抗菌加工生地の効果

菌の繁殖を抑えて清潔に!抗菌加工生地の効果

生活日用品にはスリッパ、靴、洗面器、まな板、スポンジなど抗菌加工されているものが多くあります。「抗菌」と聞くと衛生的なイメージはありますが、実際はどんな効果があるのか見てみましょう。





 

抗菌加工とは

   
抗菌加工にはどんな効果がある?
抗菌加工のイメージ
  

抗菌とは防臭を目的とした加工です。

汗をかいたTシャツをそのまま放置しておくと、嫌な臭いがしてきますね。
これは、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌が、Tシャツに付着した汗や皮脂、汚れを餌にして増殖してしまうためです。

抗菌加工することで、黄色ブドウ球菌の増殖を抑制し、臭気を抑えられるのです。





 
抗菌加工の方法は?
抗菌加工のイメージ
  

抗菌加工には、練り込み式とコーティング式があります。

練り込み式は抗菌剤を繊維に練り込んでしまう「前加工」。

コーティング式は出来上がった生地に抗菌剤をスプレーやコーティングする「後加工」になります。

コーティング式は、生地全体が抗菌剤で覆われるので即効性がありますが、洗濯を繰り返すことで効果が薄れてしまうデメリットがあります。

練り込み式は練り込まれた抗菌剤の上に付着した菌に対して効果があり、洗濯に強い反面、抗菌効果が出るまでに時間がかかると言われています。





 

抗菌性能試験の種類

椅子張り生地ではJISの試験に合格したものに該当するマークをつけているため、そのマークを基準に考えるのが良いでしょう。

JISの試験方法には、菌液吸収法、トランスファー法、菌転写法、ハロー法のがあり、対象の繊維製品に適した方法で行われます。ここでは代表的な2つの試験をご紹介します。

 
  • 試験のイメージ1
  • 試験のイメージ2
  • 試験のイメージ3
 
菌液吸収法

最も一般的な菌液吸収法は、抗菌加工布や未加工布に菌を染み込ませ、18〜24時間培養させた後の生菌数の増加を調べます。

培養には黄色ブドウ球菌、または肺炎かん菌のどちらかの細菌を選び、試験布は綿を用いるのが一般的です。

菌を接種した時点から培養後に増えた生菌の増加数を、加工布と未加工布で比較します。

その数値の差を「抗菌活性値」といい、抗菌性能を判定する指標としています。抗菌活性値が2以上であった場合に抗菌効果があると評価されます。





 
ハロー法

ハロー法は国際基準にはない試験方法ですが、国内において需要があるためにJIS規定に追加されました。

素材によって決められた、大きさや形状の抗菌加工済みの試験片を台の上に置き、37度で24~48時間の培養後、試験片の周囲にできるハロー(菌の発育阻止帯)の有無によって抗菌効果を評価します。

3検体の平均値から、試験片とハローを含めた長さから試験片の長さを引き、2で割った数をハローの幅とします。この数値が0より大きければ抗菌効果あり、0であれば効果なしと評価されます。





 

抗菌よりも安心な制菌加工

 
繊維評価技術協議会が認定する抗菌生地
抗菌生地のイメージ
 

一般社団法人繊維評価技術協議会では、指定の試験所でJIS規格に則って性能試験を行い、抗菌性能基準をクリアしたものにSEKマークを認証しています。

繊維評価技術協議会では「抗菌防臭」、「制菌(一般用途)」、「制菌(特定用途)」に分けてSEKマークを設けています。

特定用途とは、医療関係や介護施設向けの製品になります。

それぞれの対象菌種は、抗菌防臭は黄色ブドウ球菌。
制菌(一般家庭・食品用)には肺炎かん菌が加わります。
制菌(医療・介護用)はさらにMRSAと必要に応じて大腸菌や緑膿菌を加えることができます。

試験データを提出することで、介護施設や病院用の製品パンフレットに記載ができる菌です。



 
SEKマークの見分け方

規定の数値をクリアしたものは、抗菌防臭は青、制菌(一般用途)はオレンジ、制菌(特定用途)は赤のSEKマークを表示することができます。

製品購入の際の目安にもなりますが、制菌(特定用途)に関しては、医療機関や介護施設での用途、また行政機関が認めている業務用繊維製品に限られているので、市場で販売されていることはありません。

また、JISの改訂により今後、SEKマークが変更されることも予想されます。





 

次世代の抗菌加工

 
光触媒抗菌加工
 

近年では、光化学反応を利用した光触媒がさまざまな産業で扱われています。

セルフクリーニング効果のある光触媒は、汚れの分解や有害物質の除去、抗菌、空気清浄などの機能を持ち、繊維製品にも光触媒抗菌加工が施されるようになりました。

車の内張り生地など、紫外線があたる状況で使用する繊維製品にも光触媒抗菌加工が使われています。

JISでも光触媒製品の抗菌性能試験を行っており、評価基準に達したものには紫色のSEKマークを認証しています。





 
椅子張り生地における抗菌加工の効果
抗菌加工の椅子張り生地イメージ
 

椅子張り生地にも抗菌加工されたものが多くあります。

直に肌が触れることもある椅子やソファは、汗や皮脂などが付着し、特に夏場は臭いを発生させる原因にもなります。

洗濯が不可能な椅子やソファだからこそ、抗菌機能が必要になってきます。

 






 
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