皆さんこんにちは!
現在RESTAでは、接着剤を使わず、既存の床の上に貼って施工できる「吸着フローリング」を開発しています。
床に置いて押さえるだけで施工でき、ズレにくい。
それでいて、必要になったときには剥がせる。
そんな扱いやすいフローリングを目指して、試作品の施工テストを行っています。
今回は、試作品を実際のフローリングの上に貼り、しばらく設置した後に剥がしてみました。
ところが、そこで思わぬ問題が発覚しました。
吸着力が強すぎて、手ではなかなか剥がせなかったのです。
今回は、吸着フローリングの試作品を実際に貼って検証した様子と、そこから見えてきた改良点をご紹介します。
開発しているのは「貼ってはがせる」フローリング
今回開発しているのは、裏面の吸着層によって床に固定するフローリングです。
一般的なフローリングの施工では、接着剤や両面テープを使って床材を固定する方法があります。
一方、吸着タイプは、裏面を床に密着させることでズレを抑える仕組みです。
簡単に貼れて、なおかつ、退去時やリフォーム時にきれいに剥がせる製品を目指しています。
ただし、そのためには次の2つを両立させなければなりません。
・普段の生活ではズレないこと
・交換するときには無理なく剥がせること
吸着力が弱すぎると、歩行したときにズレたり、床材の継ぎ目が開いたりする可能性があります。
反対に、吸着力が強すぎると、今回のように剥がす作業が大変になってしまいます。
吸着フローリングにとって、この力加減はとても重要です。
貼っていた試作品を剥がしてみました
まずは、床材の端に指をかけて持ち上げようとします。
少し力を入れれば剥がせると考えていましたが、試作品は床面に強く密着しており、端の部分がなかなか持ち上がりません。
ヘラで端を剥がし、強い力で引っ張ってやっとめくれるほど、しっかりと吸着していました。
剥がしている途中で「基材破壊」が発生
試作品を少しずつ剥がしていくと、途中で床材の基材の一部が破損しました。
このように、床材を剥がす際に上から貼った床材の内部が壊れてしまう状態を、「基材破壊」と呼びます。
つまり、吸着層と床面の密着が、試作品の基材強度を上回っている状態です。
今回は、全部剥がした後に既存の床の表面には何も影響がなく、吸着フローリングの性能としては合格ですが、
剥がすたびに床材が破損する状態では、交換作業の手軽さが損なわれてしまいます。
既存の床を傷めず、無理なく剥がせる製品を目指して
今回の結果をまとめると、既存の床面は傷めなかったものの、
試作品側の吸着力が強すぎて、剥がす際に基材が破損したという状態です。
床にしっかり固定される。
必要なときには無理なく剥がせる。
剥がした後も既存の床を傷めない。
この3つを両立した吸着フローリングを目指し、今後も試作と検証を重ねていきます。
新しい吸着フローリングの製品化まで、ぜひ楽しみにお待ちください!
▼吸着フローリングを詳しく見たい方はこちらから
https://www.diy-shop.jp/second/flooring/adsorption.html