畳からフローリングにDIYでリフォームできる! フローリングの張り方 根太張り施工編
畳の部屋をフローリングにしたいけど、とっても難しそう…と思いがちですが、測って・切って・釘で固定の繰り返しなんです!フローリングのカットと釘打ちさえマスターしたらフローリングへのリフォームができます!
フローリング施工で準備する物
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- ・電動ドリル
- ・チョークリール
- ・スケール
- ・えんぴつ
- ・さしがね
- ・ペンチ
- ・のこぎり
- ・ポンチ
- ・かなづち
- ・丸ノコ(無くてもOK)
- ・ゴムハンマー
フローリング施工で使用する材料
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- ・根太材
- ・フロアー釘
- ・ビス
- ・仮釘
- ・フローリング材
- ・コーキング剤
- ・根太ボンド
- ・マスキングテープ
根太の上に直接施工する場合は必ず根太貼り用のフローリング材を使用してください。
フローリングの施工方法
STEP1 根太を組んでいこう!
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根太は四方の壁にぴったりと沿わせて配置し、次に中心線の上、中心線から左右に30cm間隔で組んでいきます。
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使う根太の太さは根太の上にフローリングを置いて敷居まで2~3mmの余裕が出る太さにしましょう。
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根太(ねだ)ってなに?
フローリングを支えるための下地を根太といいます。根太を使わずそのままフローリングを貼ってしまうと、敷居との間に大きく段差が出来てしまうため、畳を撤去した後の底上げの為に根太で高さの調節をします。
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根太の配置ができたらビスで根太を固定していきます。
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ビスは根太より長い物を使い、動かないようにしっかり固定しましょう。
STEP2 ガイドラインを引こう!
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部屋の中心線上に置いた根太の上にフローリングを置くガイドラインを引いていきます。
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壁際の長さを測り、中心の位置を出します。その位置にチョークリールを使い、真っ直ぐに線を引きます。
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このガイドラインから左右対称に、奇数列はフローリングの境目がライン上に、偶数列はカットしていないフローリングの中央がライン上に来るように配置します。
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配置する時は必ずフローリング同士のつなぎ目が根太の上にくるように注意しましょう。
STEP3 仮置きしていこう!
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1列目をカットしていきます。壁からガイドラインまでの長さを測り、フローリングにカットするラインを書きます。
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カットラインが引けたら、線に沿ってカットしましょう。
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カットをする際はフローリングの凸サネが貼り進める方向を向くようにフローリングの向きを確認します。
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長さを測る時はサネを含めず、中心線に近い側から表面の長さを測り、壁側を切り離します。
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サネってなに?
フローリングの端には凹凸があり、それをサネと呼びます。出た方のサネは凸サネ(オザネ)、引っ込んだほうのサネは凹サネ(メザネ)といい、その両方を組み合わせることでフローリングのズレなどを防ぎます。
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カットができたら1列目を入れこんでいきます。入れ込む時は、右壁側のフローリングから先に置き、次に置くフローリングのサネを入れていきます。
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次に2列目を仮置きしていきます。フローリングの中心がガイドライン上に来るように置きましょう。
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作業のポイント!
あらかじめフローリングの中心に印をつけておくと作業がスムーズ!
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端に必要な長さを測り、1列目と同じようにカットし、はめ込んでいきます。壁の場所によって必要な長さが異なる場合があるので、その都度測ってカットしましょう。
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この後は1列目と2列目の工程の繰り返しです。ゴムハンマーを使ってしっかりサネを入れ込みながら進めていきましょう。
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一番最後の列は長さのカットまでを済ませて上に乗せておきます。
STEP4 最後の列の幅をカットしよう!
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まず、フローリングの端材の凸サネを落して定規となるパーツを作っておきます。
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最後の列の幅をカットするために、手前の列を外します。
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手前の列を外したところに最後の列をはめ込みましょう。
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最後の列を入れ込んだら、さっき作っておいた定規をぴったり壁に押し付け、水平を保ちながら、カットするラインを引きます。
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カットラインを引いたフローリングを外し、線に沿ってカットしましょう。
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最後の列のカットが終わったら、外していた手前の列を入れ込み、最後の列の幅を確認しましょう。その時、入れ込んでしまうと外せなくなるので、上から乗せるようにして確認しましょう!
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仮置き完了!
STEP5 フローリングを貼っていこう!(仮置きを外して、ボンドで接着)
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仮貼りを外していきます。外したフローリングは作業の邪魔にならない所へ、並んでいた順番が分かるようにして置いておきましょう。
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根太の上にボンドを出していきます。根太の上に筋状に出し、壁際の根太も忘れないようにフローリング1列分づつ出していきましょう。
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ボンドが1列分出せたらフローリングを置き、ゴムハンマーで上からしっかり叩いて、圧着します。
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圧着が終わったら、フロアー釘で固定していきます。根太のある場所へ凸サネに45°の角度になるように釘を打ち込み、最後はポンチを使ってしっかり打ち込みましょう。
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なぜ45°で最後まで
打ち込まないといけないの?打ち込んだ釘がサネのかみ合わせの邪魔になり、サネがしっかりはまらず、フローリングの隙間の原因になるので45°の角度でしっかり打ち込む必要があるのです。
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同じようにして残りも貼っていきましょう。
STEP6 最後の列の入れ込みをしよう!
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根太にボンドが出せたら、始めにフローリング同士のサネをはめ込み、フローリングを斜めに倒し、列同士のサネをゴムハンマーで叩きながら少しずつ入れ込んでいきます。
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ゴムハンマーの頭を斜め手前に逃がすように少しずつ叩きながら、フローリングを動かしてサネを入れ込んでいきましょう。
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フローリングが入れ込めたら、上からゴムハンマーで叩いてよく圧着させましょう。
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圧着後はフローリングの中心から両側に向かって30cm間隔で仮釘で固定し、ボンドが乾くまで待ちます。
乾燥時間の目安は使うボンドや量によって変わります。
時間は説明書などを確認してください。
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なぜ中心から30cm間隔なの?
根太のある場所じゃないと、仮釘で固定できないからです。根太は中心線から30cm間隔で打ってあるのでそのため仮釘も同じようにする必要があります。
仮釘を抜いて隙間の処理をしよう!!
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ボンドが乾いたら、仮釘をすべて抜きましょう。
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次は隙間の処理をしていきます。
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隙間を囲うように床側と壁側にマスキングテープを貼ります。
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隙間にコーキング剤を流し込みます。流し込んだ後は指で表面をならしましょう。
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コーキング剤が乾く前にマスキングテープを剥がし、隙間の処理は完了です。
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巾木を使って隙間を隠す場合はコーキング剤での処理は不要です。
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