無垢フローリングの貼り方
自然の木目が美しい無垢フローリング。自分で施工するのは難しそうに思いますが、必要なサイズを測る・フローリングをカットする・ボンドと釘を使って固定。を繰り返すだけ!思っているよりずっと簡単!今回は今あるフローリングの上に施工する方法をご紹介します!
施工に必要な道具
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準備する物
- かなづち
 - フロアー釘
 - ゴムハンマー
 - ポンチ
 - さしがね
 - 仮釘
 - スペーサー
 - えんぴつ
 - のこぎり
 - ペンチ
 - スケール
 - 丸ノコ(なくてもOK)
 
 
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使用する材料
- 無垢フローリング
 - フローリング用ボンド
 
 
フローリングを貼る手順
1列目を貼っていこう
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 フローリング材の裏側に筋状に2本ボンドを絞り出していきます。ボンドが多すぎるとはみ出てしまうので注意が必要です。
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 メザネが壁側に向くように部屋の隅から置き始めます。ボンドが手に付かないように注意しながら、フローリングを置き、上から押さえて圧着します。
 
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							メザネとは
フローリングには長い辺と短い辺のそれぞれにサネがあり、出た方のサネを凸サネ(オザネ)、へこんだ方のサネを凹サネ(メザネ)と呼びます。
 
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 しっかり圧着できたら壁側の近くを仮釘で動かないように仮止めしておきます。仮釘は1枚のフローリングに3~4箇所打ちます。
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 一番最初の列は仮釘無しでフロアー釘を打ち込んでしまうと壁際が浮き上がってしまうため、仮釘を使用します。
 
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							作業のポイント!
このとき、壁際とフローリングの間に5mmほど隙間をあけて仮止めしましょう。施工後に巾木を貼らない場合、隙間はコーキング材を入れて処理しましょう。
 
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 仮釘が打てたらフロアー釘を打っていきます。サネに対して45°の角度になるように打ち込みます。
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 最後はポンチを使ってしっかり打ち込みましょう。
 
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							なぜ45°で最後まで
打ち込まないといけないの?打ち込んだ釘がサネのかみ合わせの邪魔になり、サネがしっかりはまらず、フローリングの隙間の原因になるので45°の角度でしっかり打ち込む必要があるのです。
 
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 フロアー釘は30cm間隔になるように打っていきます。
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 フローリング材が硬くてうまくフロアー釘が打ち込めない場合は、あらかじめフロアー釘の直径より一回り細いドリルなどでサネに対して45°の角度になるように下穴を開けておきましょう。
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 左端は必要な長さを測ります。
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 カットしたフローリング材の裏にボンドを塗ります。
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 サネ同士を合わせてから静かに左の壁面を入れ込んでいきます。今まで同様フロアー釘まで打ち込めたら1列目が完了です。
 
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フローリング同士の隙間
1枚目以降はフローリングの間にスペーサーをかませてからフローリングを固定します。※無垢フローリングは室内の環境によって膨張や収縮をします。そのため、隙間をあけておかないとフローリングの反りなどが発生してしまいます。
フローリング同士の隙間の目安
夏場:0.2mm~0.3mm 冬場:0.3mm~0.4mm
名刺やはがきをスペーサー代わりに使ってもOK!
※ハガキの厚みは、約0.2mmです。 
2列目を貼っていこう
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 2列目の右側にくるフローリングは1列目の左側でカットした残りのフローリングを使えますが、残りのフローリングが短すぎる場合はカットしていない新しいフローリングを貼りましょう。
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 ボンドを塗ったフローリング材を1列目のサネにしっかりはめ込みます。
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 列の間はスペーサーを2箇所かませます。
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 しっかり上から圧着できたらフロアー釘で固定しましょう。残り2列になるまで貼り進めていこう!
 
最後の列の幅をカットしていこう

まずフローリングの端材のサネを切り落とした物を用意しましょう。これが定規代わりになります。
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 最後の2列はあらかじめ入れ込む長さにカットしておきましょう。
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 手前の列を外し、最後の列をはめ込みます。
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 スペーサーを挟んでおきます。
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 先ほど作った定規を向きに注意しながら壁際にぴったり沿わせ、スライドさせながらフローリング材にカットラインを引いていきます。このとき、正確な線を引くために定規を水平に保ちながら作業をしましょう。
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 カットラインが引けたら線に沿って真っ直ぐカットしていきましょう。
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 これで最後の列がカットできました。
 
最後の2列を貼っていこう
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 外しておいた手前の列の裏にボンドを塗って入れ込んでいき、フロアー釘で固定します。
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 かなづちが壁に当って釘が打ちにくいときはしっかり圧着してからフロアー釘ではなく仮釘のみで固定します。
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 最後の列は裏にボンドを塗ったフローリング材の列同士のサネを先に入れ込み、つなげてから斜めに倒し全体のサネを少しずつ入れ込んでいきます。
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 サネが入ったら、パタンと倒すように最後の列を入れ込みます。
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 きれいに入れ込めたら上からよく圧着し、フロアー釘は使わず仮釘で仕上げます。
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 なるべく壁際に仮釘を打ち、ボンドが乾くまで待ちましょう。乾燥時間の目安は使うボンドや量によって変わります。ボンドの説明書などをご確認下さい。
 
仮釘を抜いていこう
ボンドが乾いたらすべての仮釘を抜いていきます。
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