
厄介な雑草を撃退! スギナの駆除方法!
スギナの生態やおすすめ
アイテムもご紹介!
スギナは地下茎を伸ばして広範囲に繁殖するため、駆除が厄介な雑草です。草刈り機や除草剤を使用した駆除方法にも実は注意が必要です。このページではスギナの生態と適切な駆除方法について解説します。
駆除が難しい
スギナの正体とは?
-
-
スギナは草丈が5~30cmほどまで成長する多年生雑草です。「多年生雑草」とは、1年で発芽し花が咲いて枯れていく「一年生雑草」と違い、地表の花や茎は枯れるものの、地中の根や地下茎が複数年にわたって生き続けるので駆除が非常に困難な雑草です。
なぜスギナの駆除は難しいの?
様々な方法で繁殖する
-
地下茎や根っこから
スギナは地表の葉や茎を枯らしても、地下茎(地面の下に伸びている茎)や根っこからどんどんと繁殖します。地下茎は切断されても簡単に再生するので、間違った方法で草抜きや草刈りをするとさらに増殖させてしまう可能性もあります。
-
胞子から
スギナはシダ植物に属するので、胞子によって繁殖します。2月下旬から4月上旬ごろに見られる「つくし」がスギナの胞子茎です。1つのつくしに数万個の胞子が入っているといわれており、この胞子が飛び散り広範囲に繁殖します。
他の雑草に比べて生命力が強い
-
-
土壌のph濃度は植物の生育に大きく影響しており、ph濃度が大きいとアルカリ性の土壌に、ph濃度が低いと酸性の土壌になります。このph濃度によって生育しやすい植物と生育しにくい植物がありますが、生命力の強いスギナは、酸性土壌でもアルカリ性土壌でも成長できる生命力の強さを持っています。
スギナ駆除の注意点
草刈りで胞子が散乱する
可能性がある
-
-
スギナは胞子で繁殖するので、むやみやたらに草刈りをしてしまうと、胞子を広範囲に散乱させてしまい、かえってスギナの繁殖を促してしまう可能性があります。また、草刈りをした後の雑草除去作業も徹底して行う必要があります。
むやみに根を引きちぎると増殖する
-
-
スギナの根は地下茎でつながっているため、根っこから引き抜いたつもりでも、ちぎれた地下茎が土の中に残っているとそこからまたどんどんと繁殖していきます。狭い面積であれば根気よく根を取り除き続けることで繁殖を抑えることはできますが、広い面積であれば、その駆除は簡単ではありません。
スギナの駆除方法
除草剤を撒く
-
-
除草剤を使用すると手軽にスギナの駆除をすることができます。除草剤は大きく分けて「茎葉処理剤」と「土壌処理剤」があります。茎葉処理剤はすでに成長した茎や葉を枯らす効果があるためスギナが成長し始めた4~6月に、土壌処理剤は、発芽直後に散布することで効果があるので、3月後半~4月に散布しましょう。
除草剤の選び方・注意点
成長した葉や茎を枯らす茎葉処理剤は地表の茎や葉のみを枯らす「グルホシネート系」と地下の根や地下茎まで枯らす「グリホサート系」に分かれています。地下茎や根によって繁殖するスギナには「グリホシネート系」の除草剤がおすすめですが、グリホシネート系の除草剤は、農作物などの他の植物も同時に枯らしてしまうので使用には注意が必要です。
防草シートを敷く
-
-
スギナの駆除に最もおすすめなのが防草シートを敷く方法です。防草シートとは、光合成を防止することで雑草の発生を抑制するシートのことです。抜いても抜いても生えてくる繁殖力の高いスギナも防草シートで物理的に押さえてしまえば、成長することができません。適切な防草シートを選んで施工すれば10年以上もの間スギナの発生を防ぐことができます。
防草シートの施工方法
-
STEP1地表のスギナを除去する
まずは地表に生えているスギナを除去しましょう。地面に凹凸があると防草シートと地面の間にすき間ができてしまい、そこから雑草が生えてくる可能性があるので、ここでしっかりとスギナを除去して地面をできるだけ平らにしましょう。
-
STEP2防草シートを並べる
スギナを除去し、地面を平らな状態にできたら、継目部分を10cm以上重ねながら、防草シートを並べて施工していきます。除草剤を撒いても問題がない場合は、防草シートを敷く前に、除草剤を散布するとさらに防草効果を高めることができます。
-
STEP3ピンとテープで固定する
防草シートを並べることができたら、固定ピンを約50cmの間隔で地面に打ち込み、シートを固定していきましょう。最後に、固定ピン打ち込み部分から雑草が生えてこないように、補修テープを貼ったら施工完了です。
-
防草シートの施工方法~曝露施工編~
1人でもできる!
防草シートをむき出しで施工する
「曝露施工」の方法をご紹介します。 -
スギナ駆除に効果的な
防草シートの選び方
防草シートの強度は
必ずチェックしよう
-
-
スギナやイネ科の雑草などの葉先の尖った強雑草には密度の高い不織布タイプの防草シートがおすすめです。密度の低い安価な防草シートや、繊維のすき間が大きい織布タイプの防草シートでは雑草がシートを突き破って生えてきてしまいます。せっかく時間をかけて施工した防草シートが無駄にならないように防草シート選びは慎重に行いましょう。
RESTAイチオシ防草シート!
コスパ最強!耐用年数約10年!
実績多数!国内メーカー品
-
専用テープできれいに仕上がる!
公共事業や施設周辺などへの施工実績が豊富な高品質防草シート。別売りのカメレオンテープと一緒に施工すると補修テープが目立たず綺麗に仕上がります。
1m×50m巻 税込37,400円/本強雑草対応 不織布2層構造 耐用年数約10年 -
表面が平滑でお手入れ簡単!
表面が平滑に仕上げられており、砂ぼこりや落ち葉などが繊維に引っ掛かりにくくお手入れが簡単です。透水性に優れているのが特長です。
1m×50m巻 税込27,676円/本強雑草対応 不織布2層構造 耐用年数約8~10年

防草シート教室
-
防草シートの豆知識
-
防草シートの施工方法
-
防草シートの選び方
-
雑草対策の豆知識
-
その他おすすめコンテンツ