エクステリア 表面温度の計測実験やってみました!

人工木ウッドデッキ材や人工芝は夏場にどれほど熱くなるの!? エクステリア 表面温度の計測実験やってみました!

人工木ウッドデッキ材は、天然木に比べて部材が豊富に揃っているので施工しやすく、また比較的色褪せにくく長持ちすることから、ウッドデッキ材としても人気が高まっています。一方、原料にプラスチックが含まれているため、温度変化に影響しやすいことがデメリットとして挙げられます。夏場は、炎天下にさらされたデッキ材の表面温度が上昇し、素足で歩くのが困難なほど熱くなることも。逆に、冬場は表面温度が下がり、触れると冷たさを感じます。では、実際どの程度、表面温度が変わるのでしょうか?RESTAスタッフがデッキ材や人工芝など、屋外での表面温度を計測してみました!

実験対象のエクステリアDIY材はこちら

comment

今回ご紹介する表面温度実験は、
担当スタッフの好奇心から始まり実施したもので、
専門の科学的根拠・データに基づいたものでは
ありませんのでご了承ください。
また、温度の感じ方には個人差があり、
設置場所の風向きや風力によっても異なります。
スタッフの主観も含まれておりますので、
参考にしていただければ幸いです…

熱々のウッドデッキを触って見た。
実験して見ました!夏場の表面温度+体感温度

測定日は、35℃を超える猛暑日と、
その後、少し暑さが和らいだ
真夏日の2回実験を行いました。

人工木 天然木材 人工芝 測定実験1回目

実験当日はまだまだ残暑厳しい
8月の終わりの猛暑日。
撮影スタッフは汗だくでしたが、
実験日に最適な快晴空でした。

そのまま炎天下に放置すること2時間半
表面温度を測定!!
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 天然木材
  • 天然木材
  • 人工芝
  • 天然芝
測定実験2回目

実験2回目は、9月に入り
少し気温が和らいだ快晴の日。
設置条件は1回目と全く同じです。

そのまま前回同様、放置すること2時間半
表面温度を測定!!
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 人工木材
  • 天然木材
  • 天然木材
  • 人工芝
  • 天然芝
1回目&2回目の実験結果について スタッフの感想

実験の結果、人工木材は原料にプラスチックを含んでいるため、天然木材よりも熱くなることがわかりました。デッキ材同様、人工芝もポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂でできているため、夏場は高温になります。
人工木材の表面は、夏場は60℃前後まで上昇します。木材よりもプラスチックや樹脂の含有量が多いデッキ材ほど高温になるという訳ではなく、表面加工や色の濃度も関係するようです。

温度と体感は違う!?

また、「熱くなりにくい」とされる彩木デッキ材ですが、測定結果は他の人工木材と差がありませんでした。これは、内部のウレタン材が熱を溜めにくく、熱伝導率が低いことから体感的な熱さは感じにくく継続しないという特性が理由です。実際に、手で触ってみると、彩木デッキはずっと触っていても平気でしたが、レジンウッドやルチアウッドはより熱く感じ、長くは触れていられませんでした。

同じ表面温度でも熱さを感じにくいのはなぜ?

例えば、指先で触った時に熱さを感じるメカニズムは、その物体の蓄熱量、熱拡散率、指先の熱容量により決まります。

彩木デッキ材内部のウレタンは、熱伝導率が低いため(アルミの1/3900)蓄熱しにくく、触った際の熱拡散率(熱移動の速さ)も低いため移動する熱量が少なく、素肌で触れても熱さを感じにくくなります。

wat?

人工芝の場合、測定結果は高温であるものの、表面積が少なく空気層があるため、手で触ってもそれほど熱くは感じませんでした。
どちらにしても、夏場はウッドデッキや人工芝の上は高温になりやすいので、素足で歩くのは避ける方が良いです。特に小さなお子様や愛犬を遊ばせたりする際は気を付けないといけません。

夏場の表面温度 実験結果一覧

2度の実験で、人工木材は同じ種類でも
デッキ材の色によって差があるのでは?
という疑問が生まれたので、
人工木材のカラー比較実験も行いました。

今回は、RESTAオリジナル
RESIN WOOD(レジンウッド)と
MINO彩木デッキの
2種類を使って測定実験を行い、
各カラーごとの表面温度を比較してみました。

そのまま前回同様、放置すること2時間半
表面温度を測定!!
  • 彩木デッキ 白木
  • 彩木デッキ 唐茶
  • 彩木デッキ 桧皮
  • 彩木デッキ 古木
  • RESIN WOOD キャラメルウッド
  • RESIN WOOD グレイッシュウッド
  • RESIN WOOD ショコラウッド
カラー比較実験の結果について スタッフの感想

実験の結果、人工木材の表面温度は色によって差が出ることがわかりました。彩木デッキの白木色と古木色の温度差を見てもわかるように、明るい(薄い)色ほど温度が上昇しにくく、暗い(濃い)色のデッキ材ほど高温になりやすいです。これは、白色は光を反射しやすく太陽光のエネルギーを溜めにくい性質があり、逆に黒色は光のエネルギー、つまり熱を多く吸収してしまい、その結果温度が高くなります。デッキ材の色選びに迷ったら、参考にしてみてください。

おまけ

実験ついでに参考になればと
気温35.2℃の時に他のものも測ってみました。

  • 退色した天然サーモウッド
  • 日陰のRESIN WOOD
  • 黒い車のボンネット
  • アスファルトの地面
ちなみに、あつあつの車のボンネットで目玉焼きは作れる?

『熱くなった車のボンネットの上で、目玉焼きは作れる?』と、一度は思ったことのある人……いますよねw

答えは、『作れない』そうです。(所説ありますが...)

目玉焼きが固まる温度は黄身が約65~70℃、白身は約75~80℃です。『じゃあ、70℃近いボンネットの上で少しは焼けるのか』と思いがちですが、炎天下だからといって卵が固まるわけではないそうです。(もちろん、高温になる人工木ウッドデッキの上でも目玉焼きは作れませんw)

難しい説明は控えさせていただきますが、表面温度だけでは一概には言えず、これには、熱伝導や輻射熱(ふくしゃねつ)の数値も関係しているようです。

まとめ

  • まとめ
  • 天気の良い日はウッドデッキや人工芝の上で過ごしたい!という方も多いと思います。快適なアウトドアライフを過ごすために、人工木材や人工芝のメリット・デメリットを知ることは大切です。長く使用できる人工木材や人工芝だからこそ、デメリットを理解した上で正しく扱えば安全なエクステリア材として、便利で楽しい空間をつくることができます。

    今回は、夏場の実験でしたが、寒い時期になるのを待って、次回は真冬の実験を行う予定です。「冬場はどれほど冷たくなるのか...」実験結果の更新をお待ちください。

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