
9種類のフローリングを並べて検証!フローリングの日焼け、
実験してみたら衝撃の結果に!
フローリングって実際どのくらい日焼けするの?そんな疑問から始まった今回の実験。日の当たる窓辺に9種類のフローリングを並べて、1カ月間そのまま放置してみたところ、想像以上の変化が現れました。今後も経過観察を続けていく予定ですが、今回はまず「設置から1カ月」の結果をレポートします!

日焼けを検証した
フローリングはこちら
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- ikutaプリオスjapan
- Panasonic ベリティスフロアートリプルコート
- DAIKEN エクオスファインII
- RESTA 天然木の挽き板フローリング UVマット塗装
- RESTA 天然木の挽き板フローリング オイル塗装
- バーチ 挽き板フローリング
- ブラックウォールナット 挽き板フローリング
- クリ無垢フローリング
- オーク無垢フローリング
フローリングのカットサンプルの半分にアルミホイルを巻いて、日当たりのよい場所に1カ月そのまま放置。 果たして日焼けの差はどれくらい現れるのか?その変化を観察してみました。
約1カ月後の変化を観察!
一番大きく変化したのは
「バーチ」の挽き板フローリング
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特に目立った変化が見られたのがこちらのバーチ材。アルミホイルで覆っていた部分と比べて、日光を受けた部分は明らかに色が濃く、赤みがかっています。
元々明るめの木肌が特徴のバーチですが、紫外線を受けたことで木の成分が酸化し、全体的にトーンが変わって見えるようになりました。
他にも!天然木フローリングは
日焼けによって変色しやすい
ことがわかりました
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ブラックウォールナット
挽き板フローリング(UV塗装)赤味が強くなり、深みのある色合いに変化しています。
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クリ無垢フローリング
(UV塗装)黄みがかった色合いが強まり、全体的に濃い色に変化紙ています。
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オーク無垢フローリング
(無塗装)日が当たる部分は全体的に黄みが強くなっています。無塗装のため紫外線の影響を直接受けやすく、色の変化がはっきりと現れています。
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オーク挽き板フローリング
(UVマット塗装)無塗装に比べると軽微ですが、日が当たる部分がわずかに黄みがかっています。
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オーク挽き板フローリング
(オイル塗装)UVマット塗装とほぼ同じ程度の色変化にとどまりました。
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DAIKEN
エクオスファインII日が当たる部分がわずかに濃い色に変化しています。
シートフローリングは
ほとんど変化なし!
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ikuta
プリオスjapan目視ではほとんど色の変化は見られません。
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Panasonic
ベリティスフロアートリプルコートわずかに日の当たる部分が黄変していますが、ほとんどわかりません。
フローリングの
日焼けの原因を解説!
フローリングの日焼けには、大きく分けて2つの原因があります。
ひとつは天然木自体の変色、もうひとつはUVコーティングの黄ばみです。
ここからは、それぞれの変色の特徴について解説します。
天然木フローリングの日焼けは、
木そのものの酸化が原因
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無垢フローリングや突き板・挽き板など、天然木を使ったフローリングは、紫外線や酸素、湿気などによって少しずつ色が変化していきます。これは、気に含まれる成分(とくにリグニンやタンニン)が酸化することによって起こる現象で、一般的には「経年変化」と呼ばれます。
明るい色の木材が飴色に変わったり、木目が深まったように見えたりと、味わいや風合いが増すことも多く、むしろ好まれることもあります。しかし、部分的にだけ当たる場合には色ムラができてしまうため注意が必要です。
UVコーティングの黄ばみは、
塗膜の紫外線劣化によって起こる
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最近のフローリングには、UV塗装が施されていることが多くあります。これは紫外線で硬化させる塗装で、表面に薄いプラスチックの塗膜をつくることでキズや汚れから床を守る役割があります。ただし、プラスチック製品が長年の紫外線で少しずつ黄ばんでいくのと同じように、この塗膜も紫外線の影響で黄ばみが出ることがあります。
天然木のフローリングだと、木そのものが日焼けして色が変わるため、塗膜の黄ばみはそこまで気にならないことが多いですが、ホワイト系のシートフローリングの場合は、この黄ばみが目立ってしまうことも。
見た目の印象にも関わってくることなので、設置場所や日当たりを意識して選ぶことが大切です。
フローリングが日焼けした際の
DIYでできる対処方法はある?
無垢・挽き板なら
研磨・再塗装で補修可能
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無垢フローリングや挽き板フローリングのように、表面材に厚みのあるタイプであれば、日焼けや汚れも削ってきれいに直すことができます。表面をサンディングして再塗装すれば、傷んだ部分の見た目を整えることができます。
ただし、この方法が使えるのはオイル仕上げやワックス仕上げといった「表面に塗膜を作らないタイプ」に限られます。
UV塗装やウレタン塗装などの塗膜タイプでは、表面を削ると光沢や色合いに差が出やすく、かえって目立ってしまうため、DIYでの補修はおすすめできません。
再塗装方法もご紹介!
ほとんどのフローリングは
DIYでの日焼け補修に限界あり
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現在使われているフローリングの約90%は、木目を印刷した「シートフローリング」です。
ほかにも、木材を薄くスライスした「突き板フローリング」がありますが、どちらも表面が薄く、UVコーティングで保護されています。日焼けによって色あせるだけでなく、コーティングが劣化し、ささくれが生じることも。
この状態になると、DIYできれいに補修するのはほぼ不可能です。もしコーティングが無事で、色あせだけが気になる場合は、カラーワックスでの調整も可能ですが、色ムラになりやすく、仕上がりには注意が必要です。
見た目を一新したいなら
「上貼りDIY」が断然おすすめ!
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「部分的な補修ではごまかしきれない…」「部屋全体の雰囲気を変えたい」そんなときにぴったりなのが、既存の床の上から施工できる「上貼りフローリング材」を使ったDIYです。
最近は、接着剤が不要なはめ込み式や、裏面に粘着シートがついたシールタイプなど、施工が簡単で扱いやすい商品が充実しています。道具も特別なものは必要なく、初心者でも気軽に始められるのが魅力です。
傷みや色あせが広範囲にわたる場合、部分補修よりもこの「上貼りDIY」の方が、見た目も美しく、仕上がりの満足度も高くなります。まるで新築のように床がよみがえるため、気分転換や模様替えにも最適です。
フローリングの日焼けを
防ぐには
まず窓からの紫外線対策を。
せっかく上貼りできれいに仕上げても、また日焼けしてしまってはもったいないですよね。
フローリングの日焼けを防ぐには、まず窓から入る紫外線への対策が欠かせません。
窓からの紫外線を防ぐ
DIYアイテムをご紹介!

すき間から光が入ってこないこと
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紫外線対策といえば、まずカーテンを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、実はカーテンだけでは不十分なことも。とくに足元からの光漏れによって、床の一部だけが日焼けしてしまうケースは意外とよくあります。
そこで今回は、カーテン以外で“すき間なく”紫外線を防げるDIYアイテムをご紹介します。
窓にぴったり密着し、UVカット効果の高いアイテムを使えば、フローリングや家具の日焼け対策もより確実に行えます。
1mm単位でサイズオーダーできる
『UVカットガラスフィルム』
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リンテックコマース
オーダーカット窓ガラスフィルム
タテ・ヨコともに1mm単位でサイズオーダーが可能。 窓の大きさにぴったり合わせて仕上げられるため、光漏れが起こりにくいのが特長です。さらに、紫外線カット率は99%。フローリングの色あせや劣化をしっかり防ぎ、美しい状態を長く保てます。
税込891円~/枚
収納フレーム付きで光漏れほぼゼロ!
『収納式プリーツスクリーン』
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RESTA
収納式プリーツスクリーン LOHAREA
窓枠の内側にぴったり収まるフレーム仕様で、風によるバタつきもなく、光漏れを抑制。和紙のような風合いのある生地が、柔らかな明るさを室内に取り込んでくれます。UVカット率は97%以上。スクリーンを閉じている間は、紫外線をしっかり遮ってフローリングを守ります。
税込4,488円~/台
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