フローリングにおける森林認証FSC・PEFCとは？

使用する木材は、基準に基づいて持続可能に管理されていることを証明するFM認証を受けた森林から調達しなければなりません。
FM認証の10の原則と70の基準、さらに約200もの指標によって評価されており、主に以下の3つの基準に重きを置いています。

・環境保護
森林は、生態系を守るために、動植物の多様性を保つことが求められます。
さらに、水や土壌の保護が必要で、森の資源を無理なく使うことが大切です。
再生可能な資源としての森林の管理を確保し、自然環境を守りながら木材を利用します。

・社会的責任
地域住民や先住民の権利を尊重し、彼らの生活が守られるようにします。
労働者の安全や健康も大事にされ、働く環境が適切であることが求められます。
森林管理が地域社会に良い影響を与え、公平に利益を分け合うことも求められます。

・経済的持続可能性
森林が経済的に持続可能に管理されることを保証し、長期的な収益性を確保するための適切な管理が求められます。
森林の利用が無理なく持続できるように、計画的な管理が行われます。

参考：FSC®の原則と基準(第5-3版）

上記をクリアしたFM認証済みの森林から出荷された木材はFSC（PEFC）認証木材となります。
しかし単にこれを製品化するだけでは、認証マークの付いた製品にはなりません。
認証製品として販売するには、次のCoC認証が必要になります。

CoC認証（チェーン・オブ・カスタディ認証）は、FSC（PEFC）認証木材が製造から消費者に届くまでのすべての過程で適切に管理されていることを証明する認証です。

フローリングの製造から販売まで関わるすべての会社がCoC認証を受けていることで、FSC（PEFC）認証木材がしっかり管理されていることが保証され、木材の流れを追跡できるようになります。

この2点をクリアしたフローリングにのみ認証マークをつけることができます。

つまり、FSC・PEFC認証のフローリングを選ぶことで、違法伐採の防止や森林破壊の防止に貢献し、地球環境を守る手助けができるのです。