
壁や窓に貼るだけ・塗るだけ! 壁・窓の断熱DIYアイデア集!
お部屋の断熱対策を業者に依頼すると、大掛かりな工事や高額な費用がかかることがあります。そのためこのページでは、手軽にできるDIYの断熱対策アイデアとおすすめの商品をご紹介します!

断熱対策DIYに効果的な
場所は「壁」と「窓」
冬の暖房時に流出する熱のうち、
58%が「窓」から、
15%が「壁」から失われる
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冬の暖房時、家の暖かさは主に窓と壁から逃げていきます。
特に窓からは約58%もの熱が流出すると言われており、最も大きな原因となっています。窓のガラスやサッシの断熱が不十分だと、せっかく暖めた空気がどんどん外へ出てしまいます。また、壁からも約15%の熱が失われるため、断熱材が少ない家や築年数が古い家では、寒さを感じやすくなります。
そのため。冬の寒さや夏の暑さにお困りの方は、まず窓と壁の断熱DIYから初めて見るのがおすすめです。
古い住宅の場合は
特に断熱DIYが効果的に!
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日本では、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(平成27年法律第53号)に基づき、省エネ基準が定められています。この基準は時代とともに改正され、新築住宅の断熱性能も徐々に向上してきました。
そのため、築年数が古い住宅ほど断熱性能が低く、冬の寒さや夏の暑さの影響を受けやすくなります。
こうした住宅では、DIYによる断熱対策が特に効果的です。
- 1980年:住宅の断熱性能に関する基準が初めて策定された。
- 1992年:住宅の熱損失係数(Q値)の規定が導入され、地域ごとに異なる基準が設けられた。
- 1999年:高断熱化が求められ、気密性能の向上も重視されるようになった。
- 2013年:外皮平均熱貫流率(UA)を指標とし、さらに厳しい基準へ変更。
- 2020年:住宅断熱性能だけでなく、エネルギー収支ゼロを目指すゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)が推奨されるようになる。
- 2025年4月以降:新築住宅において省エネ基準適合が義務化。
特に1999年以前に建築された住宅は、現在の新築住宅と比べて断熱性能が低く、冬は冷え込みやすく、夏は暑さがこもりやすい傾向があります。そのままでは冷暖房の効率も悪く、光熱費がかさんでしまうことも。
ここからはそんなお悩みを解決するために、今すぐ実践できるDIY断熱対策をご紹介します。
大がかりなリフォームをしなくても、ちょっとした工夫で室内の快適さをグッと向上させることができます。
壁の断熱DIYアイデアを
ご紹介!
既存の壁の上から貼れる断熱パネルで
熱気・冷気をシャットアウト!
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大掛かりな工事は不要!
既存の壁の上から貼り付けるだけの
簡単施工!コンクリートの約30倍の断熱性能を持つポリスチレン製の壁パネル。軽量で扱いやすく、両面テープと接着剤で施工可能!冷暖房効率のアップや冬場の結露対策として活躍します。
税込605円~/枚12×120×900mm
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コンクリートの
約30倍の断熱性能!空気を多く含むポリスチレン素材が外気の熱や冷気が内部に伝わるのを抑えます。断熱材が入っていない築年数の古い家や、コンクリート壁の家などで特に高い断熱効果を発揮します。
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超軽量で
扱いやすい!断熱効果を高めるために発砲したポリスチレンを使用しているので、一般的な壁パネルに比べて超軽量で、扱いやすくDIYに最適です!
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豊富なカラーバリエーション
であらゆる部屋にマッチ!全8色の豊富なカラーからお選びいただけます。木目柄デザインも豊富で、お部屋になじみやすく、インテリアのアクセントとしても活躍します。
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断熱材が入っていない
鉄筋コンクリート造のお家1970〜1990年代に建てられたマンションや団地の中には、断熱材を使用せず、コンクリートの壁に直接壁紙を貼った住宅が多く見られます。
このような住宅では、寒さや暑さを感じやすいだけでなく、冬は外気の影響で壁が冷え、室内の暖かい空気が冷たいコンクリートに触れることで結露が発生しやすくなります。
エアサーモパネルを貼ると、壁の表面温度が下がりにくくなり、結露の発生を防止することができます。

動画でチェック!
窓の断熱対策DIYアイデアを
ご紹介!
断熱仕様のブラインドで
窓の断熱対策!
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ハニカムスクリーンとは、生地の断面が六角形の構造になったブラインドのことです。
六角形の中にできる空気層が、熱の伝わりを和らげ、普通のカーテンやブラインドに比べて、優れた断熱効果を発揮します。
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ニチベイ ハニカムスクリーン ココン防炎の場合
年間冷暖房負荷が44%減!
冷暖房負荷とは、室内の温度や湿度を一定に保つために必要な熱量のこと。
メーカー実施の省エネ効果シミュレーションの結果、ニチベイハニカムスクリーン「ココン防炎」を使用すると、年間冷暖房負荷が44%軽減されることがわかりました。
あくまで理論値ですが、この結果によりハニカムスクリーンで、優れた断熱効果ができることがわかります。
「サーモブロック」タイプが
おすすめ!
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「L型フレーム」が
左右からの空気漏れをブロックサーモブロックタイプは、左右のL型のフレームがハニカムスクリーン本体に入り込み、サイドのすき間を埋める仕様になっています。
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「断熱シールド」が
上下からの空気漏れをブロック上下の空気漏れは、断熱シールドがブロック!空気の流出入を軽減し、省エネ効果がアップします。
標準タイプに比べ温度低下が少ない!
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サーモグラフィカメラによる花瓶温度比較
冬季夜間に室内をエアコンで25℃に設定した後、エアコンをOFFにした場合の、標準タイプとサーモブロックタイプの前に置いた花瓶の温度変化を計測。
60分後、すき間から入ってくる冷気により温度が低下していきますが、サーモブロックタイプは標準タイプに比べ、温度低下が少ないことがわかります。
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収納式プリーツスクリーンLOHAREAは、四方にフレームが付いたプリーツスクリーンのことで、窓枠内にぴったりとすき間なく納めることができるので、端から空気や光が漏れるのを防ぐことができます。
スクリーン自体の断熱効果はハニカムスクリーンには劣りますが、すき間をしっかりとブロックできる点がメリットです。
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1mm単位でサイズオーダーが可能!
一般的なプリーツスクリーンが5mm単位や10mm単位なのに対し、LOHAREAは1mm単位でオーダーできるので、窓枠のサイズに合わせてぴったりに仕上げることができます!
さらに、フレームの色や、操作方法なども細かく選択でき、ネット上で簡単に自動見積もりが可能です!
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出入りのあるテラス窓や、室内の間仕切りに最適なタイプです。下レールは厚み僅か5mmのバリアフリー仕様で、製品本体の下部には開閉用の車輪が付いています。
税込9,768円~遮熱 UVカット 防炎
空気を漏らさない
カーテンレールに交換!
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カーテン選びでは断熱効果を重視する方が多いですが、カーテンレールに注目して商品を選ぶ方は少ないのではないでしょうか。
実は、カーテンレールにも種類があり、断熱効果を高めるものもあります。断熱カーテンを使用しているのに効果を実感できないという方は、カーテンレールの変更を検討してみるのも一つの方法です。
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サイドから空気が漏れるのを防ぐ
リターン仕様レールレールの端がカーブしており、空気が漏れやすいサイドまでカバーすることができ、窓からの冷たい空気が室内に入ってくるのを抑制することができます。
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上部からの空気漏れを防ぐ
トップカバー付きトップカバー付きのカーテンレールなら、サイドだけでなく上からの空気の漏れを防ぐことができ、さらに高い断熱効果を発揮します。
断熱効果をしっかり高めるためには、カーテンの生地が厚くて密度が高いものがおすすめです。
また、複数の層が重なっているカーテンも、空気をしっかり閉じ込めて断熱効果を高めてくれます。
特に、完全遮光カーテンや防音カーテンは、しっかりとした生地が使われているため、断熱性や保温性にも優れています。寒い季節には、これらのカーテンが特に効果的です。
もし断熱に特化したカーテンに好みのデザインがない場合でも、遮光カーテンや防音カーテンはデザインも豊富で、断熱効果も十分にありますので、そちらから選ぶのもおすすめです。
窓ガラスを直接断熱・遮熱!
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ガラスフィルムの断熱・遮熱の違い
断熱タイプは、夏の強い日差しを遮るだけでなく、冬は暖房の熱を外に逃がしにくくするため、一年を通して快適に過ごせるのが特徴です。
遮熱タイプは、夏の暑さ対策には効果的ですが、冬の暖房効果を高める断熱性能はありません。
目的に合わせて、適したタイプを選びましょう!
こちら!
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3M スコッチティント LOW-E70
断熱・遮熱効果に加えて、万が一窓ガラスが割れた時の飛散防止機能、UVカット機能も兼ね備えた高機能ガラスフィルムです。JIS A 5759に基づいた測定により、冬場は、窓から逃げていく熱量を約23%減らし、夏場は窓から入る日射を約36%減らす効果があるとされています。(メーカー調べ)
1,270mm巾 税込12,331円/m断熱 遮熱 飛散防止 UVカット
貼ってはがせる賃貸用もおすすめ!
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貼ってはがせる窓貼りシート GPM-4630
粘着剤不使用のため、簡単に貼ってはがせるガラスフィルムです。のり残りしないので賃貸住宅の断熱対策でも安心してお使いいただけます。
46cm×90cm 税込778円/枚遮熱 目隠し 賃貸OK
その他の断熱対策DIY
アイデアをご紹介!
間仕切りカーテンで区切って
冷暖房効率アップ!
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間仕切り・パーテーション
広いお部屋を間仕切りカーテンで仕切るだけで、温まった空気や冷たい空気が無駄に広がらず、必要な場所だけを快適な温度に保つことができ、冷暖房の効率がぐんと良くなります。
また、リビング階段などで暖かい空気が2階に上がりやすい場所にもおすすめ!
アコーディオンドア!
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アコーディオンドア
折りたたみ式のドアで、開閉時に生地がアコーディオンのように折りたためるという特長があります。
しっかりとした構造なので、部屋の間仕切りとして使用されることが多い商品です。
断熱効果が高い理由
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間仕切りには、一般的なカーテンやロールスクリーン、パネルドアなどがありますが、その中でもアコーディオンドアは特に優れた断熱効果を発揮します。
まず、アコーディオンドアは左右がマグネットになっていて、壁面にしっかりとつくので、すき間を無くすことができます。
また、アコーディオンドアは、生地が2枚構造になっているので、生地の間に空気層ができ、断熱性がより高まります。

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