マンション用直貼りフローリングの貼り方

直貼り工法による遮音(防音)フローリングの施工方法を詳しく解説! マンション用直貼りフローリングの貼り方

マンションの場合、一般的にLL-45(軽量床衝撃音の数値)などの防音規定が定められているため、床の張り替え時には規定に合った防音フローリングを選ぶ必要があります。また、集合住宅や2階以上のフロアなど、階下への物音が気になるお住まいには遮音(防音)フローリングがおすすめ!マンション用フローリングもDIY施工で快適な住まい環境が作れます。ここでは、遮音(防音)フローリングを直貼り工法で貼るDIY方法を写真で分かりやすく解説しています。

今回は、コンクリートスラブの下地に1/3ずつずらして貼る『一尺ずらし』で割り付けて施工します

採寸・割り付け

  • タテ・ヨコ寸法

    まず、フローリングを貼る床面のタテ・ヨコ寸法を測ります。

  • 墨つぼで線を引く

    次に、墨つぼ等を使ってタテ・ヨコそれぞれに中心線を引きます。

  • 一尺ずらし

    中心から、どのように割り付けるかを決めます。

  • 壁際を5mmあける

    壁際は、床材の伸縮を考慮し、5mmの隙間を空けて施工します。

1列目をカット・仮敷き

  • 2列目に基準線を引く
  • 基準線

壁際のカットが必要な1列目の床材を作るため、まず、割り付けた2列目の位置に基準線を引きます。

  • 基準線
  • 両端の床材をカット

次に、1列目の割り付けに合わせて両端の床材をカットします。

  • 基準線

    カットした1列目の床材を、2列目の基準線に沿って仮置きしていきます。

  • 基準線

    この時、サネの端ではなく、床材表面の端を基準線に合わせて置きましょう!

  • クサビ

    壁際の端にはクサビを挟んで5mmの隙間を空けます。

  • 凸サネ

    貼っていく方向に凸サネが向くように、凹凸サネの向きを揃えて仮置きしていきます。

  • 継ぎ目

    継ぎ目がきっちり合っていることを確認しながら敷いていきましょう!

  • 反対側の壁まで

    反対側の壁まで1列分すべて敷けたら仮置きOK!

『巾定規』の作り方

1列目のカットラインを引くための
巾定規を作ります。

仮置きした1列目
  • cut

    床材をカットして余った端材(約20cm程度)の、長辺の表面から大きくはみ出た下部のサネを切り落とします。

  • 表面1枚分の巾定規

    今回は、壁際に5mm隙間をあけるため、もう片方のサネは残します。

  • 壁際から床材表面+5mmの線

    作った巾定規の表面を下側に向けて、奥の壁に突き付けて仮置きした1列目の上に置き、巾定規に沿ってペンで線を引きます。

  • カットライン

    巾定規が壁から離れないように動かしながら1列目にカットラインを引いていきます。

  • カット

    カットラインが引けたら床材を外し、線に沿ってカットします。
    ※戻す際に並び順がわかるようマスキングテープに番号を記入して貼っておきましょう!

  • 仮敷き

    まずは、ボンドを塗らずにカットした1列目から仮敷きしていきます。壁際にクサビを挟みながら敷いていきましょう!

  • サネをはめる

    2列目以降もサネをはめながら敷いていきます。

  • 一尺ずらし

    今回は、列ごとに1尺(約30cm)ずつずらし配置する「一尺ずらし」で敷いていきます。

無垢遮音フローリングの場合
無垢遮音フローリングの場合

無垢材の遮音フローリングは、目地にもクサビを挟みます。

  • 最後の列になる床材
  • 仮ではめ込む

最後の列は、まず手前の列を外したところに仮ではめ込んで敷いてから、

  • カットライン
  • 1列目と同じように

1列目同様に巾定規で線を引いて、最後の列をカットします。

  • 最後の列

    最後の列はすべて短辺のサネを連結させた状態で、一緒にはめ込みます。

  • クサビ

    最後の列の壁際もクサビを挟んでおきましょう。

凹凸部分の処理方法
  • 凹凸部分

    框(かまち)などの凹凸部分では、5mmの隙間を取らずにカットします。

  • 壁際の端処理と同じ

    壁際の端処理と同じように、カットする列を手前の列にはめ込み、

  • 表面1枚分の巾定規

    ここでは表面の長さに合わせてサネ部分を切り落とした巾定規を用意して、

  • 線を引く

    かまちに当てながら、凹凸の形状に線を引き、

  • カット

    線に沿ってのこぎり等でカットします。

  • かまち部分は隙間を空けない

    ここも短辺のサネを連結させた状態で、一緒にはめ込んでおさめます。

完了!

仮敷きを外す

  • マスキングテープで印

    部屋全体に仮敷きできたら、仕上げの際に貼る列と順番がわかるように、1枚1枚にマスキングテープで印を付け、

  • すべて外す

    仮敷きしたフローリングを一旦すべて外します。

際根太を置く

  • 際根太

    際根太とは、沈み込みを防ぎたい箇所に敷き込む部材です。

  • 幅2~3cm程度

    まず、フローリングに同梱されている際根太用の板材を、カッターで幅2~3cm程度にカットします。

  • 壁際や建具の敷居の際

    壁際や建具の敷居の際などに並べます。

  • 際根太

    際根太を置いたところは、フローリングの裏面クッション材を際根太の幅分だけ切り取っておきましょう。

  • 隙間ができる

    壁際は際根太を入れないと、クッション材の沈み込みによって、巾木や框などの間に隙間や段差が生じます。

  • 隙間ができない

    際根太を入れることによって、壁際の沈み込みを防ぐことができます。

フローリングを貼る

  • 床面にボンドを出す

    並べた際根太は一旦外し、床面にボンドを出します。

  • 塗り広げる

    ボンドは、施工の手が届く範囲で塗り広げます。

  • 際根太の上

    際根太を元の位置に戻して貼り、際根太の上にもボンドを付けます。

  • 1列ごと

    フローリングを、仮敷きした順番で1列ごとに貼っていきます。仮敷きの時と同様に壁際はクサビを挟んでおきます。

  • できるだけ、ボンドが付かないように注意!
  • ウレタンボンドが床材の表面に付いてしまった場合

ウレタンボンドが
床材の表面に付いてしまった場合は、
溶剤を使ってすぐに拭き取りましょう!

※無垢など材質によっては拭き取っても
跡が残ってしまう場合があります。

  • 2列目以降

    2列目以降もどんどん貼っていきます。

  • サネを強く押し込みすぎない

    サネを強く押し込みすぎないように注意し、

  • ゴムハンマー

    必要に応じてゴムハンマーで優しく叩いてはめ込むと良いです。

  • 残り1列になるまで

    ボンドを足して塗り広げながら、残り1列になるまで貼り進めましょう!

ボンドを塗りながらどんどん貼って...
  • はめ込み

    最後の1列は隣り合うサネを全て繋げた状態のまま、一緒に倒してはめ込みます。

  • ボンドが乾くまで

    全て貼れたら、ボンドが乾くまで時間をおきます。

壁際の仕上げ

  • 壁際のクサビ

    ボンドが乾いたら、壁際のクサビを全て取り除きます。

  • 巾木

    巾木も替える場合は、床を敷いた後に取り付けましょう。

  • 5mmの隙間

    壁際にあけた5mmの隙間は、巾木の厚みで隠すことができます。

  • コーキング

    敷居などの隙間にはコーキングを入れます。

ボンドが完全に乾いたら完成です!

※ボンドが完全に乾くまでには
1日程度かかります。
それまでは床材がズレないよう
歩行時にはご注意ください。

紹介した施工方法は、ご家庭でのDIY向けに本来の施工手順を
一部変更・簡素化しており、プロの施工方法と異なる場合がございます。

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