MDF材でできた木質フローリングWOOD-LIKE FLOORシリーズのHOW TOを詳しく解説! クリックはめ込み式 MDFフローリングの施工方法
はめ込み式 MDFフローリング click euca 『WOOD-LIKE FLOOR(ウッドライクフロア)』の施工方法です。フローリングをはめ込んで敷いていくだけの簡単施工!壁際の加工も木材を切るような感覚でノコギリで簡単にカットできます。ボンドとビスは使用しないので、賃貸住宅・店舗の床リフォームにおすすめのDIY床材です。

クリックeuca 『WOOD-LIKE FLOOR』は、
はめ込んで置いていくだけの簡単施工!
木のぬくもりを感じるフローリングの床へ
DIYでイメチェンできます。
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長辺のサネを斜めから奥まで差し込む
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ゆっくりおろして短辺のサネを合わせ、手で押す。
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ゴムハンマーで叩いてはめ込む。

MDF素材の特性上、クリック部分の精度を非常に高く製造しています。
そのため、少しでもズレが生じるとクリック部分がはめ込みにくくなります。
また、端の一列は少し浮く特性がありますが、約1~2か月で馴染んで落ち着きます。
浮きが治まるまでは、部屋の四隅の壁際のみ両面テープで固定する、
又は、家具などを置いて押さえるなどの対策をお願い致します。
(※浮きが治まるまでの日数は、温度や湿度などの環境によって異なります。)
今回は、部屋の四方の壁際のみ両面テープを使った方法で施工しています
※両面テープを使わずに、原状回復できる施工も選択可能です。
はめ込み式MDFフローリングの“完璧な”施工方法
部屋の壁が平行でまっすぐならいいのですが、
特に築年数が古い場所は
多少なりとも壁に歪みがあります。
壁に歪みがある場合、そのまま施工すると
壁にぴったり突きつけることができず
壁際に隙間が空いてしまいます。
ここからは、
壁の歪みに合わせて正確におさめるため、
1列目の床材を巾定規でカットしてから
施工する方法を解説していきます。
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メジャー、定規、差し金、ゴムハンマー、のこぎり、やすり、はさみ、鉛筆、軍手、墨つぼ等
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・WOOD-LIKE FLOOR クリックeuca
・両面テープ(床材固定用)
・コーキング材(必要に応じて)

※1)木質下地・コンクリート面へ施工する場合、施工の一部に使用する両面テープが接着できる下地であること。
※2)温度センサー機能付きの床暖房の上に施工可能です。(保温性のある床材の為、温度が上がりすぎる場合はNG)
施工に入る前の掃除はしっかりと!
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床にゴミが残っていたり凹凸があると、はめ込み部分に段差が生じ仕上がりに影響が出てしまう場合があります。施工前に床のゴミや汚れはキレイに取り除き、凹凸は平らにならしておきましょう。
STEP1 採寸・割り付け
壁際もきれいに仕上げるために
部屋に合わせた割り付けを行います。
今回は、列ごとに半分ずらした割り付け方法
『レンガ貼り』で施工していきます。

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まず、施工場所の奥行寸法をmm単位で測り、中心を出します。
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墨つぼ等を使って中心線を引き、中心から壁までをフローリングの幅で割り付けます。
壁際もキレイに仕上げるための
割り付けポイント
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もし、列の両端に敷く床材の幅が狭すぎる場合は、仕上がりの見た目にも影響するので、
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中心線をずらして均等になるよう調整し、割り付けを決めましょう。
STEP2 1列目の仮置き(仮敷き)
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中心線が引けたら、1列目を仮置きするための、基準線を引きます。
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基準線に合わせて、1列目となるフローリングを仮置きしていきます。
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サネが大きく見える方が、必ず手前と右側にくるように、列の左端から敷き始めましょう。
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短辺は、サネをまっすぐ落とすようにして、手で押さえてから
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ゴムハンマーを使って、段差がなくなるまで叩いてはめ込みます。
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仮置きの時点で、すこしでもズレていると後の施工に支障が出てしまうため、端をぴったり合わせてはめ込みましょう!
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列の右端、最後の1枚の手前まで仮敷きできたら、残りの長さを測って、
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カットする1枚に線を引きます。
※カットする線が必ず壁側に向くように注意しましょう。 -
線に沿ってノコギリでカットします。
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カットした切り口は、必要に応じてヤスリがけを行ってください。
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カットした切り口を壁側に向けて、はめ込みます。
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1列目の仮敷きができました。
STEP3 巾定規を作る
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仮敷きした1列目にカットラインを引くための『巾定規』を作ります。
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まず、床材を20cmほどの長さにカットしたものを用意して、
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表面の板からはみ出ている長辺のサネをノコギリで切り落とします。
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巾定規の準備ができました。
STEP4 1列目をカットする
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STEP3で作った巾定規を裏返して長辺側を壁に当てて仮敷きした床材の上に置きます。
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壁に突き付けた状態で巾定規をスライドさせるように動かし、短辺の幅寸法でカットラインを引いていきます。
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仮敷きの順番が分かるように外して、線に沿ってノコギリでカットします。
STEP5 壁際に
両面テープを貼る
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床材が浮くのを防ぐため、四方の壁際に両面テープ(床材固定用)を貼ります。
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WOOD-LIKE FLOORは、正しくクリックされていても床材の端が浮く特性があるため、壁際のみ両面テープで固定します。
※両面テープを使わずに、原状回復できる施工も選択可能です。その場合は、浮きが治まるまで、施工後に家具などを置いて押さえるなどの対策をお願い致します。
STEP6 1列目を敷く
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1列目を敷く部分だけ、両面テープの剥離紙をはがします。
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左側から仮敷きの順番通りに貼り付けて敷いていきます。
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両面テープで貼る部分は、貼り直しが難しいため、ズレないように慎重に位置を合わせましょう!
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続けて1列目を最後まで敷いていきます。
STEP7 2列目以降を敷く
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2列目以降は、貼る列の幅の分だけ両面テープの剥離紙をはがしながら進めていきます。
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ここからは、前列のサネにもはめ込んで敷いていきます。
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まず、長辺のサネを斜めに差し込みながら、
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左へスライドさせて短辺のサネの位置を合わせます。この時、短辺は隣のサネに力を入れて押し付けすぎないように、角をぴったり合わせましょう。
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長辺のサネに隙間がないことを確認し、そのまま倒すようにして短辺のサネを合わせ、手で押さえます。
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ゴムハンマーで叩いて短辺のサネをはめ込みます。
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もし、正しく位置を合わせているのに、はめ込みができない場合は、
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剥がれたサネ部分が邪魔をしていることがあるので、指でつまんで取り除きます。
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敷いていく途中では、端が浮いた状態になりますが、これはクリック仕様の特性によるもので問題はありません。
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浮いている部分は、次の列の床材の重みにより、しっかり押さえられます。

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ごくまれに、裏面のパッドが床材からはみ出ている箇所がございます。カッターで切り離してご使用ください。
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素材の特性上、サネ部分が剝がれやすくなっております。そのままでは正確にクリックできない場合があるため、剥がれた部分は取り除いてご使用ください。
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クリック後に短辺のサネ部分を取り外す際、片方のサネの一部が取れてもう片方のサネにひっついてくる場合があります。再度はめ込む場合は、取り除いてから使用してください。
STEP8 最後の1列を敷く
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幅のカットが必要な最後の列の手前まで敷くことができたら、
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まず、最後の列の床材を、手前の列の上に重ねて仮置きます。
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最後の列分を全て仮置きできたら、はじめの1列目同様に、巾定規を使って線を引き、取り外してノコギリでカットします。ここでも、順番がわかるようにしておきましょう。
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残りの両面テープの剥離紙を全てはがします。
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カットした面を壁側に向けて、最後の列をはめ込んでいきます。
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壁際の隙間が気になる場合は、コーキング材を使用してください。


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