スプレー塗料の綺麗な塗り方
スプレー塗料を綺麗に塗るには少しだけテクニックが必要になりますが、とっても簡単なのであなたもプロ並みに綺麗なペイントをすることができます。スプレー塗料は刷毛跡が残ることがないので綺麗な仕上がりになり、ペイントの中でも一番簡単なペイント方法ですが、さらに時間の短縮になるテクニックをご紹介します。
綺麗に塗るコツのポイント
スプレーで綺麗に塗るコツをいろいろお教えします。
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Point1
スプレー缶を温める塗装する前に缶スプレーを20-30度(冬40-50度)のお湯で湯銭すると、塗料がなめらかになり塗りやすくなります。
注意:お湯の温度は高すぎるとスプレー缶が爆発しますのでご注意ください。
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Point2
塗装面を温める塗装するものをドライヤーなどで人肌くらい(20-30度)に温めると、スプレーののりが良くなります。
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Point3
スピードを一定に保つスプレーする時の動きはスピードを一定に保ちます。端から端までが同じタイムになるようにスプレーします。
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Point4
スプレーの適切な距離遠いほど薄く塗れ、近いほど厚く塗れるので垂れやすくなります。約30cm程離して吹き付けます。
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Point5
薄く何度も塗り重ねる一度に厚塗りして仕上げようとすると垂れるので、3回以上薄めに重ね塗りすると綺麗に仕上がります。
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Point6
端まで通りぬけて塗る吹き付ける際に、端で止まらずに最後まで手を動かして通り抜けると均等に綺麗に塗れます。
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Point7
塗装面に平行に吹き付ける塗装面に対して平行に塗装していきます。円弧上に塗装してしまうと塗装にムラができてしまいます。
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Point8
付きにくい場所から塗装する曲面などの湾曲したところからスプレーするようにします。いずれもダマにならないように薄く吹き付けましょう。
塗装の豆知識
乾燥の時短テクニック
重ね塗りのための乾燥時間を早めたいときは、遠赤外線ヒーターなどを使うと早く乾燥することができ綺麗な仕上がりになります。この場合も厚塗りは厳禁です。油性や揮発性の高いラッカー塗料は温めると刺激臭が強くなるので部屋の換気に十分注意してください。
垂れてしまった場合の豆知識
もし、塗料が垂れてしまっても、慌てなくても大丈夫です。
充分乾燥させてから、#1000番ぐらいのサンドペーパーをあて木やあてゴムに巻いて研げば綺麗に仕上がります。慌てて拭き取るようなことをすれば、出来た塗膜面を崩してしまうことになり余計に塗膜面がシワシワになったり、塗膜面が剥がれてしまう可能性があり危険です。
こんな日こんな場所で塗装しよう
塗装する際の天候に気を付けましょう。
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POINT1
屋外なら風のない日に
作業しましょう屋外で作業する場合は、風が強いと塗料が飛び散ったり、流されたりして綺麗にペイントすることができません。風を遮る壁などの内側で作業することをお勧めします。
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POINT2
天気の良い日に
作業しましょう雨の日などは、塗膜の中に湿気が封じ込まれる為、乾いた後で色が白っぽくなってしまいます。また、湿気の影響で乾燥時間が遅くなることもあります。
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POINT3
炎天下は避けて
日陰で作業しましょう夏の炎天下などでは、塗料が空中で乾いてしまうためにブツブツとした表面になってしまうことがあります。出来るだけ日陰で作業するように心がけると作業がスムーズにできます。
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POINT4
極端に寒い日の作業は
避けましょう気温が5℃以下の時は、塗料が乾きにくいので綺麗な仕上がり面にならないことがあるので避けるようにしましょう。塗料が勢いよく出ない場合は、30℃以下のぬるま湯につけて温めると綺麗に吹き付けることができます。
スプレー塗装する際の注意点
塗装する際の注意点を知っておきましょう。
- ビニール手袋やマスクやゴーグルを付ける
- ラッカー塗料など揮発性の高い塗料などはスプレーをすると空気中に舞ってしまう為、目や口に入ってしまうと人体に影響を及ぼすことがあるので、出来るだけビニール手袋、マスク、ゴーグルを付けるようにして安全に作業するようにしましょう。
- ホコリ、汚れ、油分をしっかり拭き取る
- スプレーするものに付着した汚れは完璧に取り去るようにします。化学繊維のホコリ取りで構わないので、ホコリをこまめに取ってください。塗装前に中性洗剤で油汚れをとったり、アルコールでふいてから乾かしておくと綺麗に塗装することができます。
- 野外で塗装をする場合は水をまく
- 屋外でスプレーするときは出来るだけ水を撒くようにください。水を撒くことでホコリが立つのを防ぎ、ペンキが地面についても染み込みません。ホコリは塗装の大敵なので、水を撒いても風の強いときは、屋外での塗装はしないようにして下さい。
