
道具を揃えてDIYで安全に剥がそう! フローリングの剥がし方
フローリングの張替えを考えている方のために、古くなったフローリングを剥がす方法をご紹介します。このページでは、必要な道具から剥がすときのコツまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。事前に予習を行い安全に作業しましょう!

フローリング剥がしに必要な道具
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- 金づち
- 中バール
- 大バール
- インテリアバール
- ペンチ
- スクレーパー(防音フローリングの場合)
安全に作業するための注意
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滑り止め付きの手袋を着用しましょう
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しっかりした靴底の靴を履きましょう
フローリングを剥がした後は、釘や尖った破片が出るため、作業中に怪我をしないようしっかりと安全対策を行いましょう。まず、足を守るために丈夫な靴底の靴を履き、手を傷つけないよう滑り止め付きの手袋を着用することをおすすめします。
STARTフローリングを
剥がしていこう!

フローリングのめくり口を作る
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まず、作業しやすい部屋の中央あたりから剥がしていきます。
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継ぎ目の角へ中バールを垂直に立て、金づちでバールを打ち込んでいきます。
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バールの角度を少しずつ寝かせながら、金づちでフローリングをめくりあげていきます。
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角が少しめくれ上がったら、そこへバールを差し込み全体をめくりあげていきます。この時、手を差し込むと挟まれて危険ですので、インテリアバール等を噛ませながらめくり進めていきましょう。
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フローリングが途中で割れた場合は、割れたところからバールを差し込んで剥がしていきます。
丸ノコを使って
切り込みを入れると
バールが入りやすくなります
丸ノコの刃を数mm程度(フローリングの厚み以下)出し、フローリングの継ぎ目に切り込みを入れサネをカットすることで、バールが入りやすくなります。カット部分にクギが入っている可能性があるので、注意して刃を入れましょう。

下地を傷つけないよう慎重に
作業しましょう
フローリングの下に
温水管が通っています

床暖房が設置されている部屋でフローリングを剥がす作業では、床下の温水パネルを傷つけないように十分な注意が必要です。
画像は、実際に温水式床暖房が施工されている部屋でフローリングのリフォームを行った際のものです。フローリングを剥がすと、床一面に温水パネルが敷き詰められており、その間を温水管が通っている様子がわかります。
この温水管にキズが入ると、床暖房が正常に機能しなくなり、修理が必要になる可能性があります。
そのため、作業は慎重に進め、刃物の使用や深い切り込みには十分注意しましょう。
まずは温水配管が通っていない
壁際から剥がして
フローリングの
厚みを確認しましょう
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床暖房が設置されている部屋でフローリングを剥がす際は、まずフローリング材の厚みを確認することが重要なポイントです。
作業は、温水配管が通っていない壁際の端の部分から、慎重に剥がし始めましょう。
フローリングの厚みがわかれば、丸ノコなどを使用し、パネルを傷つけない深さで切り込みを入れて効率よく作業することも可能です。

フローリングを
どんどん剥がしていきましょう
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ある程度の幅まで剥がせたら、大バールに持ち替え、周囲の壁などを傷つけないように注意しながら一気にはがしていきます。
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バールやペンチで釘を抜きながら作業すると安全です。
防音フローリングの場合
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防音フローリングの裏面には音や衝撃を吸収するため、クッション材が貼られています。
クッション材の下部は、下地に接着されているため、フローリングを剥がしても下地に残ります。 -
手で剥がせるところは手で取り、残りはスクレーパーを使ってそぎ取ります。
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際根太はインテリアバールを差し込み剥がします。

巾木を剥がす
フローリングを張り替える際は、
巾木も一緒に張り替えるのがおすすめです。
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壁とのすき間にインテリアバールを差し込み、金づちで打ち込みます。
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インテリアバールが差し込めたら、手前側に倒し剥がしていきます。

片付け
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大きなごみはカットして袋に詰め、自治体のルールに従って処分しましょう。
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小さいゴミはホウキなどで掃き取りましょう。

※DIY向けに、本来の施工方法を一部変更・簡略化しており、
プロの施工方法とは異なる場合がございます。
新しいフローリングを
貼る方法をご紹介!
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根太張り施工
根太の上に直接フローリングを貼る根太張り施工。強度のある根太張り専用のフローリングを施工しましょう。
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捨て張り施工
根太の上に合板を張り、その上にフローリングを貼る捨て貼り施工。幅広いフローリングに対応している施工方法です。
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直貼り施工
コンクリートスラブの上に、接着剤で直接フローリングを施工する直貼り施工。マンションで多く採用されます。遮音性能に優れた商品を選びましょう。
おすすめです
・手軽にお部屋の雰囲気を変えたい
・床のキズが気になっている
・床の塗装がはがれていて見た目が良くない
見た目上の理由で、
フローリングの貼り替えをご検討の方は、
既存のフローリングを剥がさず、
上からそのまま施工する
上貼り施工がおすすめです!
床の下地が悪くなっていたり、床のきしみや沈みが気になる方は既存のフローリングを剥がして新たな床材を施工する必要があります。

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