珪藻土除湿実験室04 保水編

珪藻土除湿実験室04 保水編

「珪藻土ってどれくらい水分を含むことができるの?」
そんなお客様の質問に答えるべく、RESTAが実際に水分を加え続ける実験をして検証してみました。

商品によって含むことができる水分量は違うの?

粉末の状態のRESTAオリジナル珪藻土と量販珪藻土、各100gに50ccの水を10ccずつ加え、違いを観察してみます。

それでは実験スタート!

10cc目

最初の10ccを入れてみます。水を入れた瞬間から違いがありました。オリジナル珪藻土はすぐに水分を吸収しましたが、量販珪藻土は珪藻土の表面をころころと水が転がり、たまってしまいました。

両方を棒でかき混ぜてみます。どちらもまだ粉末の状態の部分が多く、ポソポソしています。

20cc目

20cc目を入れてみます。オリジナル珪藻土は10cc目と変わらず、すぐに水分がしみこみました。一方、量販珪藻土は、10cc目である程度水分をなじませてあるせいか、すぐに水分がしみこみました。

10cc目と同じく両方を棒でかき混ぜてみます。オリジナル珪藻土はまだポソポソ粉っぽいままですが、量販珪藻土は全体がしっとりしています。施工するにはまだ固い状態です。

30cc目

30cc目を入れてみます。オリジナル珪藻土は変わらず、すぐに水分がしみこみました。一方、量販珪藻土は、ある程度は水分がしみこんでいますが、くぼみに少量の水が溜まっているところがあります。

同じく棒で混ぜ合わせます。量販珪藻土は滑らかになり、施工に適した固さになっています。一方、オリジナル珪藻土は全体がしっとりしていますが、まだポソポソとして施工するには水分が少なすぎる固さです。

40cc目

量販珪藻土は施工に適した固さまで練れていますが、このまま水分を追加し、観察していきます。40cc目の水を加えた時点ではオリジナル珪藻土は変わりなく水分を吸い込み、量販珪藻土は水分が全部上に溜まってしまっています。

棒で混ぜていきます。オリジナル珪藻土は粉っぽさがなくなり、少し固めですが、施工できる範囲まで練りあがりました。量販珪藻土は、水分が多すぎドロドロとした状態になってしまいました。

50cc目

最後の50cc目を入れてみます。どちらも水分を吸収せず、水分が上に溜まってしまっています。

棒で混ぜていきます。量販珪藻土はさらに粘度が下がり、トロトロの状態になってしまいました。オリジナル珪藻土は施工するには少し柔らかいですが、施工できる範囲で練りあがっています。

状態を確認してみましょう

  • 紙の上に出してみます。量販珪藻土は容器を傾けるとトロトロと流れ落ちていきます。一方、オリジナル珪藻土はある程度傾けても容器から流れず留まっていたので棒を使って取り出しました。

  • 同じ量の珪藻土に同じ量の水を加えましたが、オリジナル珪藻土は施工できる固さで仕上がり、量販珪藻土は施工するには柔らかすぎる状態になりました。

実験結果
商品によって含むことができる水分量に大きく差がある。

実験のために粉末の状態で多くの水分を混ぜています。
施工の際は使う珪藻土の適正水分量を守って練り上げてください。

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