MDF製フローリングは水に弱い?
ワンフローリング
(木質タイプ)に
水をこぼすとどうなる?
MDFの耐水性を徹底チェック
ワンフローリング木質タイプは水に弱い?実際に水をかけて耐水性を検証。結果とあわせて、用途別の選び方や注意点もわかりやすく解説。
MDF製フローリングは
水に弱い?
結論と正しい理解
MDFは確かに樹脂素材に比べると
水に弱い
-
-
MDFは木材由来の素材です。細かくした木の繊維を固めているため、水を吸うと膨らむリスクがあります。
樹脂フローリングのように水を弾く性質は弱く、長時間濡れた状態が続くと水分を含んで膨張するリスクがあります。
特に切断面や継ぎ目から水が入りやすい点には注意が必要です。
ただしフローリング素材として
広く使われているのも事実
-
-
一方で、MDFは多くの住宅で採用されている定番素材です。理由は、加工性が高く、強度にも優れていることにあります。
実際のフローリングでは、針葉樹合板の上にMDFを重ねた構造が一般的です。これは表面の硬さを高め、キズや凹みに強くするための工夫です。
もちろん、水を長時間放置すれば膨張などの不具合につながる可能性はあります。ただし、飲み物をこぼしてすぐ拭くといった日常レベルであれば、過度に心配する必要はありません。
【実験】
ワンフローリング
木質タイプ(MDF製)に
水をこぼすとどうなる?
今回はワンフローリング
1.5mm Smartを使用

ワンフローリングの木質タイプは全部で3種類あります。
BasicとPROはボンドで固定する施工方法で、ボンドが時間とともに硬化してしっかりと貼り付きます。
一方、Smartは裏面の粘着テープで貼り付ける仕様です。
手軽に施工できる反面、接着剤のように完全には硬化しないため、
一般的には水の影響を受けやすい傾向があります。
そのため、今回は検証として、Smartに水をかけて実験してみました。
検証スタート!
<検証方法>
1.複合フローリングにワンフローリング1.5mm Smartを貼り付ける
2.継ぎ目を中心に水をかけ、ラップをかけて放置
3.約24時間後の様子を観察
検証日:2025年10月7日
-
既存のフローリングを想定した、一般的な複合フローリングの上に、ワンフローリング1.5mm Smartを貼り付けます。
-
ワンフローリング1.5mm Smartは、貼り付け直後よりも時間の経過とともに接着力が高まる特性があります。
本来の接着力を発揮するために、貼り付け後24時間放置します。
-
水が染み込みやすい継ぎ目部分に水をたっぷりかけます。
-
乾燥を防ぐために、水の上からラップをかけます。
<約24時間放置後の結果は?>
継ぎ目の面取り部分はやや色が変化しており、水が染み込んでいる様子は確認できましたが、
膨張やめくれといった異常は見られませんでした。
<水分を拭き取って乾燥>
表面の水分を拭き取った後、そのまま乾燥させましたが、
乾燥後も特に影響は確認されませんでした。
また、粘着力の低下などは見られず、しっかりと貼り付いたままでした。
結論
日常使用では十分な耐水性を
発揮する
今回の検証結果から、ワンフローリング 木質タイプは、日常生活で想定される水濡れに対して、
十分に耐えられる性能を持っていることが確認できました。
うっかり水をこぼしても、すぐに拭き取れば不具合は起きにくく、
安心しててお使いいただけます。
※本内容はあくまで検証結果であり、製品の耐水性能を保証するものではありません。
耐水性の観点で見る
ワンフローリング木質タイプの
特長
表面の化粧シートが水の侵入を防ぐ
-
-
耐水性能に大きな役割を果たすので、表面仕上げです。表面には樹脂製のオレフィンシートを使用しています。そのため、基本的に表面からは水を通さないようになっています。
ただし、継ぎ目部分にはシートが完全に覆われていないため、水が入り込む余地があります。
特に面取り部分は水が溜まりやすく、長時間放置すると内部に浸水するリスクが高まります。
耐水性に優れた
メラミン樹脂タイプのMDFを採用
-
-
MDFの成形には、主に「ユリア樹脂」と「メラミン樹脂」といった接着樹脂が使用されています。
中でもメラミン樹脂は、耐水性に優れていることに加え、ホルムアルデヒドの放散量が少ない点が特長で、品質面でも優れた材料です。
そのため、国内メーカー製のフローリングなど、品質を重視したMDFには、メラミン樹脂が採用されるケースが一般的です。
JIS規格では
「耐水1」タイプに該当
| 区分 | 記号 | 耐水評価方法 | 主な用途(参考) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 湿潤時曲げ 試験 |
吸水厚さ 膨張率 |
||||
| A試験 | B試験 | ||||
| 普通 (Uタイプ) |
REG(U) | - | - | - | 家具、キャビネットなど |
| 耐水1 (Mタイプ) |
MRI(M) | ○ | - | ○ | 建築下地(床、壁、野地)、 造作部材など |
| 耐水2 (Pタイプ) |
MR2(P) | - | ○ | ○ | 高い耐水性が求められる建築下地 (床、壁、野地)、造作部材など |
引用規格:日本工業規格 JIS A 5905:2022「繊維板」
本製品に使用されているMDFは、吸水による膨張を抑える性能に優れており、建築用途でも使用される品質です。
JIS規格では「耐水1タイプ」に分類されており、一定の耐水性が客観的に評価されています。
一般的な室内環境であれば、安心してご使用いただける性能を備えています。
1.5mm Smartは、
接着剤並みの強度を持つ
粘着剤を使用している
-
-
まず知っておきたいのは、1.5mm Smartはワンフローリングの中では、最も簡単に施工できるタイプですが、実際はプロのリフォームでも使われる本格仕様の床材です。
裏面の粘着剤も強力で、貼り付け後は時間とともにしっかり密着します。約24時間ほどで、接着剤に近いレベルの強度まで高まるのが特長です。
この密着性の高さによって、水分が裏側に回りにくく、十分な耐水性を発揮します。
ワンフローリング
木質タイプでは
避けたい使い方
フローリングの上に
水を長時間放置する
-
-
これは、ワンフローリングに限らず、フローリング全部に言えることです。短時間なら問題なくても、長時間濡れた状態が続くと内部に水が入り込みます。結果として膨張や浮きに繋がるケースもあります。
また、下地に水分が貼り込みカビなどの原因になる可能性があります。
水が頻繁にかかり湿気の多い、
洗面所などの水回りでの使用
-
-
水回りでの使用は、環境に応じて慎重にご判断ください。
頻繁に水がかかる場所や湿気の多い空間では、水分の影響による膨張リスクが高まります。そのような場所には、耐水性に優れた樹脂製の「ワンフローリング 1.8mm 耐水SPC」のご使用をおすすめします。
耐水性は樹脂製に劣る。それでも木質タイプの
フローリングを
選ぶメリット
木質ならではの自然な風合いは
樹脂製には出せない魅力
-
-
まず感じるのは質感の違いです。木質ならではの自然な風合いや温かみは、樹脂製では再現しにくいポイントです。
裸足であるいた時、樹脂製の場合はヒヤッと感じることもありますが、木質タイプはましです。
温度変化による伸縮が少ない
-
-
温度変化による伸縮の少なさも、木質タイプの魅力のひとつです。
樹脂素材は特性上、気温の影響を受けて膨張・収縮するため、施工時にはその点を考慮する必要があります。一方、木質系は比較的寸法安定性に優れており、温度変化による伸縮が少なく、扱いやすいのが特長です。
ワンフローリング
木質タイプの耐水性と
後悔しない選び方
結論として、ワンフローリングの木質タイプは日常使いであれば十分な耐水性を備えています。
ただし、水に強い床材というわけではないため、使う場所には注意が必要です。
キッチンのように一時的に水がかかる程度であれば、
こぼした水をすぐ拭き取ることで問題なく使用できます。
一方で、洗面所のように湿気が多く、水に触れる機会が多い場所にはあまり適していません。
そのため、施工場所に合わせて適切な種類を選ぶことが重要です。
質感を重視するなら木質タイプ(1.5mm Basic・3.0mm PRO・1.5mm Smart)、
耐水性を優先するなら樹脂タイプ(1.8mm耐水SPC)を選ぶと、失敗のない床選びにつながります。
© 2026 RESTA. 無断転載を禁じます。All rights reserved.













