
ボンド不要!はめ込んで置いていくだけの簡単床DIY!! はめ込み式フローリング クリックeuca の施工方法
クリックeucaは、ジーロック式ではめ込んで置いていくだけ!楽しく簡単に床をリフォームできるRESTAオリジナル床材です。ボンドやビスは一切不要!コツさえつかめばカットもスムーズに作業できます。また、取り外しも簡単なのでいつでも原状回復が可能です。やってみて納得♪はめ込み式クリックeucaで気軽に床DIY始めましょう!

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長辺のサネ部分を斜めから差し込み、短辺同士の隙間がなくなるまで左方向へスライドさせます。
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ゆっくり床まで降ろしたら、ゴムハンマーで叩いて”カチッ”とはめ込みます。
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手で撫でてみて段差が無ければOK!

部屋の壁が平行でまっすぐならいいのですが、特に築年数が古い場所は多少なりとも壁に歪みがあります。
壁に歪みがある場合、そのまま施工すると壁にぴったり突きつけることができず壁際に隙間が空いてしまいます。
ここからは、壁の歪みに合わせて正確におさめるため、
1列目の床材を巾定規でカットしてから施工する方法を解説していきます。
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準備するもの
- ・カッター(大)
- ・カット定規
- ・メジャー
- ・ペン
- ・差し金
- ・ゴムハンマー
- ・あて布用タオル(あればでOK)
- ・カッターマット
- ・やすり
- ・ノコギリ(必要な場合)
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使用する材料
・はめ込み式フローリング クリックeuca
・コーキング材(必要な場合)

※クリックeucaは全厚5mmのため、開きドアの開閉時にドアと干渉する可能性があります。
予め、施工場所のご確認をお願いします。

下記の事項を必ず守って施工してください

- 施工場所の室内温度を常温(17~25℃)に設定してください。
- 予め、床材を箱から出して施工場所の温度に馴染ませてください。
- 寒冷期に床暖房設備のある場所へ施工する場合は、床暖房を使用した状態で施工してください。
SPC床材は、一般的な塩ビ系(PVC)床材に比べて温度変化による伸縮が起こりにくい特性がありますが、わずかな寸法変化は発生します。
特に、冬の寒い時期に施工したものが、床暖房の使用や夏場の温度上昇により伸張を起こし、床材の突き上げや破損の原因となる恐れがあります。寒暖の差が著しい場所への施工はお控えください。

床にゴミが残っていたり凹凸があると、はめ込み部分に段差ができてしまう場合があります。クリックタイプは少々の波打ち程度なら大丈夫ですが、施工前に床のゴミや汚れはキレイに取り除き、凹凸はできるだけ平らにならしておきましょう。
STEP1 割り付け
壁際もキレイに仕上げるために部屋に合わせた割り付けをします。-
まず、部屋の奥行寸法をmm単位で測ります。
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採寸した部屋の寸法を元に、床材が何列分になるか、最後の列の幅は何mmかを算出していきます。
クリックeucaの幅:150mm

1列目の幅カットが必要になります。
※幅カットについてはSTEP3で解説します。
例)部屋の奥行寸法が3020mmの場合の割り付け



1列目の幅をカットし、最初と最後の列幅を均等にする。


※「幅75mm以下」というのは、仕上がりの
バランスを考慮した参考寸法です。
STEP2 1列目の基準線を引く
今回はカットロスの少ない「乱貼り」で部屋の左端から施工していきます。※乱貼りをする場合は、中心線のみ引きます。
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STEP1で採寸した部屋の奥行寸法から、部屋の中心線を出します。中心線は横方向のみ(床材と平行になる)でOK!マスキングテープなどで線を引いておきます。
始めの1列目を置く目安となる基準線を引きます。割り付けた寸法を、必ず中心線から数か所測り、線で結びます。 -
基準線までの寸法の出し方ですが、先ほどの割り付けを例にした場合、中心線から基準線までは19列÷2=9.5列分になるので、150mm×9.5=1425mmとなります。
STEP3 1列目を施工する
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STEP2で引いた基準線に沿って1列目になる床材を仮置きしていきます。
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1枚目を、はめ込み受け手の白いサネ部分が右側と手前になるようにして、奥の辺を基準線に合わせ、左の壁に突きつけて置きます。
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2枚目も基準線に沿わせ、1枚目のサネ部分に真上からぴったり合わせます。
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短辺同士を隙間が無いように突き付けて、ズレが生じていないことを確認しながら、ゆっくりおろします。
※少しでもズレていると後の施工に影響してしまうため、ぴったり合っていることを必ず確認しながらはめ込んでいきましょう! -
手で押してからゴムハンマーで段差がなくなるまで叩いてはめ込みます。
ゴムハンマーは、ピンポイントで叩くことができるeuca専用コンビハンマーの使用をおすすめします。一般的なゴムハンマーを使用する場合は“あて布”をして叩いてください。 -
3枚目以降も同じように、右端の壁際に入る最後の1枚の手前まで(カットせずに置けるところまで)はめ込んで置いていきましょう。

壁際に入る最後の床材が極端に短くなってしまう場合は、
スタートの1枚目をカットして調整します。


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列の最後の1枚に必要な長さをメジャー等で測ります。壁の歪みを考慮して必ず上下2ヶ所を測ってください。
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必要な長さ2ヶ所に印を入れ、線で結んでカッターで切り離します。※壁際(列の最後)に入る床材のカット方法は、STEP2で詳しく解説しています。
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カットした切り口は、必ず壁側になるようにしてはめ込みます。使わなかった余りは、2列目以降のスタートで使えるので捨てずに置いておきましょう。
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1列目になる床材を基準に合わせて敷くことができたら、端材で作った「巾定規」を使って、壁に合わせて必要サイズに幅カットしていきます。


巾定規は、部屋の形状や壁の凹凸に合わせたカットができる便利ツールです。
今回は材料の床材を使います。まず、同じ材料で15cm程度の端材を用意します。床材の寸法ぴったりに合わせるため、長辺の両サネ(表から見て出ている部分)
をカッターでカットして取り除きます。サネ部分はカッターを数回通して簡単に切り離しが可能です。
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用意した巾定規の裏面を上に向け、縦横の向きが同じになるように注意して、カットする床材の上に置きます。
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奥の壁にぴったり突きつけたまま、巾定規に沿ってカッターを通していきます。
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巾定規が壁から離れないように滑らせながら、ズレないようにカッターで切れ目を入れます。※巾定規は最後の列でも使用するので捨てずにとっておきましょう。
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1回では切れ目が浅い場合があるので2、3回繰り返し、しっかり切れ目が入ったら床材の位置が入れ替わらないように順番に重ねて一旦取り外します。
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力が入りにくい場合は、作業台などの上で切れ目に沿って折ると、上から体重をかけやすくなります。
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パキっと折れたら、カッターを折り目に入れて裏のパットごと切り離します。
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1列目すべての床材をカットできたら、先に並べた順番通りに壁に突きつけてはめ込んでいきます。※必ず、カットした面(切り口)が壁側にくるように置きましょう。
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端まではめ込むことができたら、1列目の施工は完了です。
手で折りにくい場合
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クリックeuca床材をカットしたい幅が狭いと、手で折るのは大変です。そんな場合は、「折る道具 フロアタイルフォールダー」がおすすめ!
カッターで切れ目を入れてフロアタイルフォールダーで挟んで力を加えると、テコの原理で簡単に折ることができます。
※折幅は10mm以上から対応OK。
手前の長辺を持ち上げてから斜め方向に引くと簡単に取り外すことができます。
(短辺のみの取り外しも長辺を持ち上げてから斜め方向に引いてください。)


STEP4 2列目以降を施工していく
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今回は乱貼り工法なので、2列目の始めに置く床材は、1列目の最後でカットした余りを使用します。
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次の列の先頭にもってきたカット済みの床材は、切り口が壁側にくるように置き、2列目以降は長辺から先に差し込んでいきます。
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奥の長辺を、斜めからクリック部分を前の列に合わせて押し込むように差し込みます。この時、隙間の無いようにしっかり奥まで押し込むのがポイントです。
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同時に、左側の床材と隙間が無いように突きつけて、クリック部分がぴったり重なるように下へおろします。
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1列目と同様に、短辺同士に隙間やズレが生じていないことを確認したら、手で押さえます。
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ゴムハンマーで段差がなくなるまで叩いてはめ込みます。
ゴムハンマーは、ピンポイントで叩くことができるeuca専用コンビハンマーの使用をおすすめします。一般的なゴムハンマーを使用する場合は”あて布”をして叩いてください。


少しでも隙間が空いてしまった部分があると、施工に影響してしまいキレイに並べることができません。
隙間が空いてしまったら、いったん取り外して奥までしっかり差し込んではめ込み直しましょう!
2列目の壁際(列の最後)に入る床材のカット方法
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まず、列の最後の部分に必要な長さをメジャー等を使って、上下2か所測ります。
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カットする床材を用意し、測った寸法のところにペンで印を入れて2ヶ所を線で結びます。
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カットした床材を、カットした切り口が壁になるように、はめ込みます。
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隙間なく、ぴったりおさめることができます。
※使わなかった余りは、次の列以降のスタートで使えるので捨てずに置いておきましょう。

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定規をあててカッターで
数回切れ目を入れる。 -
切れ目に沿ってパキッと
山折りに折り曲げる。 -
折り目にカッターを入れて
裏面のパッドを切り離す。

カットした断面がまっすぐでなかったり、ささくれが残っていたりする場合は、やすりをかけることでキレイになります。
また、壁際にギリギリ入らない場合も、やすりがけでサイズを微調整することができます。


壁際はカットしておさめていきながら、あとは繰り返し同じ要領で最後の列の手前まで
どんどんはめ込んで施工していきましょう!
STEP5 最後の列を施工する
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最後の列に必要な床材は、壁際の隙間に合わせてカットして、はめ込みます。まず、手前の列の上に、カットする床材をクリック部分の向きを同じにして、ぴったり合わせて重ねます。
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その上に、STEP3でガイド用として使用した巾定規を、壁に突きつけて置き、同様に巾定規をずらしながらカッターで切れ目を入れていきます。
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切れ目部分から山折りにパキッと折り曲げて、カッターで切り離した床材のクリック部分を手前の床材にはめ込みます。
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奥までしっかり差し込んでから下へおろし、最後の列におさめます。
かまち回りなど、出隅の施工方法
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かまち回りなどの出隅部分も必要な形状にカットして、キレイにおさめることが可能です。
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まず、手前の列の上に、カットする床材をクリック部分の向きを同じにして、ぴったり合わせて重ねます。
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ここでも巾定規を使い、出隅の角に合わせてカットしていきます。
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巾定規の裏面が上を向くようにカットする床材の上に置き、ペンでなぞってカット線を引きます。
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縦方向のカット線は、差し金を使うと良いでしょう。
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出隅に合わせたカット線が引けました。
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L字カットの場合、カッターのみでは難しいので、ノコギリを併用することをおすすめします。まず、カット線の短い方をノコギリでカットします。
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次にカット線の長い方にカッターで切れ目を入れます。
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床材を裏返して手で押さえながら上に持ち上げるようにすると、楽に折り曲げることができます。
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あとはパッド部分をカッターで切り離せばOK!
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少し複雑な形状も、簡単にカットすることができました。
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カットした床材を出隅にはめ込んでおさめます。
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同じ要領でかまち回りと残りの列を施工していき、ぴったりキレイに仕上げることができました♪
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壁際に隙間が空いてしまうなど気になる場合は、床や巾木に合った色のコーキング剤で仕上げます。



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