ベランダデッキのお手入れ&掃除
手軽で簡単にDIYができるベランダデッキは、定期的なお手入れと日常の掃除をすることで、快適にそして長い期間使用することができます。といっても面倒なお手入れや掃除をしなければいけないということではありません。お手入れと掃除はそれぞれちょっとしたコツがあります。それさえわかっていれば難しいことはありませんよ。
ベランダ用デッキパネルの構造
ベランダデッキパネルの裏面をみると、ポリ塩化ビニルなどの樹脂で表面の素材を接続しています。また水はけをよくするために高さがついているのもわかると思います。ウッドデッキパネルの場合は、天然木でも人工木でも木材の間に隙間があります。これらの「裏面の樹脂材の部分」、「ベランダとの隙間になる部分」、「パネルの隙間の部分」といったところにはゴミがたまりやすいのです。またパネルデッキはいくつかを接続して使用します。そのため接続部分にもゴミはたまりやすくなります。
天然アカシア 木製ジョイントウッドデッキの場合
ベランダ用デッキパネルのお手入れ方法

お手入れ方法 (1) 【塗装】
ベランダデッキパネルが天然木の場合は一定の期間、太陽光や風雨にさらされることによって表面の木部は色が変化していきます。そういったときは、その木材にあったメンテナンスとして塗装をしましょう。塗装はステイン剤という着色用塗料を塗ったあとにワックスなどを塗り木材を保護するという方法が一般的です。メンテナンスとして塗装をする前にワックスが完全に落ちていない場合は、ヤスリなどでワックスをはがしてから塗ることがポイントです。ワックスの上からステイン剤で着色することはできません。人工木の場合は塗装は必要ありません。

お手入れ方法 (2) 【補修】
ウッドデッキパネルの中でも、天然木のパネル材は木部にささくれや割れができることがあります。ささくれは素足で歩いた場合に刺さると大変危険です。ささくれができてしまった場合は、ヤスリで削りとりましょう。ヤスリは粗目から使い、最後は目の細かいもので滑らかにします。割れができてしまった場合は、その割れが小さいようなら割れの部分を丁寧に削りとってから表面をヤスリで滑らかにしてください。
ベランダ用デッキパネルの掃除

掃除を楽にする方法
ベランダデッキパネルを敷いていくと、ベランダの隅の方に隙間ができることがあります。隙間ができないように工夫をするとそこにゴミがたまることがないため、掃除する部分が減り、手間を省くことができます。隙間ができてしまった場合の対処法としてよく利用されるのが玉砂利を敷く方法です。大き目の砂利だと排水溝に流れてしまうこともありません。またシート状の人工芝を利用する方法もあります。デッキ部分と段差ができますが、少しの範囲でしたらほとんど気になりません。また隙間のサイズに合わせたプランターを置いてもよいでしょう。どの方法も移動ができるので掃除も簡単です。

掃除の仕方 【デッキの表面】
ウッドデッキパネルやタイルのパネルは土ほこりや砂などの汚れが付着します。薄い色のデッキパネルだと汚れがすぐにわかりますが、濃い色の場合は汚れが目立たないため気づきにくいものです。汚れはためるよりも早めに落とした方が簡単です。目立っていなくても定期的に拭き掃除をするようにしましょう。その場合は中性洗剤を薄めて雑巾での拭き掃除がおすすめです。芝タイプのものは芝目の間に詰まったゴミを取り除きましょう。

掃除の仕方 【デッキの裏面】
暖かい季節になると、窓辺にはいろいろな虫が飛んできます。これらの虫は、ときに死骸となってデッキの裏面の樹脂部についていることがあります。綿ぼこりも裏面の樹脂部に多くたまります。また子どもがベランダでお菓子などを食べたり、飲み物を飲んだりしてこぼすと、表面をきれいにしても裏面に残っていることもあるのです。パネルは簡単に取り外すことができるので、ときどき取り外してチェックしてみましょう。

掃除の仕方 【デッキの下・横】
デッキパネルの下や横には、細かい砂やチリのようなものがたまります。また気づかずに落ちてしまった洋服のボタンや子どもの小さなおもちゃ、そして洋服や布団を払ったときに落ちる糸くずやゴミなどがたまっていくものです。特にデッキをめくると下にはたくさんの土や砂があることに気がつきます。これらは雨によって流されるだけでなく、その場に残ってベランダ自体にこびりついてしまうこともあるので、そうなってしまった場合はデッキブラシやたわしなどでこすって汚れを落としましょう。

排水溝にも注意
排水溝は、ベランダに落とされた様々なものが雨などで流されてその場にたまります。ベランダウッドデッキを使用していると、ベランダを活用する機会が増えるため、その分ゴミや木の葉、そして置き忘れたものなどが流れていきます。これらをそのままにしておくと、水はけが悪くなったり雨などと共に流されて排水溝にたまったり、排水溝を詰まらせたりする原因になることがあります。土や砂などは繰り返しの風雨で固まり、ベランダに汚れとして付着することもあるのでこまめにお掃除をするとよいでしょう。
まとめ
ベランダデッキはいろいろな種類がありますので、それぞれの素材にあわせてお手入れや掃除の仕方が変わります。どのデッキ材も簡単にパネルを外すことができるので、日頃から定期的に掃除をしていけば、毎回の掃除も簡単にすませることができます。また変色などに対するお手入れは、気がついたら早めにすることでデッキパネル材を長持ちさせることができますよ。

ウッドデッキ・エクステリア教室
-
ウッドデッキの基礎知識
-
人工木ウッドデッキを知る
-
天然木ウッドデッキを知る
-
おすすめコンテンツ
-
人工木デッキの施工方法
-
その他エクステリアDIY
-
天然木&人工木のデッキ材が勢揃い!ウッドデッキ作りに合うデッキ材がきっと見つかります。
-
本格的な激安デッキ材からDIY向け組立キットまで専用部材も充実のラインナップ!
-
耐久性に優れたハードウッドから加工しやすいソフトウッドまで充実の品揃え。
-
自分で作れる“低コストで仕上がる”にこだわり、コスパを追求したRESTAオリジナル人工ウッドデッキ材。
-
簡単設置!DIYでスピーディーに組める基礎部材シルフは人工木材レジンウッドの基礎作りに最適!
-
本格的な目隠しフェンスをDIYで!高さ・デザイン・施工方法が選べるレジンウッドと同カラーの豊富なラインナップ!