コンクリート・モルタル・コンパネ下地調整床用下地処理材の練り方と使い方

クッションフロアやフロアタイル等の床材施工の仕上がりを左右する下地処理。下地に凹凸や隙間がある状態のまま床材を施工してしまうと、床材の浮き上がりや沈み込みなどの不具合につながり、見た目も悪くなります。これらを防ぐために、しっかりと下地の凹凸を平坦に処理してから床材の施工に入りましょう。

床用下地処理剤とは?

  • 下地の凹凸を埋めるための調整材
    床材を施工する前に、下地の隙間や凹凸を埋めて平坦にするための調整材のことを言います。下地を平坦にすることで、接着剤などを均等に塗り広げることができ、床材がしっかり定着します。施工後の浮きや剥がれを防ぐだけでなく、見た目もきれいに仕上げることができます。
 

下地処理材に違いはあるの?

  • 施工する場所や用途に合わせて選ぼう
    床の下地処理材には、コンクリート下地向けやコンパネ下地向けなどの用途別に分かれている物から、そのどちらにも使用できる物まで様々な種類があります。下地処理材を選ぶ際に気を付けるべきことは、処理をする下地に合っているかを確認することです。特に、壁用のパテで床の下地調整は行わないようにしましょう。床面は壁面に比べ、湿気の影響を受けやすく施工後の不具合につながる恐れがあります。
 

下地処理材はどうやって使うの?

  • 初めてなら速乾ではないタイプを使おう
    下地処理材は粉末の状態で袋に入っています。施工時に必要な分だけ水で練って使用します。下地処理材は商品によって硬化するまでの時間が異なります。その時間内に練り上げから凹凸への塗り付けまでを済ませる必要があるので、下地処理材を扱うのが初めての方は速乾タイプでないものを選ぶか、手間にはなりますが、少量ずつ練っていくのがおすすめです。練り済みの少容量タイプもあります。


 

床用下地処理剤の使い方

   

下地処理材の練り方

  • 処理材を練るために必要な準備
    ●厚目の紙か段ボールなどの敷き紙
    ●ハサミ
    ●ヘラ
    ●水の入ったバケツ&スポンジ
    ●下地処理材
  • STEP1

    粉が舞い上がらないように敷き紙に下地処理材の粉末を出します。

  • STEP2

    出した粉末の真ん中をくぼませ、粉末で土手を作ります。

  • STEP3

    溢れないように気を付けながらくぼみに水を流し込みます。

  • STEP4

    土手を崩すようにしながら少しずつ水と粉末を混ぜます。

  • STEP5

    適度な硬さになるまで同じように水を加えながら混ぜ合わせていきます。

  • STEP6

    ダマをヘラでつぶしながら滑らかになるまで煉り合せたら完了です。

作業中の注意点

下地処理材はごく細かい粉末状です。風のある場所では粉末が舞い上がり、目や器官などに入ってしまう恐れがありますので風の無い場所で作業をするようにしましょう。また、袋の開閉時や練り込み中など下地処理材を吸い込まないよう気を付けて作業を行い、手荒れしやすい方は手袋を着用して作業しましょう。マスク・ゴーグル・手袋を準備しておくと安心して作業を進められます。

   

ヒビ・凹凸・継ぎ目の埋め方

  • 隙間や段差を埋めて平坦にしよう
    コンクリート下地のヒビや、コンパネ下地の継ぎ目は、下地処理が必要な箇所です。練り上げた下地処理材を隙間が空いている部分や凹み、段差に埋め込むように塗り付けて平坦にします。下地の表面を手で撫でてみて、段差や凹凸がほとんどない場合は下地処理無しでもOKですが、不安な場合は下地処理を行うとその後の施工が安心です。
  • STEP1

    下地に細かい凹凸やささくれがある場合はヘラやサンダーでこすり落としておきます。

  • STEP2

    下地のホコリやごみをきれいに履き取ります。

  • STEP3

    コテ板から地ベラで少量ずつ下地処理材を取り、平坦にしたい所に乗せていきます。

  • STEP4

    地ベラを立てながら余分な下地処理材をこそぎ取り、表面を平らにして十分に乾燥させます。

  • STEP5

    乾燥後、処理材表面の細かな凹凸や端に残った余分な処理材をヘラやサンダーで削り落とします。

  • STEP6

    最後に下地全体を再度きれいに履き取れば下地処理の完了です。

   

大きな穴の補修方法

  • 取り替えできない下地なら、埋めて対応。
    店舗などでは大きな棚などが下地に固定されている場合があり、棚を撤去した後に下地のモルタルなどに大きな穴が開いてしまう場合があります。戸建てなどのコンパネ下地に大きな穴が開いている場合は穴の開いたコンパネを新しい物に貼り替えてしまうことをお勧めしますが、貼り替えできない下地の場合は、次のように穴を埋めましょう。
  • STEP1

    地ベラを使って、下地処理材を穴の中に押し込みます。

  • STEP2

    穴よりも一回り外側までたっぷりと下地処理材を塗り付けましょう。

  • STEP3

    地ベラを穴の淵に押し付けながら、余分な下地処理材をこそぎ取ります。

  • STEP4

    穴の部分が平坦になったら、穴の周りの余分な下地処理材をこそぎ取り、十分に乾燥させます。

  • STEP5

    一度で平坦にできなかったり、乾燥中に凹んでしまった場合は、再度凹みに下地調整剤を埋め、乾燥させます。

   

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