![吸水速乾・吸汗速乾の生地素材](https://www.diy-shop.jp/contents/imgs/diy-school-fabric/nuno_t10.jpg)
布生地・テキスタイルの機能や用語を知ろう吸水速乾・吸汗速乾の生地素材
水や汗をすぐに吸収し、すぐに乾く吸水速乾・吸汗速乾の機能を持つ生地素材について詳しく解説!夏用やスポーツ用の衣料だけでなく、冬の薄手であたたかいインナーなど、汗によって冷えないために採用されるその理由をご紹介します。
吸水速乾・吸汗速乾加工とは?
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![吸汗速乾生地の加工](https://www.diy-shop.jp/contents/imgs/diy-school-fabric/fotolia_102183601.jpg)
吸水速乾または吸汗速乾と呼ばれるこの機能は、気温の上昇、運動などによって発生した汗をすぐに吸収し、乾かしてくれるを機能を持たせる加工のことです。
素材としては、肌に当たる部分に吸水性の高い加工を施し、外気に触れる部分は汗などの水分を拡散するという機能を持たせているため、相反するような機能でもうまく両立させることができているのです。
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![吸汗速乾加工生地の加工方法](https://www.diy-shop.jp/contents/imgs/diy-school-fabric/fotolia_125468851.jpg)
天然素材では2つの機能を両立させることができないため、合成繊維で作られています。繊維の形を変える、細く、太く、あるいは空洞にするなどの加工を施し、この2つの機能を作っています。
吸水性は、繊維と繊維の隙間に水分が浸透していくような科学現象を利用して作られています。これは、ペンの先にインクが送られる機能を利用したもので、これがあると水が移動する速度が早まり、肌から汗が離れ、生地に素早く吸収される=吸水性があがるという機能になります。
他にも繊維自体の親水性を高めるなどの開発を行うなど、さまざまなアプローチで着心地の良さを作っています。
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![速乾性を高める技術](https://www.diy-shop.jp/contents/imgs/diy-school-fabric/fotolia_122209450.jpg)
速乾性については繊維の形を扁平にして多くの隙間を作って乾かすというものや、十字型の繊維にして空気に触れる面を増やすことで速乾性を高めるなどの技術が使われています。
汗が乾いた後でもベトベトするという特徴があるため、生地が肌に張り付かない接地面積を少なくする研究や、涼感を与えるなどさまざまな技術が次々に開発されていっています。
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![吸汗速乾加工生地の使用例](https://www.diy-shop.jp/contents/imgs/diy-school-fabric/fotolia_157115157.jpg)
運動してたっぷり汗をかくスポーツウェアには、吸水速乾性のある生地が欠かせません。汗で生地が張り付く不快感が動きを邪魔すること、集中力に影響を与えるなどの問題もあることから、いち早くその研究が進められてきました。
また、運動量が多いベビーやキッズはとても多く汗をかくため、吸水速乾性のない生地では蒸れを原因としたかぶれ、あるいは雑菌繁殖による臭いの発生などさまざまな問題が起こります。最近では生地に吸水速乾性機能があるものが増えてきたため、快適に過ごせるようになってきています。
その他、最近は寝具等にも数多く採用され、夏の就寝時の快適な眠りのため、汗をすぐに拡散し、ベッドや布団のムレを防ぎ、寝具を衛生的に守るために役立っています。洗濯物としても乾きやすくなるのが嬉しいポイントですね。
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