
本当に強いフローリング見つけました
フローリングのキズ耐性を
徹底比較!
全7種の試験結果を公開!
フローリング7製品を対象に、「ひっかき」「へこみ」「擦り」の3つのキズ耐性を徹底検証。実験で見えた素材や構造の違い、選び方のポイントをわかりやすく解説します!

キズの付きにくさを比較する
フローリングはこちら
フローリング選びで悩ましいのが「キズにどれだけ強いか」。
見た目ではなかなかわかりにくいですが、
実は素材や構造によってキズの付きやすさには大きな違いがあります。
今回は、よく使われる以下の7種類のフローリングを対象に、
ひっかき・こすれといった日常的な摩耗を再現した実験を行いました。

- ikuta プリオスjapan
- DAIKEN エクオスファイン
- Panasonic ベリティスフロアートリプルコート
- RESTA 天然木の挽き板フローリング(UVマット塗装 )
- RESTA 天然木の挽き板フローリング(オイル塗装)
- オーク無垢フローリング
- 杉無垢フローリング
フローリングのキズの
つきやすさを
3つの試験で
比較検証!

ひっかきキズ試験
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日常でよくある「うっかり硬いものを床にこすってしまう」シーンを想定して、マイナスドライバーを使い、フローリングの表面にキズをつける実験を行いました。サンプルを量りの上に置き、約500gの荷重がかかるように調整しながら、一定の力で引っ掻いてキズの付きやすさを検証しています。
ひっかきキズに強いフローリング
ランキング
第1位
RESTA
天然木の挽き板フローリング UV塗装

よく見てもキズが見当たらず、ほぼ無傷といえる結果となりました。 ひっかきキズに対して、非常に優れた耐性を発揮しています。
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第2位 Panasonic
ベリティスフロアートリプルコート目を凝らしてじっくり見ると、うっすらと確認できる程度の ごくわずかなキズしか見られませんでした。
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第3位 ikuta
プリオスjapanベリティスフロアートリプルコートよりは、やや目立ちますが、こちらも目を凝らしてみないとわからない程度のキズとなりました。
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第4位 DAIKEN
エクオスファインキズの深さは、プリオスjapanと同じくらいですが、エクオスファインはつやがあるため、よりひっかきキズが目立ちやすくなっています。
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第5位(同率)RESTA
天然木の挽き板フローリング オイル塗装塗膜がないぶん、キズがついても色の変化が少ないため、遠目では目立ちにくいのですが、近くで見るとはっきりとキズが入っているのがわかります。
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第5位(同率)
オーク無垢フローリングキズの目立ちやすさは、オークの挽き板フローリング(オイル塗装)と同様です。遠目で見るとあまりわかりません。
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第6位
杉無垢フローリング (tatara塗装)しっかりと深いキズが入りました。遠目ではそこまで目立ちませんが、今回の中ではもっともキズが目立つ結果となりました。

落下衝撃試験
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うっかり物を落としてしまったとき、フローリングにどれくらいのダメージが残るのか気になりますよね。 今回は約1mの高さからポンチ、パチンコ玉、釘型ピンを落とす実験を行い、各床材にどの程度の凹みやキズができるのかを比較してみました。
凹みキズに強いフローリング
ランキング
第1位
ikuta プリオスjapan

重さのあるポンチは、よく見るとわずかな凹みが確認できました。 釘型ピンも、先端が鋭いため近づいて見てやっとわかる程度の小さな穴ができています。 一方で、パチンコ玉に関してはまったくダメージが見られませんでした。
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第2位
Panasonic
ベリティスフロアートリプルコートどちらも近づいてよく見ないとわからない程度の浅い凹みではありますが、ポンチによる凹みはプリオスjapanよりやや深く残りました。パチンコ玉については、目立つようなダメージは確認できませんでした。
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第3位
RESTA 天然木の挽き板フローリング
(UVマット塗装)ポンチを落とした部分には、はっきりとした凹みが確認できました。釘型ピンによる凹みも残っています。一方、パチンコ玉については目立つような凹みはみられませんでした。
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第4位(同率)RESTA
天然木の挽き板フローリング オイル塗装ポンチと釘型ピンの両方で、明確な凹みが確認できました。パチンコ玉による凹みはごくわずかで、触ってわかる程度です。
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第4位(同率)
オーク無垢フローリングオイル塗装の挽き板フローリングと同様に、ポンチと釘型ピンの両方で凹みが確認できました。パチンコ玉による凹みも触ってわかる程度です。
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第6位
DAIKEN エクオスファインポンチによる凹みキズははっきりと残り、釘型ピンでもしっかりとキズが付きました。パチンコ玉についても、見た目には目立ちませんが、触れるとわかる程度の凹みが確認できました。
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第7位
杉無垢フローリング (tatara塗装)やわらかい杉材は衝撃を受けやすく、どの落下物でもはっきりとした凹みが残りました。

擦りキズ試験
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掃除中や家具の移動などで床が擦れてしまう場面を想定し、サンドペーパー(#80)を使ってフローリング表面をこすり、キズの付きやすさを比較しました。サンプルを量りの上に置き、約1000gの荷重がかかるように調整しながら、一定の力で10回こすりました。
擦りキズに強いフローリング
ランキング
第1位
オーク無垢フローリング(無塗装)

元々の表面が乾燥しているためか、粗めのやすりでこすってもキズはそれほど目立ちませんでした。 完全に無傷というわけではありませんが、表面になじんで見えにくくなっているようです。
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第2位(同率)ikuta
プリオスjapan表面の塗装がわずかに毛羽立った程度でした。もともとマットで凹凸のある質感のため、近くで見てもキズはほとんど目立ちません。
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第2位(同率)Panasonic
ベリティスフロアートリプルコート近くで見ると、表面にうっすらとキズが付いているのがわかります。キズの深さ自体は浅く、プリオスjapanとほぼ同等です。
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第2位(同率)
DAIKEN エクオスファインキズの深さは他の上位製品と同程度ですが、表面がやや滑らかな質感のため、かえってキズがやや目立ちやすい印象です。
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第5位
天然木の挽き板フローリング UV塗装キズの深さ自体はそれほどではありませんが、色味や柄の特性により、第2位のフローリングと比べてやや目立つ印象です。
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第6位
天然木の挽き板フローリング オイル塗装表面に塗膜がないためキズは目立ちにくいものの、上位のフローリングと比べると細かなキズが多く確認できました。
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第7位
杉無垢フローリング(tatara塗装)細かいキズが白っぽく浮き出ており、全体的に目立ちやすい印象です。杉の柔らかさに加え、tatara特有の浸透したガラス繊維がキズ部分で白くなっていることも影響しています。
フローリングのキズつき試験の
結果を考察!
まずはキズ耐性の総合評価!
3つの試験(ひっかきキズ・凹みキズ・擦りキズ)の結果をもとに、フローリング7製品を比較したところ、 以下のような総合評価となりました。
順位 | 商品名 | ひっかきキズ | 凹みキズ | 擦りキズ | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ikuta プリオスjapan |
5 | 7 | 6 | 18/21 |
1 | Panadonic ベリティスフロアー トリプルコート |
6 | 6 | 6 | 18/21 |
3 | RESTA 天然木の挽き板フローリング UVマット塗装 |
7 | 5 | 3 | 15/21 |
4 | オーク無垢フローリング (無塗装) |
3 | 4 | 7 | 14/21 |
5 | DAIKEN エクオスファイン |
4 | 3 | 6 | 13/21 |
6 | RESTA 天然木の挽き板フローリング オイル塗装 |
3 | 4 | 2 | 9/21 |
7 | 杉無垢フローリング (tatara塗装) |
1 | 1 | 1 | 3/21 |
※1位:7点、2位:6点、3位:5点、4位:4点、5位:3点、6位:2点、7位:1点で計算。
1位は同点で「ikuta プリオスjapan」と「Panasonic ベリティスフロアートリプルコート」。 どちらもバランスよく高得点を獲得し、特に凹みや擦りキズへの耐性に優れているのが特長です。
3位には「RESTA 天然木の挽き板フローリング(UVマット塗装)」がランクイン。 ひっかきキズに最も強く、表面のコーティング性能が光りました。
一方、スギ無垢フローリング(tatara塗装)は7位となりましたが、これはやわらかい素材ゆえの結果。 キズはつきやすい反面、断熱性や足ざわりの良さといった大きな魅力もあります。
凹みにくいフローリングに
共通するのは「MDF」層
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落下衝撃試験の結果を見ると、上位にランクインしたフローリングにはある共通点がありました。それが表面層の下に「MDF(中密度繊維板」を使用しているということです。
MDFは、木材を繊維状にして高圧で成形した板材で、密度が均一で強度に優れているのが特長です。実際、ポンチや釘型ピンの衝撃が加わってもへこみを最小限に抑えています。
ひっかきキズに強いのは
やっぱり樹脂コーティング
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ひっかきキズの実験で、上位にランクインした4製品はすべて表面に樹脂のコーティングが施されたフローリングでした。中でも多く採用されているのが、紫外線で硬化させる「UV塗装」。しっかりとした塗膜が表面を保護し、日常的なひっかきに高い耐性を発揮します。3位のikutaプリオスjapanに使われているのは「EBコート」と呼ばれる電子線で硬化させるタイプ。UVとは異なる方式ですが、こちらも硬い樹脂層がしっかり表面を守ってくれています。
硬化方式に違いはあれど、共通して言えるのは硬い樹脂でコーティングされたフローリングはやっぱりひっかきキズに強い!ということです。
オイルなどの浸透系の塗装は、
DIYで補修できるのがメリット!
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今回、オイル塗装の挽き板フローリングは、キズの付きにくさという点ではあまり良い結果とはなりませんでした。 しかし、オイル塗装の魅力は「キズの強さ」ではなく、補修のしやすさにあります。
オイル塗装は表面に塗膜を作らず、木の内部に浸透して保護するタイプの塗装です。 そのため他の塗膜系フローリングよりキズはつきやすい傾向にありますが、キズがついてもDIYで簡単に補修できるという大きなメリットがあります。
あまりにも深いキズは
削って補修は難しい…
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今回の杉材のように、あまりにも深くキズが入ってしまった場合は、表面を削って補修することは難しくなります。
今回はあくまで実験のため、普段の生活ではあまり考えられないような強い力を加えました。そのため、やわらかい杉材には大きなキズが残る結果となりました。
ここで少し杉材のフォローを・・・
キズがつきやすいのは事実ですが、スギの柔らかさゆえの心地よさや素足にやさしい足ざわり、断熱性の高さなど、たくさんの魅力があります!余談ですが、当店の仕入れ担当スタッフも、さまざまなフローリングを見た上で自宅の注文住宅に杉材を採用していました。
今回実験したフローリングの
ご購入はこちら
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ikuta
プリオスjapan高密度なMDF基材とEBコート仕上げにより、優れた耐久性を発揮。 衝撃や凹みに強く、長く美しさを保ちたい方におすすめのフローリングです。
税込11,013円/ケース3.3m2/ケース

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