珪藻土の下地処理剤(シーラー)について知ろう タイトル

施工後のシミやアクの浮きだし防止のための大事な役割! 珪藻土の下地処理剤について知ろう

珪藻土を塗るときに行う下地処理とは?施工方法には「シーラーを塗る」と書いてあるけど、シーラーはどれを選べばいいの?と思いますよね。シーラーにはいろいろな種類があって、下地処理後に施工するものや、塗る壁の種類や状態によって選び分ける必要があります。ここでは珪藻土のシーラーや下地処理について詳しくご紹介します。

シーラーってどういうもの?
  • シーラーってどういうもの?
  • シーラーとは、塗料などを塗る際に使われる下地処理剤です。下地とその上に塗りたい物の定着を良くし、浮きや剥がれなどを防止するための役割があります。珪藻土の下地処理向けのシーラーには、古壁下地を強化するものや、施工後の表面にアクによるシミが浮き出てこないように、アク止めの役割を併せ持つものもあります。


 
シーラーを使う理由は?
 
  • 下地が壁紙クロスの場合
    シーラーを使う理由 壁紙下地の場合

    壁紙クロスと珪藻土の定着を良くし、施工後の剥がれ落ちを防ぐ効果があります。また、壁紙の表面の小さな凹凸に残った汚れの浮き出しや、建築時に使われた釘のサビや木材のアクが壁紙の継ぎ目や傷などから染み出して茶色く変色するのを防ぐ効果があります。

  • 下地が古壁・塗り壁の場合
    シーラーを使う理由 古壁・塗り壁下地の場合

    時間の経過とともにボロボロと粉が落ちるようになった古壁や塗り壁を固め、剥がれ落ちを防ぐ下地強化の役割や、珪藻土の定着を良くする役割があります。また、建築時に使われた木材のアクや釘のサビなどが珪藻土表面に滲み出して茶色く変色しないように、アク止めする効果があります。

 

シーラーならどれでもいいの?

  • 下地に合わせてシーラーを選ぼう
  • 下地に合わせてシーラーを選ぼう
    シーラーには塗装前の木材や金属の下地処理に使うもの、モルタルやコンクリートなどの下地に使うものなど、種類があります。下地処理剤の効果や用途を確認し、珪藻土の施工に適したシーラーや下地処理剤を選びましょう。
    壁紙クロス下地の場合は「アク・シミ止め」「接着強化」、
    古壁・塗り壁下地の場合は「下地強化」「アク・シミ止め」「接着強化」と書かれているのを選ぶといいでしょう。
 
  • 古い塗り壁の場合は
  • 古い塗り壁の場合はまず下地を強化
    古壁や塗り壁で触らなくてもボロボロと粉が落ちてくる場合や、大きく剥がれ落ちている箇所がある場合は、手で落とせるものを落とし切り、古壁用の下地強化剤をシーラーの前に塗布しておきましょう。
 
 

RESTAおすすめ珪藻土用シーラー

  • 壁紙クロス下地に!

    壁紙クロスと珪藻土の接着を良くし、アクの浮きだしも防ぎます。希釈する手間のない原液2回塗りタイプ。ポロポロと落ちてこない古壁の下地処理にも使えます。1.5kg/本で約13㎡の2回塗りが可能です。

  • 粉の落ちる古壁下地に!

    ポロポロと粉の落ちる古壁におすすめのアク止め剤配合の下地処理剤。古壁の表面を固め珪藻土の定着を良くします。1回目は希釈塗布、2回目は原液塗布の2回塗りタイプです。4Lで約12㎡の2回塗りができます。

 

シーラーの塗布回数について

壁紙や古壁にシーラーを塗る際、多くのシーラーは基本的に2回塗りを推奨しています。これは、珪藻土の剥がれ落ちやアクの浮きだしを防ぐためには、しっかりとシーラーを塗布する必要があるためです。
古壁に塗るシーラーの場合、1回目は薄めて塗布するものがありますが、これはシーラーを薄めることで浸透しやすくし、古壁の中に下地剤をしみこませ下地を強化させるためで、2回目に原液を上から塗って表面を覆うことで、珪藻土の定着を良くし、アクの浮きだしを防ぎます。いずれの場合も、パッケージに書いてある塗布方法などを守って下地処理を行いましょう。

シーラーの塗布量について

壁紙クロスの表面に細かな凹凸があるものは、凹凸の中にシーラーが入り込むため、表面が平らなクロスよりもシーラーの消費量が多くなります。また、古壁の場合、古壁の種類や塗られた厚み、古壁の下地に使われている素材などにより、シーラーの浸透量に違いが出るため、基本の塗布量よりも多くシーラーが必要になる場合があります。下地処理中に足りなくならないように、少し量が余るかな?ぐらいの量を目安に購入しましょう。

 

こんな下地にはシーラー前に準備が必要!

壁紙クロスの場合

  • シーラー前に準備が必要な下地 壁紙の場合
  • ●汚れのひどいビニルクロス
    ●防汚・撥水加工の壁紙
    ●下地から剝れそうな壁紙

    壁紙と下地に残った裏紙を剥がしてシーラーを塗布します。裏紙が壁に残ったままシーラーを塗布すると、シーラーの水分で壁紙の糊が緩み、珪藻土の浮きや剥がれの原因になります。裏紙は霧吹きで水を吹き付け少し時間を置くと壁紙の糊が緩み、ヘラなどでそぎ落としやすくなります。
 

古壁・塗り壁の場合

  • シーラー前に準備が必要な下地 古壁・塗り壁の場合
  • ●汚れのひどい古壁・塗り壁
    ●剥がれのある古壁・塗り壁

    汚れのひどい古壁や剥がれのある古壁の場合は、霧吹きで水を吹き付け少し時間をおいて壁材に含まれる糊を緩め、スクレイパーなどで削り落とします。いずれの場合も基礎の下地を傷つけないように注意して行い、剥がし終わった後はしっかりと乾燥させてからシーラーを塗布しましょう。
 

カビの発生した下地の場合

  • シーラー前に準備が必要な下地 カビの発生した下地の場合
  • 既存の壁にカビが発生している場合は、シーラーを塗る前にカビ取り処理を行います。市販されている住居用のカビ取り剤で、用途に「壁」とあるものを選び説明書に従って塗布し、一晩置いて完全に乾かしましょう。壁紙の広範囲にカビが生えている場合は、壁紙を剥がしてからカビ取り処理をする方が効果的です。
 
 
比較的きれいな下地の場合は?
  • 比較的きれいな下地の場合
  • 築年数が浅い住居、壁紙を貼り替えたばかりの部屋など、下地が比較的きれいな場合は、アク止め防止剤が配合された珪藻土を選ぶと、シーラー処理を省いて塗り始めることができます。施工後のアクの浮きだしや剥がれが心配な方はシーラー処理を行いましょう。
 

 
珪藻土を塗り直す時もシーラーは必要?
  • 珪藻土の上塗りの場合
  • 既存の壁が汚れの少ない珪藻土壁の場合、目の細かいヤスリなどで壁の表面に傷をつけ、霧吹きで水分を全体に吹きつければその上から珪藻土が塗れます。表面に珪藻土用汚れ防止剤を塗っている場合や表面全体にタバコのヤニや油汚れがある場合は、表面をヤスリで削り落とし、全体に霧吹きで水分を含ませればOK。既存の珪藻土壁が塗料タイプで施工してある場合は、表面にひどい汚れがない限り、上から珪藻土を塗ることができます。
 

 

下地別シーラーの塗布方法

壁紙クロス下地の場合

  • STEP1施工面の掃除
    STEP1 施工面の掃除

    壁のほこりや汚れを取り、薄めた中性洗剤を含ませ固く絞った雑巾で表面をよく拭きます。汚れが落ちたら水拭きと乾拭きを行います。最後に表面をよく乾燥させておきましょう。

  • STEP2養生する
    STEP2 養生

    シーラーは乾くと拭き取りにくくなります。柱や床に付かないように、周りをしっかりと養生しましょう。
    コンセントカバーなども外し、マスキングテープで覆っておきます。

  • STEP3シーラーを容器に移す
    STEP3 シーラーを容器に移す

    シーラーの入った容器をよく振って中身を撹拌し、バケットなどの容器に移します。希釈が必要なシーラーの場合は、必要な量を移し、水で希釈しましょう。

  • STEP41回目の塗布
    STEP4 シーラー1回目

    容器に移したシーラーをハケに取り、端や隅などのローラーでは塗りにくい箇所を先に塗っていきます。その後、ローラーで全面にシーラーを塗り広げ、完全に乾燥させます。

  • STEP52回目の塗布
    STEP5 シーラー2回目

    1回目が完全に乾いたら、1回目と同じように容器を振って撹拌したシーラーを使い切れる分量だけ容器に移し、ハケとローラーで同じように全体に塗布します。

  • STEP6珪藻土を塗る
    STEP6 珪藻土を塗る

    2回目のシーラーが完全に乾いたら珪藻土を塗り始められます。STEP2で行った養生は珪藻土を塗り終えるまで剥がさずに置いておきましょう。

古壁・塗り壁下地の場合

  • STEP1施工面の掃除
    STEP1 養生する

    表面のホコリや粉を手やホウキで落とします。広範囲の剥がれがある場合は表面の壁材をすべてヘラなどでそぎ落とします。最後に落とした粉をきれいに掃除しておきましょう。

  • STEP2養生する
    STEP2 養生する

    シーラーは乾くと拭き取りにくくなります。柱や床に付かないように、周りをしっかりと養生しましょう。
    コンセントカバーなども外し、マスキングテープで覆っておきます。

  • STEP3シーラーを容器に移す
    STEP3 シーラーを容器に移す

    シーラーの入った容器をよく振って中身を撹拌し、バケットなどの容器に移します。希釈が必要なシーラーの場合は、必要な量を移し、水で希釈しましょう。

  • STEP41回目の塗布
    STEP4 1回目の塗布

    容器に移したシーラーをハケに取り、端や隅などのローラーでは塗りにくい箇所を先に塗っていきます。その後、ローラーで全面にシーラーを塗り広げ、完全に乾燥させます。

  • STEP52回目の塗布
    STEP5 2回目の塗布

    1回目が完全に乾いたら、再度、全体に塗布し、完全に乾かします。古いじゅらく壁や砂壁などでシミがよく目立つ下地の場合は3回目を塗りましょう。

  • STEP6珪藻土を塗る
    STEP6 珪藻土を塗る

    2回目のシーラーが完全に乾いたら珪藻土を塗り始められます。STEP2で行った養生は珪藻土を塗り終えるまで剥がさずに置いておきましょう。

シーラーを使った後の注意!

シーラーの保管や処分方法

●容器に移して余ったシーラーや希釈してしまったものを元の容器に戻さないようにしましょう。ゴミや水分が入るとシーラーが腐りやすくなり、次に使う時にシーラーとしての効果が弱まっている可能性があります。
●1回分ずつ使い切れる量を容器に移し、余ったシーラーは新聞紙や古布などにしみこませ、地域のごみ出しルールに沿って処分してください。
●容器に残ったシーラーはしっかりとフタを閉め、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
●長期間の保管でシーラーが変色してしまった場合は、新しくシーラーを購入しましょう。

 

さぁ!珪藻土を塗り始めよう!

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