椅子の張り替えだけじゃもったいない!椅子張り生地の活用術
椅子張り生地は、耐久性がありさまざまな機能を持ち合わせたものも多数あります。デザインも豊富で、椅子張りだけではもったいないと思いませんか?椅子張り生地のおすすめの活用法をご紹介します。
ファブリック製の椅子張り生地活用法
椅子張り生地は、シンプルな平織り生地から、繊細な柄のジャガード織りや高級感のあるベルベットまで多彩なデザインが揃っています。
また撥水加工や防汚加工などの機能性生地もあります。
椅子とお揃いの生地の小物や、機能を生かしたアイテムづくりに挑戦してみましょう。
テーブルランナーとは、ダイニングテーブルの中央に帯状に横断するように敷く、装飾要素の高いファブリックアイテムです。
テーブルに直接敷いても良いですし、テーブルクロスの上に敷くこともあります。柄や色がアクセントとなり、ダイニングテーブルを引き締めてくれます。
テーブルランナーは、テーブルの端から20cm程度垂れ下がる長さにすると見栄えが良いでしょう。二枚仕立てに縫うとしっかりハリのあるランナーになります。
椅子と同じ生地のテーブルランナーも、インテリアに統一感が出るのでおすすめです。
ヨーロッパでは昔から、ランプシェード張替え専門の職人がいます。
シェードを張り替えることでランプが新品のように甦ります。古くなったランプシェードを、豊富なデザインの椅子張り生地で簡単にリメイクしてみませんか?スプレー糊を使えば、簡単にシェードに貼り付けができます。
シェードの縁にフリンジやトリムをあしらうなど、アイデア次第で素敵なランプシェードに生まれ変わります。
しっかりとした椅子張り生地は、カバーにも適した素材です。
お気に入りの柄で、クッションカバーを作ってみましょう。花柄や幾何学模様でモダンにアレンジできます。
クッションの大きさに縫い代を含めたサイズで裁断し、3辺を袋縫い、残り1辺にファスナーを縫い付けます。
ファスナー付けが難しければ、スナップボタンやマジックテープを利用しましょう。
椅子張り生地は厚手のものが多いので、バッグなどにも最適です。
エコバッグならミシンで簡単に縫えますね。薄手のシーチングなどを裏地にすると、しっかりとした丈夫なバッグになります。
市販の副資材を使うと、本格的なバッグも可能です。
フラワー柄の生地に籐製の持ち手を合わせたり、無地の生地には革製の持ち手を縫い付けるとシンプルでスタイリッシュなバッグが完成します。
お子さまのレッスンバッグやランチバッグなら、ポップな柄の生地がおすすめ。撥水加工が施されている生地なら、雨の日のお出かけも安心ですね。
ビニールレザーの椅子張り生地活用法
椅子張り生地にはビニールレザーも豊富にあります。
本革のような風合いを生かして、いろいろなものをつくりたいですね。何より縫い代の始末をしなくても良いのがメリットです。
ちょっとしたアイデアで、カッコいいレザーアイテムができます。
パソコンデスクには、キーボードパッドやとマウスパッドとして活躍します。
ビニールレザーの裏面は織物などの基布となっているので、1mm程度の厚みがあります。柔軟性のあるソフトレザーなら、長時間のパソコン作業の疲れを和らいでくれるでしょう。
マウスパッドとして向いている素材は「程々に滑りやすく止まりやすい」ものが良いと言われています。
滑りの度合いは好みにもよりますが、オイルレザー調やヌメ革調のものは滑りやすく、シボ加工など表面を型押ししたタイプや、スエード調のものは滑りの度合いも少し低くなります。
滑らかで柔らかな質感のビニールレザーはブックカバーや手帳カバーにも最適。
本革は扱いが難しく手縫いやミシン縫いはおすすめできませんが、DIY向けのビニールレザーなら家庭用のミシンでも簡単に縫うことができます。
裏地には程よいクッション性があるため、本や手帳の保護はもちろんタブレットやノートパソコンなどの機械類のカバーにもおすすめです。
ステッチを入れると本格的なレザークラフトのようになります。
「菱目打ち」と、レザー用の針と手縫い麻糸があれば、ミシンを使わなくてもステッチが可能です。菱目打ちは針を通すための穴あけ工具で、キリタイプのものと櫛型タイプのものがあります。
ステッチを利用したレザーアイテム作りにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ビニールレザー
(フェイクレザー・合皮)
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