本物のフローリングと偽フローリングとは?

「木に見える床」はすべてフローリングじゃない? 本物のフローリングと
偽フローリングとは?

「見た目が木」でも本当にフローリングとは限りません。JIS規格に基づき、無垢材・合板・樹脂製など床材の違いや特徴を専門的かつ丁寧に解説。用途に合った最適な選び方がわかります。

見た目は木。
でもそれ、
本当にフローリングですか?

木に見える=フローリング
とは限らない

  • 木に見える=フローリングとは限らない
  • 「木目の床だからフローリングだと思ってた」それ実は、勘違いかもしれません。フローリングという言葉には木の床という印象がありますが、実際には異なります。木のように見えるビニール製の床も多く、見た目だけで判断すると想像とは全く違う床材を選んでしまうこともあるんです。

JISでは素材ごとに
きっちり分類されている

  • JISでは素材ごとにきっちり分類されている
  • 日本工業規格(JIS)では、フローリングは「木質系材料からなる床材」と明確に定められています。一方塩ビ素材の床は「フロアタイル」「クッションフロア」として別分類。見た目がどれほどそっくりでも、木ではないものは厳密にはフローリングとは呼べません。

    逆に、基材に木質材料を使っていれば、見た目が大理石やコンクリート柄でもフローリングと呼びます。

床材の”中身”の違いで
変わる本物度!

本物度★★★★★

無垢フローリング

素材も見た目も100%木材

  • 無垢フローリング
  • 「裸足で歩くと、木のぬくもりが伝わってくる」それが無垢フローリングの醍醐味です。丸ごと天然木だから、香りや色合いも唯一無二。年月とともに味わいが増し、”育てる床”とも言えます。

    100%天然木でできている、本物のフローリングです。

本物度★★★★☆

挽き板フローリング

無垢フローリングのデメリットを改善!

  • 挽き板フローリング
  • 挽き板フローリングとは、基材となる合板に、約2mm厚の天然木を表面材として貼り合わせたものです。基材を合板にすることで、天然木100%の無垢フローリングの、反りや割れなどのデメリットを克服しています。

    比較的高価ではありますが、無垢フローリングの自然な風合いを手軽に味わうことができます。

本物度★★★★☆

突き板フローリング

木の表情だけを味わう

  • 突き板フローリング
  • 突き板は、合板の上に0.2〜0.6mmほどの天然木の薄板を貼ったフローリングです。無垢や挽き板と比べると“木の厚み”が極めて薄いのが特徴です。

    また、丸太をかつらむきのようにスライスして作る工程上、「ロータリー杢」と呼ばれる不自然な木目が現れることも。本物の天然木を使用していても、質感には限界があります。

本物度★★★☆☆

シートフローリング

リアルだけどフェイク

  • シートフローリング
  • シートフローリングは合板の上に木目を印刷したシートを貼り付けた床材です。表面の木目模様や凹凸はすべて印刷とエンボス加工によるもので、本物の木は使われていません。「えっ、これ印刷なの?」と驚くほど、最近の印刷技術は精巧です。

    こちらも木材部分は木質素材でできているので、フローリングに分類されます。

さて、JIS規格で定義される本物のフローリングは
ここまでです。

ここからは、偽物のフローリング、つまり木質材料で
作られていない木目調の床材を紹介します。

本物度★★☆☆☆

フロアタイル

機能重視の木目タイル

  • フロアタイル
  • フロアタイルは、木質系の材料を使っていない樹脂製のタイルです。一般的には、ポリ塩化ビニル(PVC)を主成分としたベース層に、デザインフィルム層が貼りあわされています。

    最近では、PVCよりも温度変化による伸縮が少ない「SPC」と呼ばれる素材でできたフロアタイルも多く登場しています。

本物度★☆☆☆☆

クッションフロア

最も安価な木目の床

  • クッションフロア
  • クッションフロアは、これまで紹介した木質系の床材とはまったく異なる「柔らかいシート状」の床材です。主成分はフロアタイルと同じ塩化ビニル(PVC)ですが、発泡させることでクッション性を持たせているのが特徴です。

    価格は非常に安価で人気の床材ですが、木のフローリングとしてみるなら、最も“偽物らしい”フローリングです。

まとめると・・・

JIS規格上の分類

無垢・挽き板・突き板フローリングは、
JIS規格上でも、見た目の木目としても本物のフローリングです。
一方、シートフローリングは少しややこしい存在。
JISではちゃんとフローリングに分類されているのに、表面の木目は印刷シート。
つまり、見た目の観点では“偽物のフローリング”とも言えます。

本物のフローリングにこだわる方に
おすすめ!

“本物のフローリング”
見分けられますか?

下記の画像は、クッションフロア、フロアタイル、無垢フローリングを正面から見た画像です。
クッションフロアとフロアタイルは印刷した木目、無垢フローリングは正真正銘本物の木目です。
どの床材がどの画像か当ててみてください。

  • 床材1 表面
  • 床材2 表面
  • 床材3 表面

どれが本物のフローリングか。
断面を見れば一目瞭然です。

  • 床材1 断面
  • 床材2 断面
  • 床材3 断面

どれが本物かわからなかったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
それほどまでに、最近の印刷技術は進化しており、見た目だけでは本物の木と見分けがつかないほど
精巧に作られています。
だからこそ、見た目だけに惑わされず「中身」を知ることが大切です。

フローリングを選ぶなら
「本物かどうか」ではなく
「暮らしに合うか」が答え

本物のフローリングと偽物のフローリングという表現を使うと、
どうしても本物の方が優れていると思われがちですが、
ここでの本物・偽物はあくまで素材や構造の違いをわかりやすく伝えるための言葉です。

実際、フローリングには天然木を使った無垢材や合板だけでなく、
PVCやSPCといった樹脂製素材もあり、それぞれに異なる特徴やメリットがあります。

RESTAでは木質系も樹脂系も幅広く取り扱っています。
だからこそ、それぞれも床材の違いや特性をできるだけ詳しく、そして正直に解説しています。
見た目や価格だけでなく、機能性やメンテナンス性も踏まえ、最適な床材選びの参考になれば幸いです。

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