
厳しい基準をクリアした安心・安全なフローリング
フローリングにおける
エコインスティテュート
(eco-INSTITUT)とは?
エコインスティテュート認証フローリングで安心の住環境を!厳格な評価基準で認証されたフローリングの安全性や、F☆☆☆☆基準との違いを解説。エコインスティテュート認証済みのフローリングもご紹介します!

エコインスティテュート
(eco-INSTITUT)とは?
信頼の証は
“ドイツ発の厳格な基準”にあり
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エコインスティテュート(eco-INSTITUT)は、1989年に設立され、ドイツ・ケルンに本拠を置く、フローリングをはじめとする建材や家具の安全性を評価する第三者試験機関です。
独立した立場で製品を検査し、有害な化学物質が含まれていないか、室内空気への悪影響がないかを細かくチェックします。世界中の建築・インテリア業界でその信頼性が認められています。
エコインスティテュートは
室内空気質を重要視して評価
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エコインスティテュートの認証が注目されている理由のひとつは、VOC(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒドといった、目に見えない化学物質に対して、非常に厳しい基準で検査を行っている点です。
その評価基準は、国際的に高い安全基準として知られるEU規格よりもさらに厳しく、より安心・安全な室内環境づくりをサポートします。
フローリングにおける
エコインスティテュートの評価基準
エコインスティテュートの評価基準は製品の種類によって異なります
フローリング製品を評価する際には、「室内空気の安全性」を重視しつつ、構成素材ごとに多角的な検査が行われます。以下が主な検査項目です。
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VOC(揮発性有機化合物)の放散試験
フローリングに使われる接着剤、下地材、塗装・コーティング材から空気中に揮発する化学物質(VOC)を専用の密閉空間で測定。VOCの種類ごとに「限度濃度」が細かく設定されており、EU基準よりも低い許容量が求められます。
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臭気(におい)評価
化学物質が微量であっても、強いにおいが残っているかどうかは居住空間において非常に重要です。実際に人の嗅覚による評価によって不快なにおい・化学臭の有無もチェックされます。
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接着剤・樹脂の安全性チェック
複合フローリングなどに使用される接着剤やバインダー樹脂が加熱や経年変化によって有害物質を放出しないかを検証します。
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素材の出どころと製造過程の確認
使用されている木材が持続可能な調達によるものか(FSC,PEFCなど)、原材料に重金属や有害な難燃剤などが含まれていないかなど、製品全体の環境性・持続性も総合的に評価されます。
フローリングの
エコインスティテュート認証の流れ
1.メーカーが認証機関に申請
まず、製品を製造するメーカーがエコインスティテュートに対して「認証を取得したい」という申請を行います。申請には、使用している原材料・製造過程・構成成分などの詳細な情報の提出が求められます。
2.書類審査・リスク評価
提出された情報をもとに、化学物質の使用状況やリスクを精査します。
3.実機検査
製品を密閉された試験装置に一定期間入れ、VOCの放散量、ホルムアルデヒドの濃度、においの強さなどを測定します。
測定期間は最大で28日間に及び、長期間にわたる放散状況まで評価されます。
4.認証の発行
全ての基準を満たした製品には「eco-INSTITUT-Label」という認証マークが付与されます。このラベルは健康と空気に配慮された製品の証明として世界中で高く評価されます。
認証は取得して終わりではなく、定期的な再試験・成分報告も求められます。
つまり、継続的に安全性を保てる製品だけが認証を維持できる仕組みです。
エコインスティテュートの
評価基準は
日本のF☆☆☆☆
よりも厳しいって本当?
F☆☆☆☆は、製品が放出するホルムアルデヒドの量を評価する、日本国内での最高等級の基準であり、建築基準法に基づく規制を満たすための基準として定められています。
エコインスティテュートは
より実用的な評価基準
エコインスティテュートとF☆☆☆☆はそれぞれ製品の安全性を評価する基準ですが、評価の方法や重点を置いている部分が異なります。
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エコインスティテュートの
ホルムアルデヒドの試験方法エコインスティテュートは、製品が長期間使用される環境を重視して評価します。たとえば、28日間にわたる揮発成分の測定を行い、温度や湿度の変化が製品に与える影響まで考慮します。
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F☆☆☆☆の
試験方法F☆☆☆☆は、主に製品が初期段階で放出する有害物質に焦点を当てます。24時間以内の短期間の試験で、製品が最初に放出する化学物質の量を評価します。
このように、エコインスティテュートは、製品が長期間使われた場合の影響や、温度や湿度の変化がどのように影響するかまで評価しています。そのため、製品が実際に使用される環境をしっかりと再現し、長期間の使用による変化を含めた詳しくて厳しい評価を行っています。これにより、初期の放散量だけでなく、日常的に使ったときの安全性も確かめることができます。
エコインスティテュート認証
取得済フローリング
長期的に使用しても人体に悪影響を与えないことが証明された、エコインスティテュート認証のフローリングをご紹介します!
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Classen(クラッセン)フローリング
クラッセンは、ドイツを代表するフローリングメーカーのひとつで、世界約100か国に製品を展開するグローバルブランドです。
施工しやすいはめ込み式構造により、DIYでも扱いやすく、地元ヨーロッパでは家庭でのリフォーム用途としても広く支持されています。見た目の美しさだけでなく、使いやすさと安心感を兼ね備えたフローリングです。
Classen(クラッセン)
フローリングの特長
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クラッセンのフローリングは、既存の床の上に直接施工できる「上張り工法」に対応しています。これにより、床材の撤去を行わずにリフォームでき、廃材の排出を抑えることが可能です。
フローリングの張り替えが必要な場合、表面のキズや汚れが主な理由ですが、構造上の問題がなければ、下地をそのまま活かして上張り施工が可能です。
環境への負担を軽減し、コスト削減や工期短縮にもつながる、サステナブルなリフォーム方法として高く評価されています。
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クラッセン社の製品は、環境や健康に与える影響が厳格に評価される、国際的に認められた認証を多数取得しています。
ブルーエンジェルやFSC®森林認証、エコ・インスティテュート認証、PEFCなど、信頼性の高い認証ラベルがその製品の安全性と持続可能性を第三者機関により証明しています。
これらの認証は、見えない部分にまで配慮された製品であることを示しています。
Classen(クラッセン)フローリング
商品ラインナップ
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HYDROCLICK
クラッセン独自のロック機構「Megaloc aqua protect」により、水の侵入をしっかりガード。防水処理を施したHDFを基材に使用し、最大100時間の耐水性能を発揮します。表面の耐摩耗性にも優れ、住宅はもちろん店舗など商業空間にも対応。はめ込み式構造でDIY施工が可能、接着剤不要なので原状回復もスムーズです。
税込9,904円/ケース
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MANOR
並べるだけで空間にリズムと奥行きが生まれ、個性を演出できるヘリンボーン柄のフローリング。一般的なヘリンボーンと異なり、1種類の板で貼れるため施工性に優れています。
防水性、耐摩耗性にも優れており、あらゆる場所で活躍します。
税込4,994円/ケース

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