ニスの研磨方法

ニスの研磨方法

ニスを塗った後は研磨をすることにより上品な艶を持った仕上がりにすることが出来ます。研磨の目的は塗り重ねるための研磨と仕上げのための研磨の2種類があります。この方法をマスターしてきれいなニス仕上げにチャレンジしてみましょう。

重ね塗りのための研磨作業

ニスを塗るとハケの通った跡が凸凹の表面になります。特に1回目の塗装では木材のごみなどが塗膜の表面上に出てくるためザラザラとした感触にもなります。この凸凹を平滑にすることと、ごみによるザラザラを取り除く目的があります。さらにもう一つ、ニスの表面に細かい傷をつけることにより2層目以降のニスの密着性を上げる効果があります。

  • STEP1
    STEP1

    ニスを乾燥させてから、洗った手で触ってみます。小さな粒のような感触がある場所を確認し、順にやすりをかけていきます。

  • STEP2
    STEP2

    #240のやすりで平面をやすりがけします。前手順で確認した粒のようなものを削り、ハケ目をなくしある程度平らになるようにします。

  • STEP3
    STEP3

    断面も同じようにやすりをかけます。角に当てないように、やすりは真っすぐ面であてるようにしましょう。

  • STEP4
    STEP4

    角を触ってみて、ざらっとしたり、異物のような感触があれば、そこだけを軽くやすりがけします。

  • STEP5
    STEP5

    最後に研いだ粉が残らないように、濡れたウエスなどできれいにふき取ります。

ヤスリの粒度について

ニス塗りの段階で上手にハケ目なく塗れている場合は、#320~400くらいのやすりを使うほうがよりきれいに仕上がります。

どのくらい削ればいいの?

それはニスの樹脂の種類がポイント
  • ウレタンニス

    ウレタンニスの塗膜は硬いため、なかなか剥がれることはありません。思い切って研磨しましょう!ただし角の部分は塗膜が薄い上、やすりが強く当たりやすいので、撫でる程度にしましょう。

  • アクリルニス・ラッカーニス

    ウレタンニスに比べると硬さは劣ります。特にホビー向けのつや出しニスは柔らかく、ハケ目を消そうとすると剥がれる可能性があるため、ザラザラした表面がサラサラになるくらいにとどめてもよいでしょう。

  • セラックニス

    木材の表面にしみこみやすい特徴を持っているため、きちんと薄く塗れていれば、ハケ目はないはずです。上塗りニスとの密着性を上げるために、#240で軽く傷をつけるように研磨するのがよいでしょう。

削りすぎの見分け方

  • 削りすぎの見分け方
  • ニスを研磨するとまるで、木材が露出したかのようにつやがなくなり心配になるでしょう。そんなときは、霧吹きで表面を湿らせましょう。吸い込むことなく左の写真のように水を弾いていれば大丈夫です。また、研磨中に木のニオイがしてきたら、ニスが剥がれている可能性大!すぐに研磨をやめて、霧吹き確認しましょう。

仕上げのための研磨作業

ニス塗りと研磨作業を3回ほど繰り返してからの仕上げ研磨作業の手順を紹介します。仕上げ研磨をせずにニスを塗っただけでもきれいな光沢が出ているはずですので、そのまま完成としてもよいでしょう。しかし、表面には多少のブツブツとした感触がありハケ目の凸凹が少しはあるはずです。これらの点が気になる場合は、これから紹介する「仕上げのための研磨作業」をお勧めします。

  • 仕上げのための研磨作業
  • 複数のやすりを使って磨き上げます

    最初は#400のやすりを使用し、細かい目のやすりを順番に使って研磨することにより、少しずつツヤが増していきます。好みのツヤになったところで、研磨作業をやめてもよいでしょう。ここでは#2000までの研磨を紹介しますが、もっときれいに仕上げたいのであれば、さらにコンパウンドで磨くという方法があります。

  • STEP1
    STEP1

    しっかりと研ぐために一晩乾燥させてから、#400の空研ぎペーパーでハケ目が消えるまで全体を研ぎます。

  • まだまだ!
    まだまだ!

    手触りはさらっと心地よくなっても、凸凹が消えていません。凸の部分のみが研磨され、凹の部分が研磨されていない状態です。

  • ここまで削る!
    ここまで削る!

    まるで、全てのニスが取れてしまったのではないかという状態です。霧吹きをして水を弾いていれば大丈夫です。

  • STEP2
    STEP2

    やすりがけで出た削り粉を拭き落とし、全体を霧吹きで湿らせます。大きな滴になるくらいでOKです。

  • STEP3
    STEP3

    水研ぎペーパー#800を使用し全体を研磨します。力加減をつかむまでは、端材に塗ったニスなどで練習するとよいでしょう。

  • STEP4
    STEP4

    白く濁った水をウエスでふき取り、さらに細かく#1500→#2000といった順序で同様に水研ぎします。

  • やすりにも複数の種類がある!

    紙やすり…普通のタイプ 安い
    布やすり…紙やすりより丈夫 値段が紙タイプの倍
    曲面布…曲がったコーナーなどに最適
    空研ぎ…目詰まりしにくいタイプ
    耐水…水をつけても大丈夫
    ニスの塗膜は熱で変質するため、水で濡らして研磨することにより変質を防ぎます。特に目の細かいやすりは熱が発生しやすくなります。

  • ツヤを出すちょっとした裏技!

    研磨した後に木部用のワックスをすり込むことにより、さらにツヤを増すことが出来ます。細かい目のやすりで研磨しても、目に見えない小さな傷がたくさんついています。その傷をワックスで埋めて平坦にすることにより、きれいなツヤを出すことが出来ます。ただし、ニスの樹脂との相性が悪いワックスもあるため、自然由来のワックスなどを用いる方がよいでしょう。

仕上げ方でこんなに違う!

WOODLOVE 水性ウレタンニスの場合
  • つや消しタイプ
    つや消しタイプ

    目に見えない凸凹によりぼやっとした反射をします。つや消し剤という成分の効果です。

  • つや有り研磨なし
    つや有り研磨なし

    非常にきれいに見えますが、ハケ跡の凸凹の形そのままに反射します。

  • つや有り #400やすりで研磨
    つや有り #400やすりで研磨

    つや消しタイプと同じような質感になります。さらっとした手触りです。

  • つや有り
    #800やすりで研磨
    つや有り #800やすりで研磨

    落ち着いたつやになります。半つや仕上げと呼ばれる状態になります。

  • つや有り
    #1500やすりで研磨
    つや有り #1500やすりで研磨

    電球のフィラメントのラインが映りこむようになります。つるっとした手触りになります。

  • つや有り
    #2000やすりで研磨
    つや有り #2000やすりで研磨

    ミツロウワックスなどを塗りこむことによりさらにつやが鮮やかになります。

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