DIYで手に入れよう!ウッドデッキのある暮らし
ウッドデッキの作り方 その1【プラン編】
憧れのウッドデッキをDIYしたいけど、道具は何が必要なのか、どんな木材を選んだらいいのか、工程が多くて大変そう…など、何から始めたらいいのか迷ってなかなか1歩が踏み出せない方も多いはず。でもやってみたら意外に簡単だったと思えるかもしれません。ここでは、ウッドデッキDIYをする前のプランニング、必要な道具から材料を揃えるまでの計画と準備についてまとめました。
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リビングからつながるウッドデッキのある暮らしって解放感があって憧れますよね!
最近は業者に頼まず自分でウッドデッキを作る方も増えています。DIYはコストが抑えられるだけでなく、完成した時の感動も大きく、使うたびに愛着が湧きます。
力作業はお父さんに、軽作業はお母さんと子供たちがお手伝いと、家族で協力し合いながら作業すると絆も深まりますね。いいこといっぱいのウッドデッキ作り。ここで詳しく理解し、はじめの1歩を踏み出しましょう!
ウッドデッキの構造について
ウッドデッキ作りの前に、まず構造と各部名称を知っておきましょう!Step01 プランニング
ウッドデッキを作る場所の地面の状況を把握し、デッキの広さや土台などのプランを決めましょう!
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基礎石とは、デッキ床材を支える束柱の下に据えるコンクリートの部材のこと。ホームセンターで「束石」という名称で市販されています。
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1. 施工場所の現状をチェックする
- 【地面が土の場合】
- 地盤が柔らかい場合は、まず砕石を敷き詰め固めてから基礎石(束石)を設置します。
- 【地面がコンクリートの場合】
- 地盤がしっかりしているので基礎石(束石)を並べるだけでOK。
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2. 束柱の間隔を決める
ウッドデッキのサイズ・形が決まったら、束柱を設置する位置と間隔を決めます。まず、デッキ四隅を決め、そこから配置を決めていくようにするとよいでしょう。。
束柱の間隔の目安:900~1200mm
根太の間隔の目安:600~900mm床板は根太に対して垂直に張るのが基本なので、基礎石の位置を決める前に、床板を張る方向を決めておきましょう。図面を作成すると材料の必要数もわかりやすく、スムーズにDIYを進められますよ!
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横方向
スタンダードで人気の張り方です。正面から見たときに床板材の小口(木口)が見えずキレイに仕上がります。サッシに合わせて水平が取りやすいのも利点です。
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縦方向
視覚的に奥行き感が出てシャープなイメージになります。床板の長さが短くてすむので比較的楽に施工でき、DIYしやすい張り方です。

の違いって?
『大引き』は、根太を支える部材で根太よりも太く丈夫なものを使い、根太に対して垂直に張られます。
根太は、束柱の側面にビス止めするのが基本ですが、大引きを張らずに束石・束柱の上に根太を乗せる方法もあります。(上の写真)
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3. ウッドデッキの高さを決める
掃き出し窓の前にウッドデッキを作りたい場合、窓サッシの下部(水切り)のすぐ下に床板が入るように高さを合わせると、出入りがしやすくなるだけでなく、見た目も良くなります。
デッキ床面が高くなりステップ(階段・踏み台)を設置したい場合、どこにステップを付けるか、スペースはあるかなども考慮しておく必要があります。
フェンスをつけたい場合は、予め束柱を長くするか、金具で後付けするかなども決めておきましょう。
Step02 道具を準備する
ウッドデッキ作りに必要な工具を知り、「困った!」が起きないようDIYに備えましょう!
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この他に、地面をならして固める場合は、大きめのシャベルやタンパー(地面をたたいて固める道具)が必要です。釘打ちをする箇所がある場合は金づちも用意しましょう。あれば便利なものとして、サンダー・やすり(面取り・研磨に使用)、ハンマー、ノミなどがあります。電動工具が充電切れになった際の電源も忘れずに確保しておきましょう。
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必要な電動工具
- 1.丸ノコ
- 材料の直線切断に使用。手ノコギリでもカットは可能ですが、やはり電動工具がないと難しい場合があり、施工スピードも断然速くなります。
- 2.インパクトドライバー
- ウッドデッキ作りには欠かせないビス止め、ドリルでの穴あけなど最も出番の多い工具です。幅広くDIYで活躍してくれるのでこの機会に揃えておいて損はありません。
3. 差し金(さしがね)計測・直角出し
4. 水平器水平の確認
5. メジャー計測
6. チョーク・鉛筆墨つけ(しるし付け)
7. 手ノコギリ細かいカット作業
Step03 材料を揃える
デッキ材選びから、基礎石、ビスなどウッドデッキに必要な材料を揃えましょう!
デッキ材選びは、ウッドデッキDIYにおいて最も重要なポイントです。
まず、天然木か人工木か、天然木ならソフトウッドかハードウッドかなど、耐久性だけでなく、施工性や快適性も考慮して最適なデッキ材を選びましょう。(※デッキ材が天然木の場合は、完成後に塗料で保護が必要になる場合があります。)
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天然木
最もポピュラーで一般的なのが、2×4(床板)と2×6(根太)の規格材です。ソフトウッドは、柔らかく加工がしやすいのでDIYにおすすめです。ハードウッドは、耐久性、強度に優れているためデッキ材として人気ですが、硬いのでビス止めには下穴が必要となり、どちらかといえばプロ向きといえます。
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人工木
近年人気が高まってきている人工木材(樹脂木)。天然木に劣らない見栄えのものも多く、メンテナンス性・耐久性の面で選ばれることが多いデッキ材です。根太材や基礎に丈夫なステンレス製の部材もあり、組立キットなどDIY向け商品も多くDIY初心者でも選びやすいのが魅力です。
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2. 基礎石(束石)を用意する
デッキの土台となるコンクリートの部材「基礎石」はホームセンターで束石などの名前で売られています。羽子板付きタイプのものが施工しやすく便利です。また、作るデッキの高さが低く、基礎石を置けない場合は「コンクリート平板」を使用してもOK。Step1でプランニングした図面の束柱分の基礎石を準備しましょう。
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3. ビスを用意する
デッキ材を固定するビスは、ネジのピッチが大きく下穴をあけずに直接打ち込んで木材を固定できる「コーススレッド」がおすすめです。ネジのピッチとはスクリュー部分の山と山の間隔を指し、ピッチが大きいことでネジの回転が速くなり打ち込みスピードが上がります。
ビスの表記例:M8×1.25 → ネジの直径が8mm、ピッチが1.25mmという意味

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