場所別に選ぶ 屋内用の塗料
壁・天井編 壁紙の上に塗る
日本で使われている壁紙のほとんどはビニール壁紙と呼ばれる素材で、少し柔軟性があります。このビニール壁紙であれば、ペンキをそのまま塗ることが出来ます。ただし、普通の水性塗料ではなく、ビニール壁紙に対応した水性塗料を選ぶ必要があります。また、布製壁紙、紙の壁紙はペンキを塗ることが出来ないため、壁紙を剥がす必要があります。
そのまま塗れる壁紙か確認しよう!
ビニール壁紙でも撥水性や防汚性のあるものは少し塗りにくくなります。通常ペンキは2回の塗り重ねで仕上がりますが、このような機能性壁紙の場合は3~4回塗り重ねることで仕上げることが出来ます。
-
目立たない所で試し塗りによる確認
実際のペンキを使って目立たない所で試し塗りをしてみるのが一番わかりやすいです。塗ってしばらくすると、ペンキをはじいた部分が斑点状に現れてきます。
-
セロハンテープによる確認
セロハンテープがしっかりと貼りつかない壁紙は、ペンキも密着しにくい可能性が高いです。写真ではわかりやすくするために色付きのテープを使用しています。
-
霧吹きによる確認
霧吹きで水をかけたとき、球状になって流れる場合は、はっ水性壁紙の可能性が高いです。水分がなじむようであればOK。
試し塗りにちょうどいいNaviaのサンプル
-
試し塗りするにも、1Lの塗料を買うのはもったいないですね。水性塗料Naviaのサンプルボトルが試し塗りに最適なサイズ。
画面では伝えられない正しい色や表面の質感を実際に触れて確かめることができます。
全カラーのサンプルが購入できるのでお好みの色の確認にも使用できます。
ビニール壁紙に普通のペンキを塗ると…
一般的な水性塗料はビニール壁紙に塗ることが出来ません。
-
ビニール壁紙に含まれる
可塑剤ビニール壁紙には可塑剤(かそざい)と呼ばれる成分が入っています。この成分がビニール壁紙の柔軟性をキープしています。
-
ペンキを塗ると染み出る
可塑剤ペンキを塗るとビニール壁紙の中の可塑剤がペンキの方へ移動して混ざります。
-
ペンキが乾いても
ベトベトするペンキが乾いても、ペンキの表面に可塑剤が残り、ベトベトした状態になってしまいます。
ビニール壁紙にそのまま塗れる水性塗料
可塑剤の影響を受けない水性多用途塗料です。
-
色濃度が高いためムラになりにくく、最も簡単できれいに仕上げやすいRESTAで1番人気の塗料です。
-
最も知名度の高いビニール壁紙対応の塗料です。多くのカラーを選択できます。
-
新エコマーク基準認定商品で、屋内の使用に特化した水性多用途塗料です。
-
通常のお部屋に最適な落ち着いたカラーの他に、色味の濃いカラーも揃っています。
-
屋内カベ用と性能面では全く同じです。和室に合わせやすい落ち着いたカラーバリエーションです。
-
屋内カベ用に比べ、防カビ性をアップしているので、湿気の多い水まわりに最適です。

PICK UP
-
1600色を超える水性塗料ケリーモア ペイント
圧倒的なカラーバリエーションを誇る水性塗料です。屋内用、屋外用があり、各種専用プライマーも充実。アメリカでのシェアは非常に高く、ゴールデンゲートブリッジやシアトルマリナーズ球場の塗装にも使用されています。環境面でも優秀で、室内用塗料はVOCを全く含まずF☆☆☆☆認定を受けています。
塗り方

自分でも簡単にセルフペイント
初めての方でも大丈夫!
誰でも簡単に綺麗に塗れます。
Q&A
-
塗った後でも
壁紙ごと剥がせる?ペンキを塗った壁紙は塗り重ねるほど固くなるため、剥がしにくくなりますが、問題なくきれいに剥がすことが出来ます。
-
何回
塗り替えできる?基本的に水性塗料に水性塗料を塗り重ねるのは何回でも可能です。ただし、20回くらい塗り重ねれば、重みで壁紙が剥がれるかもしれません。
-
何色が
オススメ?ムラになりにくい順は、黒、灰、茶、青、緑、白、赤、黄です。これは、色の隠ぺい力による差です。オススメは灰色か茶色系です!
-
-
ペンキを塗る前の壁紙の汚れはきれいに落としてから、塗装を始めましょう。ホコリや粉じんなど、いろんなものが付着しています。掃除機で吸って、固く絞った雑巾で拭いておきましょう。キッチンの油汚れはうすめた中性洗剤を使って拭き取ります。タバコのヤニ汚れは、洗剤でも落としにくいため、ヤニ・シミ止めシーラーをペンキ塗装の前に下塗りしましょう。
ヤニ・シミ止めシーラーを購入する