椅子張り生地のお手入れ方法 看板画像

正しいお手入れ方法でキレイが続く!椅子張り生地のお手入れ方法

ファブリック製のソファや椅子張り生地は経年により汚れたり色が褪せてしまいますが、日頃から正しいお手入れをすればきれいな状態で長年保つことができます。それぞれの生地の特性と、日頃のお手入れ方法や汚れてしまったときの対処法をご紹介します。





 

生地の種類と特性

   
平織りの生地
平織りのイメージ
  

平織りは最も単純な織り方です。布は密度が高いほど隙間が少なく、ゴミやホコリも入り込みにくいため、日ごろのお手入れが簡単です。

平織りの密度は、糸の組み合わせ方によって変わります。同じ撚り方向の糸で組み合わせた織り方では、糸と糸が密着し平面的な仕上がりになります。

反対に異なる撚り方向の糸で組み合わせた織り方なら、生地に凹凸が生まれ密度が低くなるため、ホコリが入り込みやすくなります。





 
ジャガード織りの生地
ジャガードのイメージ
  

ジャガードは糸を複雑に交差させながら繊細な柄をつくる織物で、凹凸のある重厚な生地になります。

織物には標準の糸(ストレート糸)だけでなく、スラブやモールなどの意匠糸で織った生地もあり、起毛性のある凹凸感を生かした柄など、多彩なデザインがあります。

繊細な柄や生地の質感を損なわないように、日頃のお手入れが重要になってきます。





 
モケット・ベルベット生地
モケット・ベルベットのイメージ
  

モケット、ベルベットはパイル織りの一種です。
パイル織りとは糸をループ状に織ったもので、身近なものではタオルがあります。

モケットやベルベットの毛足はとてもデリケートで、水に濡れるとその部分の毛足が寝てしまう可能性もあるため、お手入れには注意が必要です。

アイロンは直接当てると、毛が寝てしまいテカリの原因になるので避けましょう。日頃のお手入れはブラッシングが基本です。





 
ニット生地
ニット素材
 

ニットは織物に比べ柔らかく伸縮性があるため、編み目にホコリが入り込みやすい生地です。こまめに掃除機でホコリを吸い取りましょう。

掃除機で吸い取るときは、生地を傷めないようにノズルを使用します。撥水加工が施されていれば、水拭きも可能です。





 
スエード調生地
スエード調のイメージ
  

スエードは子山羊や子牛の裏皮をサンドペーパーで毛羽立たせた柔らかいなめし革です。

日頃のお手入れとして、エチケットブラシや天然素材のブラシでホコリを取り除きます。汚れが目立ってきたときは、スエード用の生ゴムブラシを使うと良いでしょう。

汚れたゴム部分は水洗いをせずに、ハサミで切り落とすことで、常にきれいなゴムでブラッシングすることができます。





 

椅子張り生地のお手入れ方法  

 
ブラッシング方法
ブラッシング方法
 

家具用のブラシには、馬毛や山羊毛のものがあります。

山羊毛のブラシは木製家具やピアノなど、傷を付けずにホコリをとるのに適したブラシです。椅子張り生地には山羊毛より少し硬めの馬毛のブラシが良いでしょう。生地の織り目にブラシの毛が届き、ホコリを掻き出してくれます。

モケットやベルベットなどの起毛性のある生地には、柔らかい山羊毛を毛の順目に沿って整えるようにブラッシングします。





 
掃除機をかける時の注意点
掃除機のかけ方
 

掃除機は生地を傷めないためにも、ブラシノズルが望ましいです。ブラシノズルの素材は、ナイロン製よりも馬毛製の方が柔軟性があります。

掃除機の吸引力が強いと、生地が毛羽立ってしまったり、繊維が擦り切れてしまう可能性もあるので、掃除機の吸引設定は弱めにすることをおすすめします。

ソファや椅子は掃除機をかける前に軽く叩くと、繊維の隙間に入り込んだホコリが表面に出てきます。座面と背もたれの接触部分には、特にホコリやゴミがたまりやすいので、どちらかを少し押さえながら奥の方まで念入りに吸い取ります。

水拭きはできる限り避けた方が良いです。固く絞ったタオルであっても摩擦によって毛羽立ちの原因になうこともあるからです。





 

汚れてしまった時は早めに対処しましょう!

  • 汚れイメージ
  • 汚れイメージ2
 

汚れが付着してしまった場合は、早めの対処をしましょう。中性洗剤をお湯で薄め、きれいなタオルに浸し固く絞ります。

汚れの外側から内側へ向かって、ポンポンと叩くように汚れをタオルに移します。その後、吸水性のある乾いたタオルで叩きます。これを何度か繰り返すことで、多少の汚れなら落ちるでしょう。


もし落ちなかった場合は、薄めた中性洗剤を固く絞ったタオルを汚れの上に置き、その上から掃除機を当てて吸い取ります。こうすることで汚れがタオルに移りやすくなります。タオルをきれいな場所に変えながら行うことがポイントです。

作業後、すぐにカバーやクッションを置くとカビの発生の原因となってしまいます。生地表面を充分に乾燥させましょう。








 

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