
たったこれだけでOK!
オイル塗装フローリングを
美しく保つメンテナンスのコツ
オイル塗装フローリングの魅力を守る、再塗装のポイントを詳しく解説!再塗装が必要な理由から、頻度、簡単なセルフチェック方法までわかりやすくご紹介します。

なぜオイル塗装フローリング
には
再塗装が必要なのか?
オイルは時間とともに揮発して
効果が薄れます
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オイル塗装は木材の表面に膜を張るウレタン塗装とは異なり、木に浸透して保護するタイプの塗料です。しかし、その効果は永久的ではありません。歩行による摩擦や紫外線、空気との反応によりオイル成分が揮発・劣化し、撥水性や程機能が徐々に低下していきます。
反り・割れの原因にも
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オイル塗装のフローリングには、無垢フローリングと挽き板フローリングがあります。特に無垢フローリングの場合は、表面のオイルが薄れると湿気を吸いやすくなり、反りや割れの原因になります。
一方、挽き板フローリングは、反りや割れの少ない合板などを基材に使用しているため、無垢材ほどの影響は受けにくいといえます。
オイル塗装のフローリングは
どのくらいの頻度で
再塗装すべき?
一般的な目安:1年に一度
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オイル塗装フローリングの再塗装は「年に一度」が目安とされていますが、実際には使用状況によって大きく異なります。
たとえば、小さなお子さんやペットのいる家庭では、半年に一度の再塗装が必要なことも。
一方で、弊社スタッフの自宅では、杉材のフローリングを何年も再塗装せずに使い続けていますが、特に問題は起きていないようです。このように、再塗装のタイミングは一律ではなく、床の状態を見ながら柔軟に判断するのが最も現実的です。
撥水効果のセルフチェックを
してみよう!
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床に水を一滴垂らしてみてください。すぐ染み込むなら再塗装のサイン。水玉が弾けるならまだ大丈夫。簡単なチェックですが、見た目ではわからない保護力の有無が確認できます。
フローリングの再塗装に
必要な道具と準備物
用意すべき基本アイテム3つ
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(1)オイル
(2)ウエス
(3)サンドペーパー(#240~320)基本的な再塗装には、オイルとウエスがあれば十分です。これだけで保護効果を補うメンテナンスは可能ですが、もし汚れや傷をしっかり補修したい場合は、サンドペーパーも用意しましょう。表面を削ってなめらかに整えることで、まるで新品のようにきれいに仕上がります。
おすすめのフローリング用塗料の
種類と選び方
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オイル
木材内部にしっかりと浸透するタイプ。最も一般的で、木目を際立たせることができます。
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蜜ロウワックス
無塗装に近いさらりとした質感に仕上がるのが特長。比較的低コストで再塗装が可能です。
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セラミック塗料
木材内部に浸透して硬化することで優れた保護能力を発揮。さらさらの液状で塗りやすいですが、少々価格が高いです。
フローリングの再塗装
手順ガイド

表面の汚れを丁寧に拭き取る
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再塗装の前には、床表面のホコリや汚れをしっかり取り除くことが大切です。木材は水に弱いため、まずは乾いたぞうきんでやさしく拭き取りましょう。それでも落ちない汚れがある場合は、硬く絞った雑巾を使って対応します。

やすりがけでキズや汚れを除去
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細かなキズや雑巾では取れない汚れは、表面を軽くヤスリがけすることできれいになります。
ポイントは木目に沿ってやさしくこすること!
木目に逆らってこすると、木の繊維が毛羽立ってしまい、かえって表面がザラついてしまいます。ヤスリがけをした後は、木粉が残らないようきれいに拭取ってください。

オイルを薄く塗布する
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オイル塗装は、他の塗料と比べても圧倒的に手軽。コツさえ押さえれば、初めてでもきれいに仕上がります。失敗しないポイントは「塗りすぎないこと」。たっぷり塗ってしまうと乾きが悪くなり、ベタつきが残ってしまいます。
少量のオイルをウエスに取り、木目に沿って塗り込むのが基本です。表面の色がしっとりと変わったら、オイルが浸透したサイン。

5分~10分浸透させ、乾拭きする
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5分~10分程度放置して、オイルを浸透させたら最後にきれいなウエスで木目に沿って乾拭きします。
この時にオイルが表面に残ったままになるとべたつきが残ります。しっかりと拭き取りましょう。

十分に乾燥させる
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すべての工程が終わったら、最後はしっかりと乾燥させることが大切です。季節や室内環境によっても乾燥時間は変わりますが、最低でも半日は触れずに置いておくのが安心です。
完全に乾いたら、再塗装は完了です。
使用済みウエスの正しい処理方法
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オイルが染み込んだ布は自然発火のリスクがあります。特に「乾性油」と呼ばれるタイプは空気中で発熱する性質があるため、使い終えたウエスは水に浸してから廃棄しましょう。

使用済みウエスの自然発火の原因
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使用済みウエスが発火するなんて知らなかった人は多いのではないでしょうか。なぜそんなことが起こるのか少しだけ解説します。
オイルの中でも「乾性油(かんせいゆ)」と呼ばれるタイプは、空気中の酸素と反応して徐々に固まる性質があります。この反応の過程で「酸化熱」と呼ばれる熱が自然に発生するのです。
問題はその熱がウエスの中にこもってしまうこと。布を丸めたまま置いたり、密閉容器に入れたりすると、内部の温度がどんどん上がって、やがて引火点に達して火が付いてします・・・というわけです。
使い終わったウエスは必ず「水に浸してから処分」安全のためにも最後の処理まで丁寧に行いましょう。
手間以上の価値がある、
オイル塗装フローリング
オイル塗装のフローリングは、たしかに定期的なメンテナンスが必要です。
ですが、そのひと手間の先には、木のぬくもりや心地よい肌触り、
そして時を重ねるごとに深まる風合いといった、何ものにも代えがたい魅力があります。
適切なメンテナンスを続けながら、味わいとともに暮らす。
そんな豊かな住まいづくりをぜひ、楽しんでください。
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