向いていない窓や対策法も紹介!ブラインドの
メリット・デメリット
スラットの角度調整で光を自在にコントロールが可能で、豊富なカラー・機能性などメリットが満載のブラインド。様々な窓に対応できますが、その中でもあまりブラインドに向いていない窓やケースがあります。そんなブラインドのデメリットと対策法をご紹介します。
ブラインドのメリットとは?
光と視線をコントロールできる
スラットの角度を調整することで光の入り方をコントロールできることはブラインド最大のメリットです。
ここではよく使われる4通りの角度を紹介します。
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遮蔽状態
完全にスラットを締め切った状態です。最も遮蔽性が高く、外からの視線を完全に遮ることができます。壁に密着しているため、カーテンよりも光漏れが少ないのもブラインドのうれしい点です。
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スラットの凸面を外側に
スラットに当たった日光が天井を照らすため、直射日光を防ぎながら部屋を明るくします。真夏の昼など、太陽が高い位置にある場合に特に有効です。また、上からの視線を遮る効果もあります。
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全開状態
スラットを水平にした状態です。ブラインドを降ろした状態では最も明るく、眺望がよくなります。この状態では外からの視線を遮る効果は期待できません。
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スラットの凸面を室内側に
直射日光が部屋に入り、床に反射するため凸面を室外側にした状態よりも明るくなります。足元が温められるため、冬場におすすめの使い方です。また、下からの視線を遮る効果があります。
風を通す唯一の窓インテリア
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ブラインドの最大の特長は、風を通すことです。カーテン、ロールスクリーン、プリーツスクリーンでは視線を遮るためには風通しをあきらめるしかありません。
ブラインドはスラットの角度を調節することにより、視線を遮りながらも風を通すことが出来ます。
ブラインドが窓のインテリアとして、実用的な面で選ばれ続ける理由です。
浴室やキッチンにも使用できる
耐水性能
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ブラインドは布製の窓インテリアと比較して耐水性能に優れています。特に、耐水タイプのブラインドはステンレスなど錆びにくい素材を使っているためキッチンや浴室など水廻りにぴったりです。
浴室は家の中でも特に外からの視線が気になる場所の一つです。ブラインドであれば入浴中はもちろん換気するときも外からの視線を気にする必要はありません。
向いていない窓は?ブラインドのデメリットと
その解決策
断熱性が低く部屋が寒くなる
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ブラインドはすっきりシンプルな印象がありますが、その反面、機械的、淡泊など、どこか冷たさを感じる印象も与えてしまいます。
また、保温性はカーテンなどの布製の窓のインテリアより劣ってしまうので、機能面でも寒さを感じるかもしれません。
寒さが厳しい地域は、ブラインド1台では少々心配です。
寒い部屋には
他のアイテムと組みわせて使う!
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ブラインドのスライリッシュな見た目や、風通し・採光調整などの機能性は気に入っているけど寒さが心配、という方には、他アイテムとの組みわせをおすすめします。
断熱効果のあるガラスフィルムを窓に貼る方法や、ロールスクリーン・カーテンなど他の窓インテリアと組み合わせる方法もあります。
詳しくは以下のページでブラインドの寒さ対策をご確認下さい。
小さなお子さまや
ペットがいるご家庭は危険
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赤ちゃんや小さなお子さま・ペットがいるご家庭では、はき出し窓など、床まである大きな窓にブラインドを取り付ける場合は細心の注意が必要です。
ブラインドのスラットや昇降コード、操作コードなどがお子さまやペットが触れる位置にあると、コードが絡まるなど事故につながる危険性があります。
もし操作コードが長く垂れ下がっているブラインドをお使いの場合、お子さまやペットが窓付近にいる時は、目を離さないようにするか、届かない位置にまとめておく必要があります。
安全性の高い
操作タイプを選ぶ
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国内メーカーの製品は、チェーンタイプやコードタイプの操作方法であっても、通常の操作以上の負荷がかかるとジョイント部分が外れる仕様に変更されています。
万が一の事故を防ぐための工夫がなされているため、安全性は高いですが、コード自体は長いままなのでそれでも少し不安が残りますよね。そんな場合には、ニチベイの「スマートコード」タイプがおすすめです。1本の短い棒で全ての操作ができ、コードがループ状にならない安全設計です。
現在はウッドブラインドの一部の製品で採用されています。
風でブラインドが揺れる
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特にアルミブラインドは製品自体が軽量なため、風が強いとブラインドが煽られて、ガシャガシャという接触音が気になります。
風に煽られることで、音だけでなく窓枠や窓周辺の壁に傷がつく心配や、コードが絡まってブラインドが故障してしまう恐れがあるため注意が必要です。
サイズによる調整がベスト
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ブラインドの風対策については、少しの風なら市販されている振れ止めホルダーを使用するという方法もあります。
ただ、ブラインドを物理的に抑え込むため、風の圧力が製品本体にかかってしまい、故障のリスクがあるためあまりおすすめできません。
ブラインド自体、国内メーカーの耐久性の高いものにし、窓に接触しないちょうどのサイズでオーダーすることが一番の対策です。
そして、ブラインドが揺られるほどの風が吹いている場合は、ブラインドの使用を控えるか、窓を閉めるようにしてください。
スラットが折れることがある
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アルミブラインドのスラットは柔らかいので、強い衝撃が加わると折目がつきやすいです。
製品の種類によっては、スラットが一度折れてしまうと折目が消えず元に戻らないケースもあります。
見た目が悪いだけでなく、隙間からの光漏れやプライバシー性の低下がおこるため、できる限り避けたいところです。
強度をアップする
加工を施したスラットを選ぶ
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スラットの折れについての対策法ですが、実は国内メーカー品のブラインドは、そもそもスラットが折れ曲がりにくいように強化されています。
例えばニチベイのブラインドでは特殊なリブ加工によりスラットの強度をアップした「タフスラット」が採用されています。
スラットに衝撃が加わっても、タフスラットの場合は綺麗に元に戻ります。他にもタチカワブラインド、立川機工でもメーカー独自のスラット強化加工が施されていますので、安価な製品よりも安心感がありますね。
ブラインドに向かない窓でも
対処法はある!
ブラインドに向かない窓やケースをご紹介させていただきました。いかがでしたか?解決策も、お役に立てると嬉しいです。
ブラインドを気に入っていただき、窓にどうしても取り付けたい場合は、他の窓のインテリアやオプション部品をプラスしたり、そもそも高品質なブラインドを選ぶことでデメリットをカバーできます。ぜひ、参考にしてみてください。
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