網戸の歴史は比較的浅く、窓サッシにつける今の形状になったのは、50年ほど前と言われています。そういえば昔の日本家屋には、網戸がありませんね。金閣寺や神社仏閣には、庭と一体となっている優雅な部屋がありますが、網戸はついていません。その頃の人は、どのように蚊と戦っていたのでしょうか。
一節には、囲炉裏や焚き火によって蚊を追い返していたという説もあります。江戸時代には、蚊帳というものの存在が記録に残っているようですがそれも大変高価なものだったようです。古いお寺などで仕事をする住職さんに今度会ったら、どうしているのか聞いてみたいと思います。