からの
冷気対策にも効果を発揮します!
-
-
今回は夏の暑さを対象に検証しましたが、エアサーモパネルは冬の寒さ対策にも同じように効果を発揮します。外の冷たい空気が室内に伝わるのを抑えることで、暖房効率の向上も期待できます。また、壁の表面温度が下がりにくくなるため、結露の発生を抑制し、カビやダニの原因を防ぐ効果も期待できます。
詳しく見たい方はこちらから!
© 2025 RESTA. 無断転載を禁じます。All rights reserved.

壁パネル おすすめコンテンツ
PICK UP CONTENTS