
自然派の方には断然おすすめ!
フローリングの“浸透系塗装”を
選ぶべき3つの理由
フローリングの塗装には大きく分けて「塗膜系」と「浸透系」があります。中でも、木材本来の質感を活かし、素足でも心地よく過ごせるのが浸透系塗装フローリングの魅力。このページでは、浸透系塗装フローリングの特長とおすすめ商品をご紹介します。

フローリングの塗装は
大きく分けて2種類
フローリング塗装は、大きく「浸透系」と「塗膜系」の2タイプに分かれます。
見た目やメンテナンス性、使用感が大きく異なるため、どちらを選ぶかで暮らしの快適さが変わります。
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浸透系塗装
オイルやワックス、セラミック塗料などはこの浸透系塗料に分類されます。浸透系とは木材に浸み込んで内部から保護するタイプ。表面に塗膜を作らないナチュラルな質感が特徴です。
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塗膜系塗装
UVコーティングなどはこの塗膜系塗装に分類されます。表面に樹脂製の塗膜を作るため、キズや汚れに強く、艶のある質感が特徴です。賃貸住宅や分譲マンションなどの床材のほとんどはこの塗膜系塗装が施されています。
自然派の方には
浸透系塗装フローリングが
断然おすすめ!
自然素材のぬくもりをそのまま活かしたい人にとって、浸透系塗装は理想的な選択です。
表面に塗膜を作らないので木の呼吸を妨げず、肌触りもやさしい。
そんな浸透系塗装フローリングの魅力を詳しく解説していきます!

木の質感を活かす
“さらり”とした肌触り
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浸透系塗装
オイルが木の内部に浸透するため、表面に膜がなく、さらりとした自然な手触りが楽しめます。夏でも素足で快適に過ごせるのも魅力の一つです。
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塗膜系塗装
表面に樹脂の塗膜を形成するため、ツルツルとした人工的な感触に。特に湿気の多い夏場では、裸足であるくと足の裏がペタペタと張りつくように感じることがあります。

冬でも足元がひんやりしづらく、
素足にやさしい
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浸透系塗装を施したフローリングは、木の自然な質感を損なわないため、触れた時に冷たさを感じにくいという特長があります。
これは、表面の素材の熱伝導率の違いによるものです。
木材は元々熱を伝えにくい性質(熱伝導率が低い)を持っており触れた瞬間に体温を奪われにくいため「冷たさを感じにくい」という感覚につながります。浸透系塗装では、表面に塗膜を形成しないため木のあたたかみがそのまま活かされます。一方、塗膜系塗装は樹脂の塗膜で覆われるため、表面の熱伝導率が高まり、触れた瞬間にヒヤッと感じやすくなるのです。

キズが目立ちにくく、
DIYで補修が可能!
一般に塗膜系塗装は、キズや汚れに強いと言われます。
実際、表面を硬い樹脂で覆うため、素地の木材よりは耐久性があります。
しかしその反面、塗膜があることでキズがかえって目立ちやすく、部分的な補修が難しいという弱点も。
強さゆえの不便さもあるのです。
オイル塗装とUVコーティングの
キズの付き方を比較!
塗装によってキズの付き方にどのくらいの差が出るのか
実際に実験してみました!
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細かいキズの場合
まず、軽い力でカッターを滑らせたところ、UV塗装には全くキズがつきませんでした。一方オイル塗装は表面にうっすらとキズが確認できました。
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深いキズの場合
次に、先の尖った工具を使って強い力でキズを付けてみたところ、どちらの塗装にもキズが残りました。ただし、UV塗装は表面の樹脂層が剥がれることで白っぽいキズが目立っています。それに比べてオイル塗装は、塗膜が無いためキズ自体はついても目立ちにくいという結果になりました。
浸透系塗装の防汚・撥水性能は
本当に十分?
フローリングにあらゆる汚れを
付着させて実験!
一般的に、UV塗装(塗膜系)は汚れに強く、
オイル塗装(浸透系)は汚れが染み込みやすいとされています。
では、実際にはどのくらい防汚性能に差があるのでしょうか。
今回は、人気の「RESTAオリジナル挽き板フローリング」において、UV塗装仕上げとオイル塗装仕上げ、
それぞれの表面に日常生活でよくあるさまざまな汚れを付着させて比較実験を行いました。
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実験では、日常生活でよくある汚れをそれぞれの表面に付着させ、その落ちやすさをチェック。
以下の7種類を使い、リアルな使用感に近づけています。
- 水
- コーヒー
- しょう油
- ケチャップ
- カレー
- 油性ペン
- 水性ペン
気になる実験結果は?
それぞれのフローリングの上に汚れを付着させた後、
そのまま20時間放置し、硬く絞った雑巾で拭き取りました。
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オイル塗装(浸透系塗装)
- 水→○
- コーヒー→○
- しょう油→○
- ケチャップ→○
- カレー→△
- 油性ペン→×
- 水性ペン→×
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UV塗装(塗膜系塗装)
- 水→○
- コーヒー→○
- しょう油→○
- ケチャップ→○
- カレー→○
- 油性ペン→×
- 水性ペン→×
水やしょう油、コーヒー、ケチャップといった汚れは、
UV塗装・オイル塗装どちらでも問題なく落とせました。
一方で、カレーのように油分と色素が強い汚れは、オイル塗装ではやや染みが残る結果に。
塗装に含まれるオイルと汚れの油分がなじみやすく、表面に染み込んだと考えられます。
また、油性・水性どちらのペン汚れも、両方の塗装で完全に落とすのは難しいことがわかりました。
つまり、オイル塗装でも多くの汚れは対応できますが、カレーやペンのような汚れには注意が必要です。
オイル塗装なら表面を削って
簡単に汚れを落とせる!
浸透系塗装の真価が発揮されるのは
補修のしやすさにあります。

残ってしまった頑固なインク汚れも、
表面をやすりで削って再塗装を施すことにより、
まるで新品のようにきれいに元通りにすることができます!
今回使用した
フローリングはこちら
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RESTA
天然木の挽き板フローリング
表面に約2mmの上質なオーク材を贅沢に使用した挽き板フローリング。製造工場からの直接仕入れにより、圧倒的なコスパを実現しています。UV塗装、オイル塗装それぞれ、AB・CDの2つのグレード(節の多さ)からお選びいただけます。
税込10,913円~/ケース
一般的にデメリットとされる点も
裏を返せばメリットになるのが
浸透系塗装!
「汚れやキズがつきやすい」「定期的なメンテナンスが必要」といった点は、
短所として語られがちです。しかし、これらは「自分で手をかけて育てられる」という
大きな魅力でもあります。
塗膜で覆われた床材では、キズが目立ってしまった場合に全体を張り替える必要がある
ケースもありますが、浸透系塗装なら部分的な補修が可能で、DIYでも対応できます。
実際、無垢材を扱う工務店の中には、「浸透系塗装は“手入れのしやすさ”が最大の利点」と
評価するところもあります。
また、定期的なオイルメンテナンスを行うことで、木材の風合いや香りを長く楽しめるという点も、
愛着を持って住まいと付き合いたい人にとっては大きな価値です。
“使い込むほどに味が出る”という感覚は、工業的な製品にはない自然素材ならではの魅力といえます。
おすすめの浸透系塗装
フローリング
ラインナップ
浸透系塗装を選べるのは、
挽き板フローリングor
無垢フローリング!
挽き板フローリングは表面に分厚い天然木を使用したフローリング。
無垢フローリングは天然木オンリーで作られたフローリングです。
これらは表面強度がしっかりあるため、塗膜で覆わなくても耐久性が確保でき、
オイルやワックスなどの浸透系塗装が可能になります。
一方で、シートフローリングや突き板フローリングのように、表面が極薄の素材で構成されているタイプは
キズや摩耗に弱いため、表面を樹脂で保護する塗膜系塗装しか選べません。
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