CLASSENの持続可能な社会への取り組み

未来の世代により良い地球を。 CLASSENの
持続可能な社会への取り組み

ドイツ発のフローリングメーカーCLASSENは、素材選びから製造、流通、そして使い終えたその先まで、あらゆる工程において「環境への配慮」と「責任あるものづくり」を徹底しています。このページでは、CLASSENがどのようにしてサステナブルな社会の実現に貢献しているのか。製品の背景にある、確かな取り組みと企業の姿勢をご紹介します。

クラッセンの床材には、未来への責任が込められています。
単に美しいだけでなく、環境と人に誠実な選択をしたい。
そんな思いに応えるフローリングメーカーです。

「サステナビリティは企業の義務であり、次世代への責任である」との考えのもと、
約2,000人の従業員が一丸となって、環境と共存するものづくりに取り組んでいます。

資源の調達から製造、エネルギー、包装、そして使い終えたあとの行方まで、
すべてのプロセスにおいて持続可能性を追求し、そのひとつひとつに
クラッセンの誠実な姿勢とものづくりへの誇りが込められています。

4つの視点で実現する
持続可能なものづくり

環境配慮型の素材選定

CLASSENは、すべての製品において「責任ある素材選定」にこだわりを持っています。使用する木材はすべて、FSC®またはPEFCの認証を受けた持続可能な森林から調達。これらの認証は、森林資源が適切に管理されていることを国際的に証明する制度です。
- FSC・PEFCについて詳しく見る

省エネ生産

再生可能エネルギーの活用

■カイザースエッシュ工場での太陽光発電
2023年、カイザースエッシュの工場に35,000㎡の太陽光発電システムを導入しました。年間約423まnkWhの電力を生産し、工場の電力需要の約11％を賄っています。将来的には追加の太陽光発電システムを導入し、再生可能エネルギーによる自給率を約25％まで引き上げる計画です。

■バルートでの風力発電計画
再生可能エネルギー比率をさらに高めるため、バルートに32基の風力タービンを設置する計画を進めています。このプロジェクトは、地域の産業や住民への電力供給と脱炭素かを推進することを目的としています。

廃熱の再利用と地域貢献

バルート工場で発生する産業廃熱を、近隣のバルートおよびミュッケンドルフの町に供給する地域暖房ネットワークの構築を計画しています。これにより、地域社会へのエネルギー供給と環境負荷の低減を同時に実現します。

工場内資源の再活用

バルート工場では、製造工程で発生する木材廃棄物（木くずや木粉）を燃料にした自社バイオマス発電を行っています。この取り組みによって、製造に必要な熱エネルギーを自給するとともに、年間で約5,200トンのCO2排出削減を実現しています。

倉庫・物流におけるエネルギー効率化

CLASSENは生産現場だけでなく、物流・倉庫管理における省エネと効率化も追及しています。
- 無人搬送車（AGV）と全自動パレット積載ラインにより、24時間稼働の無駄のない物流を実現。
- 電動フォークリフトの導入や搬送ルート最適化によって、電力・燃料消費を大幅削減。
- 自動化による労働負荷の軽減と安全性の向上。
これらのシステムはCLASSENのスマートファクトリー化を支える重要な要素であり、同時に環境負荷の低減にも大きく寄与しています。

循環型経済への注力

CLASSENは「つくる→使う→捨てる」という直線型の消費モデルから脱却し、「使ったものを資源に戻す」循環型経済への移行を企業戦略の柱としています。

CLASSENの床材は耐久性や寸法安定性に優れ、長期使用に耐えうる構造を持っています。「長く使う」こと自体が廃棄物の削減につながるという考えに基づいています。

さらに、PVCを一切含まない独自開発のポリマー素材CERAMIN®においては、使用後の製品を原料として回収・再加工し、新たな製品へと循環させる“リサイクルループ”の構築にも取り組んでいます。

持続可能な包装と未来

CLASSENは製品そのものだけでなく、「梱包材」までを含めて環境に配慮しています。

プラスチック包装材の再生材含有率は30％を達成済み。
また、印刷物を削減し、製品情報はデジタル化されたQRコード連携などによりペーパーレス化を推進しています。

世界に認められた
品質とサステナビリティ

国際的な環境ラベルを取得

環境や健康への配慮は、目に見えるかたちで証明されるべきもの。
クラッセンの製品は、ドイツ政府の「ブルーエンジェル」や、
ドイツの第三者機関による「エコインスティテュート認証」、持続可能な森林認証「PEFC」など、
国際的に信頼される環境ラベルを多数取得しています。
サステナブルな製品づくりへの真摯な姿勢が、こうした認証の取得につながっています。

各認証について詳しく見たい方はこちらから

国内外で高く評価された、
数々の受賞歴

■EIFEL賞（2024年）
ドイツ・アイフェル地域の持続可能な企業を表彰する「EIFEL賞」のサステナビリティ部門を受賞。
地域社会への貢献が評価されました。

■Solar Impulse Efficient Solution Label（2024年）
環境と経済性を両立する革新的な技術に贈られる「Solar Impulse Efficient Solution Label」をCERAMIN®が取得。ポストコンシューマーリサイクル材の活用やCO₂排出削減効果が認められました。

■German Innovation Award（2024年）
ドイツ・イノベーション賞の「B2B部門」でCERAMIN®が受賞。
持続可能性とリサイクル性に優れた革新的な素材として評価されました。

■Green Collection Award（2024年）
国際床材見本市DOMOTEXにて、環境に優しい製品としてCERAMIN®が「Green Collection Award」を受賞。PVCフリーで100%リサイクル可能な特性が評価されました。

■Cradle to Cradle Material Health Certificate（2025年）
CERAMIN®は、健康と環境への配慮が評価され、「Cradle to Cradle Certified® Material Health Certificate（ブロンズ）」を取得。
PVCや有害な可塑剤を含まない、100%リサイクル可能な素材として認証されました。

■German Design Award（2025年）
CERAMIN®は、優れたデザインと持続可能性が評価され、「German Design Award 2025」の「Winner」カテゴリーを受賞しました。