人工木材 「木」の配合率と色褪せについて

人工木材の原材料である木粉、樹脂(プラスチック)の割合と色褪せ具合の違い 人工木材 「木」の配合率と色褪せについて

「人工木」と言われているウッドデッキ材は、天然木に似せて人工的に作られた工業製品で、一般的に「色褪せしない・色褪せしにくい」と言われています。人工木は、樹脂木・合成木材・再生木材とも呼ばれ、各メーカーによって使用されている材料や配合比率は異なります。原材料(木粉、樹脂など)の含有率が違えば、見た目の風合いや耐候性にどれほど差があるのか気になりますよね?RESTAオリジナル RESIN WOOD(レジンウッド)のデッキ材をはじめ、各種メーカーのデッキ材を、日焼け等による変色・色褪せ(経年変化)という観点で比較してみましょう。

まず知っておきたい人工木の豆知識

「色褪せにくく腐らず長持ちする」というイメージの人工木材。近年、ウッドデッキDIYにも人気の人工木ですが、「コストを抑えたい」「自然の木の風合いも楽しみたい」という本音も...では実際はどうなのか比べてみる前に、まずは人工木の定義とその特長を知っておきましょう。
  • 『人工木』とは

    『人工木』とは、木粉やプラスチックなどの原材料を元に天然木に似せて人工的に作られた工業製品で、天然木より長持ちするというメリットが売りで21世紀のはじめ頃から一般的に普及してきました。耐候性に優れ、部材も豊富に揃っているので、天然木特有の風合いにこだわりがなければ人工木のウッドデッキ材がおすすめです。

  • 人工木のメリット・デメリット

    人工木材は天然木と比べて色褪せにくく腐りにくいという特長があり耐候性に優れています。またささくれが起こらず虫害が少ないというメリットもあります。一方、夏には高温になりやすく、逆に冬は冷たくなるというデメリットもあります。吸水性が低いため、雨などで濡れると滑りやすくなり注意が必要です。

  • 人工木も色褪せする!?

    天然木と比べて色褪せにくいといわれる人工木ですが、原材料に木を含んでいるため多少の色褪せは起こります。天然木の経年変化のような色落ちはしない、というのが正しいのかもしれません。人工木の色褪せは、はじめの数か月~1年ほどで徐々に色が薄くなっていきますが、その後は大きな色褪せはなく落ち着いてきます。色褪せの程度や進行具合は使用環境によって差があり、元の色味によっても異なります。

人工木材の原材料と配合比率

RESTAが取り扱う人工木ウッドデッキ材の木の割合を比較してみました。

  • RESIN WOOD
    RESIN WOOD

    (レジンウッド)
    素材:WPC(複合材)
    木60% / プラスチック40%

    表・裏
  • LUCIA WOOD
    LUCIA WOOD

    (ルチア・ウッド)
    素材:WPC(複合材)
    木50% / プラスチック他50%

    表・裏
  • L WOOD
    L WOOD

    (エルウッド)
    素材:WPRC(再生複合材)
    木50% / ポリエチレン他50%

    表・裏
  • HANDY WOOD
    HANDY WOOD

    (ハンディウッド)
    素材:WPRC(再生複合材)
    木40% / プラスチック他60%

    表・裏
  • MP WOOD
    MP WOOD

    (樹脂ウッドデッキ)
    素材:AAS樹脂、ポリスチレン樹脂
    木粉含有量10%

    表・裏
  • MINO彩木
    MINO彩木

    (ガーデンデッキ)
    素材:硬質低発泡ウレタン樹脂、
    アルミ心材 木粉は含まれていない

    表・裏
人工木ウッドデッキ材は、製造メーカーにより素材や木材・プラスチックの配合率は異なります。一般的に、木の含有量が高いものは、より木に近いナチュラルな質感となり素材も柔らかく、プラスチックの含有量が多いと耐久性は上がりますが価格も高くなる傾向があります。

色褪せにくさ(耐候性)の比較

  • 屋外のくつろぎ場所としても大活躍のウッドデッキ。家族の憩い場になったり、子供やペットの遊び場になったり、友人とのバーベキューや趣味のガーデニングを楽しんだり……ウッドデッキの用途は様々で、誰もが憧れるガーデンファニチャーの代表的な存在です。
    天然木に比べて色褪せしにくい人工木材とはいえ、年中通して太陽の直射日光と雨風にさらされるデッキ面の色褪せ(退色)はどの程度なのか、各メーカーの試験データを参考に、耐候性の観点からも色褪せにくさを比較してみました。

ルチア・ウッド の 特性

材料の配合率は、木材50%・プラスチック他50%とほぼ半々の割合です。一般的な人工木材に多い配合率で、木材の風合いとプラスチックの廉価性・耐久性を併せ持つデッキ材です。直射日光を受けると紫外線により、表面層から色合いが劣化していきます。退色は施工後1年ほどの間に起こり、その後は大きな色褪せはなく色合いを保ちます。
サンシャインウェザーメーターによる経年劣化
(目安:500時間=1年)
天然木同様、初期にある程度「退色」はするものの、その後はほとんど変化しません。
「強度」は初期の強度をいつまでも保っています。

彩木デッキ材の特性

彩木のデッキ材は、表面に2色のウレタン塗料と高耐候性のトップコートを塗布しています。耐候性・耐久性が高く、紫外線による退色も起こりにくいため、表情の美しさが長く維持できます。また、芯材にアルミを使用しているため強度があります。木材の塗装は、屋外で使用すると徐々に劣化し変色してしまいますが、彩木のデッキ材は、約7年屋外で使用しても、ほとんど色褪せしません。
実験データ(参考:300hで1年相当)
カーボンアーク式サンシャインウェザーメーター
照射+降雨(JIS A1415) 色彩色差測定(JIS Z8722)社内基準 3000時間経過で色差⊿E6を超えないこと
参考:屋外用耐候性塗料を塗った天然木の耐候性試験

施工後、年数を経てもほとんど目立つ色褪せはない

ハンディウッドの特性

ハンディウッドは安心の国産品質。原材料であるプラスチック成分の働きにより、退色しにくくなっています。15年経過後も、施工時と同程度の強度を有していることが確認されています。

人工木デッキ材の経年変化 比較とまとめ

  • ルチア・ウッド
    ルチア・ウッド
  • ハンディウッド
    ハンディウッド
  • 樹脂デッキ
    樹脂デッキ
  • MINO彩木デッキ
    MINO彩木デッキ
人工木カットサンプルを1年半屋外に放置してみた結果です。天然木材と比べて大きな色の変化は見られません。特に、木材の配合率が極めて少ない樹脂デッキはほとんど色褪せしませんでした。すべての人工木材において、色褪せしにくいだけでなく、割れや反りなどの劣化も起こりませんでした。
※RESIN WOODの経年変化は、只今経過観察中です...更新までお待ちください。
  • 屋外環境は想像以上に過酷なものです。炎天下の夏、雪や凍結のある冬との寒暖の差。多湿な梅雨、乾燥の続く冬場。何より、紫外線によるデッキ材への影響は計り知れません。人工木材は天然木と比べて経年変化が起こりにくく、色合いを保ち長く使用することができます。しかしながら、木材を含んでいる以上、多少の色褪せは起こります。また、屋根の有無、日当たり、雨ざらしの頻度など使用環境によって色褪せの程度には差があります。

  • 人工木ウッドデッキ材のデメリットでもありますが、天然木と比べて温度変化に影響しやすいことが挙げられます。
    夏場は、炎天下にさらされたデッキ材の表面温度が上昇し、素足で歩くのが困難なほど熱くなることも。逆に、冬場は表面温度が下がり、触れると冷たさを感じます。
    人工木材は、原料の配合率の違いによって、温度の感じ方や断熱性能に差があります。

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