
ダイノックフィルムとは
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表面に柄がプリントされた塩化ビニル樹脂製の薄いシートの裏に粘着剤を塗布したもので、剥離紙を剥がすだけで簡単に貼ることができるフィルムシートです。室内用や屋外用、水回りに施工する特殊なものなど、用途別に幅広い商品が揃っています。
3Mダイノックシートの構造
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1.エンボス・印刷フィルム層
(塩化ビニル樹脂)2.簡易施工タイプ粘着剤
(アクリル樹脂)3.剥離紙
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表面
表面の模様は幅広く、木目柄や石目柄、レザー柄など様々です。表面の手触りは木目をリアルに再現した物や、凹凸がなく光沢のあるタイプもあります。
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裏面
裏には10cmおきに線の引かれた剥離紙が貼り付けられていますので、カットする際の目安になります。
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厚み
剥離紙を剥がした状態で約0.2mmほどの薄さなので施行しやすくなっています。
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粘着面
空気抜きのための格子状の溝加工がしてあり、施工中の作業が楽になります。
水回り専用ダイノックフィルムの構造
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フラット壁・天井用
1. 抗菌・防カビ仕様の印刷フィルム層(塩化ビニル)
2. 抗菌・防カビ仕様の粘着剤(アクリル樹脂)
3. 剥離紙 -
タイル壁・フラット床用
1. 抗菌・防カビ仕様の印刷フィルム層(塩化ビニル)
2. 特殊金属層
3. 抗菌・防カビ仕様の粘着剤(アクリル樹脂)
4. 剥離紙
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表面
木目柄や石目柄、シンプルな無地など幅広く、表面の質感もツヤ有りやマットなものなど様々です。床用のものには、滑りにくいよう、ざらざらとした加工がされているものもあります。
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裏面
裏面はレギュラータイプと同様に10cmおきに線の引かれた剥離紙が貼り付けられており、カットする際の目安になります。
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厚み
フラット壁用はレギュラータイプと厚みに違いはありませんが、タイル壁用・フラット床用は間に金属層が挟み込まれているのでその分厚みがあります。
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粘着面
平坦に粘着剤が塗られているものがほとんどですが、フラット壁用の一部にはレギュラータイプのような空気抜きの溝があるものもあります。

なぜ金属層が挟み込まれているの?
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内部に薄い金属層を挟み込むことによって、タイルの目地や凹凸などに形をキープしながらしっかりと定着させることができます。