
二層式高密度防草シート500W
の経過観察レポート
RESTAオリジナル二層式高密度防草シート500Wの施工後の様子を観察した結果を詳しく、正直にお届けします!さらに経過観察から分かった、施工や商品選びのポイントも解説します。
防草シート施工後
約2年間の経過を観察!
防草シートを施工!経過観察開始!
撮影日:2023年3月14日

今回防草シートを施工したのは、この雑草だらけの荒れ果てた敷地です。

雑草を除草剤で枯らした後、全て撤去・処分し、防草シートを敷きました。
きちんと整備された印象に様変わりしました。
今回使用した防草シートはRESTAオリジナル二層式高密度防草シート500Wです。
この防草シートの耐用年数は約10年。ここから経年変化の様子を観察していきます!
※今回は仕様変更前の商品を使用しているため、表面の色味が異なります。
防草シートの施工の様子はこちらをチェック
防草シート施工から
約4か月後の様子を観察!
撮影日:2023年7月17日

撮影日は、雑草の最盛期である夏場の暑い時期。防草シートを敷いていない場所は、元気な雑草がグングンと伸びてきておりますが、防草シートを敷いている場所は、しっかりと雑草を抑えることができています。
しかしよーく見てみると、ところどころ雑草が生えている部分があるのがわかります。

雑草が生えてきていたポイントはこの3つ!
(1) 固定ピンを打ちこんだ穴から
(2) 防草シートの継ぎ目から
(3) ビニールハウスの支柱を避けるために入れた切り込み部分から
このように繫殖力の高い雑草はわずかなすき間から生えてくるのです。
補修テープを貼るのがおすすめ!
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今回ちょこちょこと雑草が生えてきてしまったのは、防草シートのすき間にテープを貼らなかったことが原因でした。
防草シートのすき間には、補修テープを貼り付けるのがおすすめです。一般的に補修テープにはロールタイプと正方形タイプの2種類があるため、ロールタイプは継ぎ目に、正方形タイプはピン穴に貼り付けましょう。
防草シート施工から約2年後!
日当たりの悪い部分が
コケだらけに・・・

施工から2年後、ビニールハウスの奥の特に湿気がこもりやすい部分にコケがびっしりと広がっています!
しかし肝心の雑草はしっかりと抑えることができており、防草シートの効果は十分に発揮されています。
コケ発生の原因を考察!
防草シートと施工場所の
相性が悪かったから
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この場所は、日当たりが悪く、隣の建物の屋根から雨水が流れて落ちてくる場所なので、水が溜まりやすい環境になっています。
さらに今回使用した防草シートは、不織布二層構造で、表面は柔らかいフェルトのような生地で出来ています。そのため他の防草シートに比べて表面に水分を保持しやすく、コケが好む環境を作ってしまったと考えられます。
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コケが生えた場所の逆側は、日当たりが良い&若干斜面になっており水はけが良いことにより、コケが生えることなく防草効果もばっちりでした。
※別の耐候実験のため、防草シートの上に防草シートを並べて貼っています。
日当たりが悪く水が溜まりやすい
場所には
どんな防草シートが
おすすめ?
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保水性の低い織布タイプの防草シートが
おすすめ!まず、前提として、コケが好む環境が整っている場所にはどんな防草シートを敷いてもコケが生える可能性があります。
その中でもコケが生えにくい防草シートを上げるとすると、織布タイプの防草シートです。織布タイプは、樹脂製の平らな繊維をタテヨコに編み込んだ、ブルーシートのような見た目のもののことです。これらは保水性が低いため、比較的コケが生えにくい環境を作ることができます。
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チガヤやスギナなどの葉先の尖った雑草が
生えている場所には不織布タイプが
おすすめ!織布タイプの防草シートは、葉先の尖った強い雑草は突き抜けて生えてくる可能性が高いので注意が必要です。
織布タイプの次にコケが生えにくく、強度の高い防草シートは高密度な不織布タイプの防草シートです。このような防草シートなら、チガヤやスギナなどのような頑固な雑草を防ぐことができ、今回施工した二層構造の防草シートよりもコケが生えにくい構造となります。
二層式高密度防草シート500Wの
経過観察まとめ
施工から2年が経ちましたが、防草シートのおかげで雑草はしっかり抑えられていました!
その効果には満足ですが、一方で日陰や湿気が多い場所ではコケがびっしり生えてしまうことも。防草シートを選ぶときは、設置する環境に合ったものを選ぶことが大事だと再認識できる結果となりました。
引き続き、経過を観察していき、随時ページも更新いたしますのでお楽しみにお待ちください。

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