DIYで貼れるフローリング・フロアタイル特集

原状回復が必要だけど、仕上がりも妥協したくない･･･。
そんな方にははめ込み式フローリングがぴったり！

賃貸向けの床材には、置くだけタイプや吸着タイプなどがありますが、
これらは継ぎ目を固定しないので、若干のすき間が気になる場合もあります。

賃貸でも完成度の高い床を叶えたい方にははめ込み式フローリングがおすすめです！

裏面に滑り止めがついた、まさに”置くだけ”で使えるフローリング。

このタイプの大きなメリットは”気軽な部分貼り替え”。
継ぎ目を固定していないので汚れた部分だけパッと外して、新しい床材に入れ替えたりできます。

デメリットは若干のすき間が気になる場合がある点です。
間にグラスファイバー層を設けることにより温度変化による伸縮を抑えてはいるものの、
素材の特性上、冬場など気温が下がったときには床材がわずかに縮み、
継ぎ目にすき間ができる場合があります。
ただ、床に座って長く過ごす方は気づきやすいかもしれませんが、
立って生活する分にはほとんど気にならない程度です。

床が汚れやすい店舗や、気軽に模様替えしたい方には特におすすめのタイプです。

裏面の剥離紙を剥がして貼るだけの簡単施工！

賃貸では使えませんが、築年数が経って床の細かなキズや色あせが
気になってきたお家におすすめのフローリングです。
しっかり床に密着してズレにくいので、「手軽さ」と「安定感」を両立した床DIYができます。

ただ、一つだけ覚えておいて欲しいポイントがあります。
それは、「PVC製は選ぶな」です。

PVCは温度変化で伸び縮みしやすい素材。粘着材は接着剤ほど強く固定できないため、
・冬には収縮してすき間があく
・夏には膨張して突き上げる
といったトラブルにつながることがあります。

実は市場にはPVC製の粘着フローリングが多く流通していますが、
“貼って終わり”ではなく、長く快適に使うためには、素材特性を理解して選ぶことが
失敗しないDIYのコツです。

さらにもう一点。
「貼ってはがせる粘着タイプ」も存在しますが、これはほぼ確実にのり残りします。
賃貸住宅に施工するなら、はめ込みタイプ、置くだけタイプ、吸着タイプがおすすめです。

簡単に貼れる便利な商品がある一方で、注意すべき商品も多いので、
「一言」では終わりませんでしたが、参考になれば幸いです。

気軽に賃貸の床をDIYしたい方にぴったりの吸着タイプ。
気軽に貼れて原状回復できるのが大きな魅力です。

ただ一点だけ覚えておきたいポイントがあります。

ワックスが塗られている床に貼った場合、剥がすときにワックスごと取れてしまい、
その部分だけツヤ感が変わって見えることがあるということです。

とはいえ、最近は「ワックスフリー」と呼ばれる、
ワックスがけ不要なフローリングが主流になっているので、
築年数の新しい物件なら、そもそもワックスがけされていないケースがほとんどです。

念のため事前に床の状態をチェックしておくと安心です。

両面テープで貼るフローリングは、粘着タイプと同じく、DIY初心者でも貼りやすい施工方法です。
粘着タイプよりもテープを貼るひと手間はかかりますが、その分材料コストを抑えやすいのが魅力。

「できるだけ費用を抑えて床をキレイにしたい」
「接着剤は使いたくないけれど、しっかり固定したい」
そんな方におすすめです。

一つだけ大事な注意点は必ず専用の両面テープを使うことです。

両面テープ＝文房具のテープを想像しがちですが、
床材専用の両面テープは接着力がまったく別物。
床材の微妙な伸縮を押さえる力もあり、施工の仕上がりに大きく影響します。

DIY上級者で、なおかつコストを抑えたい方におすすめなのが、このボンド施工タイプ！
床全面にボンドを塗ってしっかりと固定するため、
安価な素材でも仕上がりが安定しやすいのがポイント。

ボンドに塗りムラがあると、継ぎ目からボンドがはみ出したり、
作業中に服や床についてしまったりと、慣れていないと失敗しやすい場面もあります。

そのため、DIY初心者にはハードルが高いです。
材料コストを抑えられる商品が多く、プロのリフォーム業者の定番施工でもあります。