束・根太・床板などデッキ部材の必要数量拾い出しのコツを紹介 ウッドデッキDIYに必要な材料数の出し方

束・根太・床板などデッキ部材の必要数量拾い出しのコツを紹介ウッドデッキDIYに必要な
材料数の出し方

ウッドデッキをDIYする場合、大きく分けて二通りの方法が考えられます。一つはウッドデッキ組立キットを利用する方法。そしてもう一つは材料を自分で揃えてオリジナルのデッキをつくる方法です。キットを利用する場合は必要な材料の大半は揃っていますが、キットを使わない場合は材料をすべて自分で用意しなければなりません。オリジナルのデッキをつくる場合に必要な材料数は、図面を描くとわかります。図面でウッドデッキDIYに必要な材料数を出す方法をご紹介します。

ウッドデッキの図面とは

  • 図面とは
  • DIYをするときには図面が大切だといわれます。それはなぜでしょうか。もちろん図面がなくても作りたいものをイメージしながら作ることができる人もいます。簡単なものならそれでもよいかもしれません。図面とは「どうやってつくるか」ということを図に表したものです。ウッドデッキのように正確さが重要なDIYの場合、頭の中でイメージするよりも図面に描きだしてより明確にするのが良いでしょう。材料のサイズや必要数、そしてビス留めの位置などを図面に描き表わすことによって、ミスを少なくし、正確に、そして早く作業を進めることができます。

簡単な図面の描き方

  • 簡単な図面の描き方
  • 図面は「どうやってつくるか」ということを描くものです。設計図ともいわれますが、難しく考えずに自分が見てわかる方法で描くことが大切です。立体のものを平面に描く方法としては三角法などがよく使われますが、まずは手描きで簡単に描いてみましょう。
    今回は、フェンスなどの柵がないデッキの図面の描き方です。まず上から見ている感じを描いて、どのような形のウッドデッキにするか決めましょう。(正方形、長方形、L字型などおおまかで大丈夫です。)次に横から見た感じを描きます。上から見た図と横から見た図の二通りがあるとわかりやすいでしょう。

ウッドデッキの図面を
描く時のポイント

ウッドデッキの図面を描くときに最初にする大切なことは、ウッドデッキ床部の広さと床部までの高さを決めて、図面に描き入れることです。このサイズは現場を正確に測って決めておきましょう。そして事前にウッドデッキの各部位の名称と意味を理解し、ウッドデッキ床部の面積に合わせて図面に描き足していくとよいでしょう。

  • STEP1ウッドデッキの
    広さ(面積)と
    床の高さを
    決めよう!

  • STEP2図面を描くのが苦手でも
    大丈夫!
    寸法や配置が
    明確ならラフ図でもOK!

  • STEP3作りたいウッドデッキの
    イメージを
    明確に持つことが
    重要なポイント!

  • 基礎石

    ウッドデッキの基礎、土台となる石。束石ともいいます。

    束柱

    基礎石の上に立てるウッドデッキを支える柱。

    根太

    「ねだ」。床板のすぐ下にある基礎となる木材。床板と直接ビスで固定されます。

    大引き

    根太を支える木材。

    幕板

    根太や大引きが見えないように側部に張る板材。

必要な材料数の出し方

基礎石(束石)と束柱

束柱はウッドデッキの柱となる部分で、それを支える大切な土台となるのが基礎石です。基礎石はウッドデッキを支えることが一番の仕事です。束柱が動かないようにしっかりとした土台をつくりましょう。そのための束柱の間隔は一般的に900mm~1200mmくらいがよいとされています。基本的に束柱を多くすればそのぶん構造的に安定しますが、それだけ作業も費用も多くかかります。横方向の間隔で根太がたわんだり、縦方向で床板がたわんだりすることがないように設置場所を考え基礎石の数と束柱の本数を図面に描き入れましょう。ウッドデッキ床部の図面の上から、基礎石を置く場所にしるしをつけるとわかりやすいです。

  • 基礎石(束石)と束柱
  • 束柱・基礎石の必要数は

    束柱→10本
    基礎石→10個

    となります。

根太と大引き

ウッドデッキ床部の基礎をつくる部分です。根太と大引きは混同しやすいのですが、根太は床部にビスで止めるので一体化されています。大引きはおの根太を支える部分になるので根太に対して垂直に張られるものです。そのため大引きは根太よりも太い木材を選ぶ必要があります。図面には根太材と大引きを色分けてするなど区別できるように記入するとわかりやすいでしょう。ここでは、大引きを張らずに根太のみで枠組みする場合の必要数を例にあげています。

  • 根太と大引き
  • 根太材の必要数は

    38mm×89mm×1820mmの木材の場合
    長さ1820mm × 2本
    長さ1424mm × 4本

    となります。

床板の割り付け

基礎図面が出来上がったら床板をどのように並べていくか(割り付け)を考えます。基本的に床板は長手方向に張っていきます。最初にウッドデッキ部分の出幅を使う木材の幅で割ります。すると木材を何列張ればいいかがわかりますね。その列数が必要な本数になります。ただしここで注意するのは、床板を張るときには、水はけや通気性を考慮して隙間を空けなければいけません。隙間はだいたい5mm~10mm程度とされているので、隙間の分も計算に入れて必要な木材の数を計算してください。

  • 床板の割り付け
  • 床板材の必要数は

    19mm×140mm×1820mmの木材、
    隙間を10mmとする場合
    長さ1820mm × 10本
    となります。

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床板を割り付けする時の
ポイント

床板を割り付けするときは、隙間を開けて割り付けることを忘れないようにしましょう。また幕板を張る場合に、床材を幕板よりも少し張り出しておさめるときは、その分長く床材が必要になるので考慮して計算してください。ウッドデッキの出幅の長さを自由に変えることができるのであれば、使用する木材に合わせて最初の図面を修正し、出幅を調節すると床材の幅をカットするというような手間を省くことができます。

幕板と仕上げ

ウッドデッキの床材をビスで固定したら幕板を張って仕上げをします。その際、幕板の必要枚数はウッドデッキ側面の家部に接続していない箇所の数を用意しましょう。たとえば長方形のウッドデッキの幕板は正面部1枚と側部2枚です。
また幕板は床材を出しておさめる方法と出さない場合があります。それも図面に描き入れるようにするとよいでしょう。根太組み工法など幕板が不要な場合もありますので、仕上がりの見栄えなどを考慮して決めると良いでしょう。

  • 幕板と仕上げ
  • 幕板の必要数は

    19mm×140mm×1820mmの木材の場合
    正面用1858mm × 1本
    側面用1500mm × 2本

    となります。

まとめ

  • 材料を揃えるところからすべてを自分でするのは手間がかかることです。けれどその分、達成感が大きかったり、愛着も強くなったりするかもしれません。図面を描くのは難しそうに思えたり、面倒な作業のように感じたりしますが、このひと手間がその後の作業をスムーズにし、DIYがより楽しい時間となります。ぜひお試しください!

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