高耐久防草シート特集

防草シートを選ぶ際にまず注意すべき点は、生えている雑草の種類です。雑草には葉先が尖ったものと葉先が丸いものがあり、強度の低い防草シートでは葉先が尖った雑草が突き抜けて生えてきてしまう可能性があります。葉先の尖った雑草はスギナ、チガヤ、イネ科雑草などの大きな雑草です。葉先の丸い雑草は、タンポポ、ドクダミ、オオバコなどの小さな雑草です。

防草シートの機能性の一つに水の通しやすさ（透水性）があります。雑草は、水・空気・光の３つの条件で成長するため、水を通しにくい防草シートが最も防草効果が高いと言えます。大抵の地面には、傾斜があるため透水性がなくとも表面に水が溜まることはほとんどありませんが、防草シートの表面に凹凸がある場合には水が溜まることがあります。そのため多くの防草シートには透水性が備わっています。

防草シートの周りに植栽を植えたい場合は、透水性の高い防草シートがおすすめです。ほとんどの防草シートには透水性が備わっていますが、その透水スピードは防草シートの種類によって異なります。透水スピードが遅い防草シートは、雨水などが地面に浸透する前に防草シートの表面を流れていきます。防草シートの下の地面に水を与えるためには、優れた透水性が必要です。

柔軟性の低い、硬い素材の防草シートは、地面の凹凸にうまくフィットせず、防草シート同士の継目や防草シートと地面の間にすき間ができやすくなります。また、シートの跳ね返りが強いため、柔軟性の高い防草シートに比べて施工がしにくい場合があります。地面に凹凸がある場合は特に、柔軟性に優れた防草シートを選びましょう。

曝露施工の防草シートは、日中は常に太陽の光を浴びるため、紫外線によって色あせが生じる場合があります。その色あせスピードや度合いは防草シートの種類によって異なります。紫外線による色あせは、防草シートの防草効果に影響を与えません。そのため、景観を重視したい方は色あせの少ない防草シートを選びましょう。

各防草シートのカットサンプルの上半分だけに紫外線が当たるようにして屋外に約４か月放置しました。左から、RESTA高密度防草シート、谷口産業植樹防草シートT-1、谷口産業植樹ニューマットH、日本ワイドクロス強力アグリシートです。RESTA高密度防草シートはリーズナブルな価格が特長ですが、わずかに色あせが生じているのがわかります。

薄くて硬い素材の防草シートは柔軟性が低く、凹凸のある地面に敷くと防草シートと地面の間に空洞ができます。その上に雨が降ると、太鼓と同じ原理で雨音が響いてしまいます。隣地の窓に近い場所に敷いてしまうと近隣トラブルの原因になる可能性もあるため、凹凸のある地面には特に雨音が響きにくい柔らかい素材の防草シートを選ぶようにしましょう。

RESTAオリジナル 高密度防草シート

柔らかい短繊維不織布と高密度な長繊維不織布の２層構造になった防草シート。高い強度と、優れた柔軟性を兼ね備えたコストパフォーマンスに優れた防草シートです。

谷口産業 植樹ニューマットH

落ち着いた緑色で景観を損なわないデザインです。別売りの専用カメレオンテープを使用すると、固定ピンも目立たず防草効果もアップします。色あせも少ない日本製の防草シートです。

谷口産業 植樹防草シートT-1

強雑草も抑える高密度な不織布防草シート。表面が平滑なので、落ち葉などの掃除がしやすいのが特長です。透水性が高く植栽の周りにも施工できます。

植樹防草シートT-1は、100mlの水をわずか6秒で通す圧倒的な透水性の高さが特長です。透水性が高く水や液体肥料をすぐに地面に通すため、周りに植えている植栽に影響を与えません。

日本ワイドクロス 強力アグリシート

低価格で長期間雑草を抑えるならコレ！サイズオーダーも可能でぴったりサイズに仕上げて施工もラクラク！葉先の丸い雑草を抑えたい方におすすめです。